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あいさつの決闘者 ◆FbzPVNOXDo



「酷いな」

あいさつ広場。
普段ならば、綺麗に整備され、汚れ一つ無い白い建物が立ち並んでいる筈のこの場所が
今は殺し合いの跡を刻み込んだ戦場と化していた。

辺りに建物や木々は薙ぎ倒され、無造作に複数の遺体が転がっている。
その中で一際異彩を放ったのが、ミイラのようになった一つの遺体。
辛うじて少年であることが分かるが、一体何が起これば、この少年の様な遺体が出来上がるのだろうか。

「あれは」

その少年の遺体から、少し離れた場所で小柄な中年男性が倒れているのを見つけた。
一瞬、あれも遺体かと思ったが、僅かに動いているので生存者に間違いない。
何時でも戦闘が可能なように身構えつつ、男性に接近し揺すってみる。

「ん……ワシは?」
「寝てたよ」

肩を抑えながら総統閣下は周りを見渡す。
ドームに行くはずが、こんな場所で眠ってしまうとは。
どうやらゴンさんとアサシンとの戦闘が、思いも寄らぬ疲労を招いてしまったようだ。

「聞きたい事があるんだ。
 ここに来る途中遺体ミイラのような、遺体があったんだけど何か知ってないか?」

ミイラのような遺体。閣下の頭に浮かんだのはゴンさんだった。

「さあな。ただ、誰かの為に戦っていたというのは、何となくだが分かる」

僅かながらに残っていたアニメ、漫画の知識から閣下が答えられたのはそれだけだった。
だが、ありがとウサギは何かを納得したかのか、それ以上の追求はしてこない。

聞きたい事は聞き出せた。
もう、この男は用済みだ。ここで殺しても良いだろう。
しかし、何故だろう。どうにも殺す気にはなれない。
もちろん、今更偽善ぶるつもりはないし。ましてや、こんな得体の知れない男に情でも沸くはずも無い。

(ここが、あいさつ広場だからか……)

全てと決別し迷いを捨てる。
そのつもりで、ここに来たというのに何て皮肉だろう。
結果として、迷いは更に深まったかもしれない。

その時、ザクッという嫌な音が響いた。

閣下とありがとウサギは即座に音のする方向へ視線を走らせる。

そこには、泣きながら仮面を付けた遺体の首を剣で切断している犬耳幼女が居ました。
手も犬の物なので、掴みづらそうにしているけど、一生懸命切断しているんDA!

「なんで、こん、な事……」
「我の服が雑種の血で濡れるのは不愉快だ。そら、もう少しで首が取れるぞ?」
「もう、嫌だアアアアああ!!!」

その横で笑みを浮かべているバイクスーツの男。
閣下は見覚えがあった。間違いなく殺し合いが始まり、アカツキと共に出会ったギルガメッシュだ。

「お前、何やってるんだよ……常考」
「ほう、生きていたかしぶといな。
 見てと通りだ、首輪を外させている。」
「いや、理屈は分かる。首輪のサンプルは重要だよ、解析するにもこいつは避けては通れないと思うが」

そこまで言って続きを言うのを止めた。
言っても聞かない。この男はそういう男だ。うろ覚えながらも、閣下はそう知っている。

「首輪……取れました」
「ふむ。よくやったグレーテル、褒めて使わす」

なるほど、あの二人の男女は主従関係のようなものか。
事態を冷静に分析しつつ、ありがとウサギは思考を巡らす。

今、この場には殺すべき対象が三人居る。
その内、二人は大した事はない。グレートありがとウサギにならなくとも、この槍で殺せる。
問題は、あのバイクスーツの青年ギルガメッシュとやらか。
恐らくあの三人の中では最強だ。だが、幸いな事に隙だらけで油断している。

(いける、か?)

最初にギルガメッシュを殺し、動揺している内に残りの二人を始末する。
単純だが悪くは無い作戦だ。

(いや、ここは……)

だが、決心できない。

何か不確定要素がある訳ではない。
最悪、疲労は倍になるが、グレートありがとウサギだってある。
勝てない戦いじゃない筈だ。


(怖い……のか?)

