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Ctrl+V ◆QzVkHi5qp.



「はぁ……それにしても、一緒についてくるならせめて会話が出来る相手のほうがいいよねえ」

そう呟きながら、自分の横にいる同行者へ目を向けるグレーテル。
彼女の隣には、「ポチャポチャ」とか「チャモチャモ」とか言いながら
ピョコピョコ足音を立てて歩くペンギンのような青い生物が一匹。その名をポッチャマという。

二人(?)の現在いる場所はH-6、中央部。先程のコンビニを襲撃した謎の光線から逃げるように西へ向かっていた。
最初にいたコンビニから道を進むにつれ、平地から草地、雑木林に獣道と段々に緑が濃くなリ道の舗装も悪化して行くものの、
元々両親に山の中へ捨てられたグレーテルと世界各地を歩きまわっているポッチャマにとってはさほどの苦痛にはならなかった。
むしろ、先程の襲撃者から狙われないようにする為にわざと視界の悪い森の中へ入って行ったという可能性も
グレーテルは無意識に考えていたのかもしれない。

「そりゃ私も見た目は半分犬になってしまったけど、せめて人間の言葉が喋れる人がもう一人ぐらいいればなあ。
それならアナタももっと楽しいと思わない?」

そう言いながら横にいるポッチャマへ体を向けながら話しかけるグレーテル。
ちょうどその時、彼女の後ろ側でガサガサッと音がした。
そう、この瞬間グレーテルの「早く人間に会いたーい!」という願いは成就した。
しかしここはバトルロワイアルの会場。一般常識は基本通用しない。
特にこれから遭遇する参加者にとっては、常識・モラル・性別などは全く意味を成さない。
むしろ斜め上の方向に進む場合がほとんどである。
そう、この男、男色ディーノの場合は。


◆ ◆ ◆



レア・ほむらとの戦闘の後、ディーノが目指したのはこの島を縦断する形で配置されている、B-6→C-7→H-4間の道路であった。
より正確に言えば、その舗装された道路の脇の、崖の上や茂みの中。
そこで他の参加者が通るまで待ち伏せをして、
ターゲットを発見した場所が崖の上ならばダイビング式のシャイニングあてがいを、
茂みの近くならショルダータックルで茂みの中へ吹き飛ばしてからの男色殺法フルコースを、
それぞれお見舞いする手筈だった。無論イイ男限定で。

そんな事を考えながら歩いていたせいか、もしくは見通しの良くない森の中だったせいか、
ディーノがグレーテル達の姿に気づくのと、グレーテル達が背後のディーノの姿に気づいたのはほぼ同時。
しかも互いの距離は5m程度しか離れていない。

片や半人半獣の少女とペンギンのような生物。

片やパンツ一丁、微妙に締まりのない体型の若い男。

この二組が森の中で、互いに予期せぬ状況で出会ったら。

当然、開戦のゴングが打ち鳴らされるのである。


◆ ◆ ◆


先手を取ったのは男色ディーノ。
見た目以外は一般人のグレーテルは論外としても、戦闘の場数ならディーノを上回るポッチャマではあるが、
その戦い方はポケモントレーナーとの連携があってこそ十全を発揮するものであって、
こういった一匹で戦うとなるとどうしても若干の戸惑いは生じてしまう。

その隙を突いてディーノがポッチャマに正面から強烈なサッカーボールキックの先制攻撃。
そしてポッチャマが木に叩きつけられると、そのまま地面へ倒れる筈が「何故か」ディーノの方へ再び勢い良く飛んでゆく。
まるでレスラーがリングのロープへ振られて、その反動で相手目掛けて走っていくように。
そんなポッチャマを小脇に抱えて首投げからのヘッドロックで、ディーノはポッチャマの顔面を締め付ける。
一気呵成に攻め勃てるディーノの猛攻にパニック状態のポッチャマが有効な対策を立てる間も無く、肝心の頭脳がミシリミシリと悲鳴を上げていく。
ポッチャマの「ポチャァァ……」という呻き声が段々弱くなったところで一旦腕のロックを解いたディーノだが、
手を緩めること無く素早く立ち上がり、今度は高速のストンピングの嵐を小さなポッチャマの体に浴びせる。
初めこそ、その可愛らしい腕で健気にもガードをしていたポッチャマであったが、
ガードの隙間から非常に大人げなく踏み降ろされる踵によって、確実にそのボディを傷めつけられると
徐々にその力も弱くなりディーノがストンピングを止めた頃には両腕はダランと降ろされていた。
それでもまだ意識はあるのか、ポッチャマのクチバシが微かに動いているのを確認したディーノは
ポッチャマの体を軽々と抱えて、勢い良く地面へと叩きつける。プロレス技の基本中の基本、ボディスラムだ。
そこまでしてようやくポッチャマの動きが止まったことを確認したディーノが、
枝振りの良い木の根本で顔面蒼白になっているグレーテルへ向かって口を開く。


ちなみに先制の一撃からここまで10分もかかっていない。実にハイスパートな流れである。

「あらら……ちょっとヤリすぎちゃったかもしれないわね。でもねそこのケモノっ娘、1対2のローンバトルってホントにキツイのよ。
片方に反撃しても、もう片方に隙を突かれてコーナーポストに追い込まれるし、ツープラトン技はとんでもなく痛いし。
だからね、あの小動物には見せ場もなくて悪いけど、さっさとリタイアしてもらいたかったのよ」

そう、ディーノはプロレスラーという職業上、数的不利がいかに過酷なものであるかを身を持って知っているのだ。
それ故に過剰な程の攻撃をポッチャマに与えて是が非でも戦闘不能に追いこみたかった。
なにしろ、プロレスにおいてタッグマッチは単に2対2という単純な物ではない。
とあるプロレス史上における名タッグが、タッグマッチについてこんな名言を残している。


「1+1は2じゃないぞ。俺達は1+1が200になんだよ!え!10倍だぞ10倍!」


このように、傍目からは窺い知れない程の実力を発揮するのが、タッグマッチなのである。


◆ ◆ ◆


「さて、ここからは普通ならジックリねっちょりしっぽりとシングルマッチを楽しみたいのだけど……貴女、女だもんね。
全く、何時になったらイイ男に出会えるのかしら。そういう訳だから、さっさと3カウント取らせてもらうわ」

そうしてグレーテルへ向かって死刑宣告を告げたディーノが、今度はゆっくりとグレーテルへ近づいていく。
慌てたグレーテルはポッチャマの様子を見るが、ピクリとも動く気配はない。
そうしている間にも一歩一歩ディーノは間合いを詰めていく。
グレーテルの支給品には他に武器になりそうな物は無い。
反撃の余地はゼロ。勝ち目無し。
ジ・エンド。

「う、うわああああ!!」

恐慌状態になったのか、グレーテルは自分のディパックごとディーノ目掛けて投げつける。
バックの中身が飛び散るほどの勢いでディーノに命中するものの、勿論ディーノにさしたるダメージは無い。
しかし、何故かそこでディーノの足が止まる。なぜならば。


彼は見てしまった。
見つけてしまったのだ。
グレーテルのバッグの中身からはみ出たソレを。
彼にとっては、ある意味誰よりも有効な支給品を。
彼以外にとっては、全くの無意味と言われても仕方のないモノを。

そして彼は笑う。笑う笑う笑う。
ソレを見つけた自分に支給されているアレを。
当初はトロトロの後でキツキツを楽しむぐらいしか使い道が無いと思っていたアレを。
自分の支給品であるアレと、今見つけたソレの組み合わせをこの会場で誰よりも使いこなせる自分を。

グレーテルに支給されていた支給品の一つ。
それは支給品と呼ぶにはあまりにも異質過ぎた。
なぜならそれはあまりにも強く、雄々しく、
そして何よりも、あまりにも卑猥過ぎた。

グレーテルに支給されていたのはDDTプロレスリング所属の超一流レスラー。
人呼んで「地獄の墓堀人形」「魔界の人形」「オランダ・バッドアス」「カート・アングルが認めた男」

そしてディーノは万感の思いを込めてソレ、いや彼の名を呼び、抱きしめる。


「よ……ヨ、ヨシヒコおおぉぉ!!!!!!」


その名を坂井ヨシヒコ、通称ヨシヒコと呼ぶ。


◆ ◆ ◆


(な、何なのよこの変態は!露出狂かと思ったらホモかと思ったら今度は人形趣味!?)

一方、ディーノと遭遇してから一方的に場の空気を握られていたグレーテルだが、
ディーノが彼女の支給品だったブサイクな人形を抱きしめているディーノを見て
ようやく自分の状況を確認するだけの余裕を取り戻す。

先程の猛攻を受けたポッチャマもダメージはあるものの、
何とか自分の側へ向かって這いずるだけの体力はあるようだ。
勿論グレーテル本人には何の肉体的ダメージは無し。
そして肝心のディーノはあのヨシヒコとかいう人形に気を取られている様子。
これなら今のうちにこっそりと森の奥へ一目散にダッシュすれば逃げ切れる……
そう考えたグレーテルがゆっくりと物音を立てずに移動しようと立ち上がり
ポッチャマを抱きかかえたまさにその瞬間、ディーノから死の宣告が告げられる。

「あらぁ~?どこへ行こうというの?知っているの、プロレスラーからは逃げられないって事を」

勿論真っ赤な嘘ではあるが、マイクパフォーマンスも超一流であるディーノのハッタリを
真に受けてしまったグレーテルは足を止めてしまう。

「貴女には、彼を私へ託してくれたお礼を是非しなきゃならないのに……
それを無碍にしようっていうのこのクソアマがぁ!!」

そうグレーテルを威嚇したディーノが自分のディバッグから取り出したのは
何枚かが束になったアメリカ合衆国国旗、通称星条旗のシール。
その中から一枚を取り出しヨシヒコの肩に貼りつけた瞬間、その異変は起こった。

グレーテルより細かったヨシヒコの腕が太くなり。
ディーノより薄かったヨシヒコの胸板が厚くなり。
ポッチャマより小さかったヨシヒコの体が大きくなり。
三人の誰よりも表情が乏しかったヨシヒコの顔がバタ臭くなった。


ぶっちゃけハルク・ホ○ガンそっくりになったのである。


この異変を起こした正体は勿論ディーノの支給品。
その名前は説明書にこう書いてあった。
「北米化パッチ」と。


「さあ、ちょうどこれで立派な2対2。タッグマッチを始めようじゃないの!!」



【H-06 中央部/1日目・黎明】


【グレーテル@よもやま四方山】
【状態】軽度の火傷
【装備】ボロ服
【道具】モンスターボール(ポッチャマ)
【思考・状況】
基本:ここから脱出する
1:ディーノ・ヨシヒコ組から何とかして逃げる。無理なら戦う。
2:ポッチャマの怪我が心配。

【ポッチャマ@ポケットモンスター】
【状態】全身打撲(中)
【装備】なし
【道具】なし
【思考・状況】
基本:ディーノに借りを返す。
1:ポチャポチャッ!!


【男色ディーノ@DDTプロレスリング】

[状態]:健康 男の体を触りたい、舐めまわしたい、いれたい。
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品0~2
[思考・状況]
基本思考:アナル♂ロワイアルの優勝者となる
1:ヨシヒコとのタッグで、グレーテル・ポッチャマ組から3カウントを取る。


【ヨシヒコ@DDTプロレスリング】

【状態】:健康
【装備】: 北米化パッチ×1
【道具】:なし
【思考・状況】
基本思考:……


※グレーテルの基本支給品一式と、コンビニ弁当、ランダム支給品0~1の入ったディバッグが付近に落ちています。


【支給品解説】

【ヨシヒコ@DDTプロレスリング】
グレーテルに支給された。
DDTプロレスリングに所属するプロレスラーである。通称「地獄の墓堀人形」「魔界の人形」「オランダ・バッドアス」。
また、WWEのバックヤードにてDDTのビデオを観て大絶賛していたという「カート・アングルが認めた男」でもある。

なんとなく想像が付いているかもしれないが、ヨシヒコの正体はダッチワイフ。
故にキャッチコピーが「~人形」「オランダ~」となっている(ダッチは英語で「オランダの~」の意味)。
人形であるために動くことは出来ない。そのため、対戦相手にはとてつもないプロレス脳を求めることになる。
実際、TAKAみちのく選手はヨシヒコ選手にクラッチをさせる際に背中向きに肩関節が逆になった状態でクラッチさせるというミスを犯している(実況では「ルーズジョイント」「脇固め系が効かない」とフォロー)。
だが、プロレスラーのスキルにより、人形と戦っていると思えない熱い試合を見せ、観客も次第に人形であることを忘れるという。
特技は人形であることにより、常人には出来ない空中殺法を見せることが出来ること。場外への高々と舞い上がる「6次元殺法」のプランチャー、
(ディーノが投げつけることによる)超高速のムーンサルトプレスなどで観客を沸かせている。
ただし、空気で膨らませる人形であるが故に壊れやすいのも欠点。攻撃で頭を潰されたり、相手選手によって場外へと投げ飛ばされたときに、
会場の階段や椅子に引っかかって損傷することもしばしば。
KO-Dタッグ選手権ではオランダ・バッドアスで復活するも片腕が取れ、内蔵の風船が飛び出す(村田アナいわく「放送できない状態」)というボロボロ状態になった。
ちなみに、体重は空気を含めて約500グラムであるが、リングコールでは何故か2パウンド(約900グラム)となっている。
(以上、ニコニコ大百科より抜粋)

参考動画
タッグ編
ttp://www.nicovideo.jp/watch/1332739962
シングル編
ttp://www.nicovideo.jp/watch/1332780078


【北米化パッチ@エキサイティングプロレス】
男色ディーノに支給された。支給枚数は5枚。
見た目は星条旗柄のタトゥーシール。
これを貼り付けると身長・体重、思考や行動が実に北米っぽくなる。
簡単に言うと、ニコニコ動画のタグにある北米版〇〇の動画のキャラになる。
メリットは強靭な肉体を手に入れられる事。テンションが上がる等。
デメリットは弾幕(魔法・魔術・飛び道具)など花拳繍腿!と言わんばかりの脳筋になる事。
基本的に効果があるのは参加者のみだが、ごく一部の支給品にも効果がある(かもしれない)。
但し、シールの粘着力が弱いのか、プロレスの1試合分なのか、効果があるのは60分間である。

以下に参考動画をいくつか上げておくので、参考にして下さい。

実は最古のアイマスMADだったりする
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1540

エクスカリバーさん
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm16297343

契約ドライバー
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm13902399

(T×T)サーニャー サーニャー
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm12432920





sm46:私達はまだ本気出してないだけ 時系列順 sm48:士郎から寅丸星は大変な槍を奪い返しに来ました
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sm18:Rated-RKO 男色ディーノ sm54:固い、強い、ピンポイント!




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