脳裏に張り付いて離れない少年のミイラ。
あれが自分の、殺し合いに乗った殺人鬼の末路に見えて仕方ない。

(振り切らなければ)

今、理解した。
ありがとウサギに足りないもの、それは正義だの、悪だのそんなものじゃない。
もっと単純で、簡単なもの。

それは勇気だ。

恐怖を乗り越え、我が物とする勇気が足りなかった。

とうの昔に迷いは捨てていた。だが、覚悟が足りなかった。

生き抜くためには覚悟が必要だ。

「おい」

手にはゲイ・ボウ。

「僕と戦え」

ギルガメッシュが不適に笑う。

「ふん、雑種風情が噛み付く相手を間違えたな。無謀と勇気を履き違えたか」
「僕は覚悟をしなければならない」

統率の取れたコンビネーションで自分を追い詰めた聖達のように。

自らの命を犠牲にし、仲間を助けたあの男のように。

ありがとウサギも覚悟を持たなくてはならない。人を殺す覚悟じゃない。
生き抜くという覚悟を。

死の恐ろしさを背負い生き抜く勇気を。

「早死にが望みか? ならば、我が直々に引導を下してやろう」
「え、嘘。また殺し合いに乗った人?」
「またマーダーか! 畜生め!!!」

状況は3対1。

一人は怪我人。更にもう一人はただの子供。

一見戦力外に見える彼らだが、あまり有利ともいえない。
支給品次第では、想像もつかない力を手に入れている可能性もある。
正面から戦うなど、最早ただの馬鹿だ。



「非合理的なのは、分かってるさ。だが――ここで止まっていては先には進めないんだ」



この戦いで何かを手に入れられる確証がある訳でも無い。
だがそれでも、止まるよりは進んだほうがいい。


その決意を表すかのようにありがとウサギは駆ける。

立ちふさがるは、英雄王ギルガメッシュ。





【D-09 森林/一日目・昼】


【グレーテル@よもやま四方山】
【状態】軽度の火傷、打撲、疲労(小)、血塗れ
【装備】ボロ服
【道具】ディーノの基本支給品一式、ポッチャマ@ポケモン
    浜口優かも×3@学校で配られたDVDがひどい件、剣(石)@Minecraft、弓と矢×8@Minecraft、アサシンの首輪
【思考・状況】
基本:出来れば死にたくない
0:どうしよう……
1:ギルガメッシュに着いていく
2:愉悦…
3:自分のデイバックを回収する
※モンスターボール(ポッチャマ)が壊れたため、引っ込めることができません
※ギルガメッシュと情報交換をしました
※会場からの脱出は諦めました


【ギルガメッシュ@Fate/stay night】
[状態]:打撲
[装備]:王の財宝@Fate/stay night(空)、天の鎖@Fate/stay night、
[道具]:基本支給品一式、作業台@Minecraft
[思考・状況]
基本行動方針:気の向くままに行動する。
0:この世界の愉悦を堪能する
1:主催者を殺し王の財宝を取り戻す。
2:ポッチャマに興味。グレーテルはポッチャマのおまけ。
3:男(木原)は今度遭ったら殺す。
4:ありがとウサギを殺す。
※自身にかけられている身体能力の制限に気が付きました。
※殺し合いの参加者が別の世界から呼ばれていると考えています。
※アカツキ電光戦記と総統閣下シリーズ、よもやま四方山の世界を知りました。
※ギルガメッシュがこの先どこへ向かうかは次の書き手さんにお任せします。


【総統閣下@総統閣下シリーズ】
[状態]:疲労(大)、左肩負傷
[装備]:出刃包丁@現実、キー・オブ・ザ・グッド・テイスト@人造昆虫カブトボーグV×V
[道具]:基本支給品一式、大量のマンガと本、カイジの地下王国豪遊セット(ポテチ、チーちく、肉じゃが、ビール×4)@逆境無頼カイジ 破戒録編
[思考・状況]
基本行動方針:生きて祖国に帰り可能であるのなら二次元に行く。打倒主催。
0:他の参加者を求め、北のドーム球場へ向かう。が、その前にありがとウサギに対処。
1:情報収集。首輪の解析
2:主催者どもは必ず倒すが、具体的な作戦及び行動方針はこれから考える。
3:クリーパーを失うのは惜しかった…
4:メイトリックスと譲治を警戒……?
5:青鬼とレーザー、およびそれを発射した「何か」を警戒。
6:本に出てきたキャラやギルガメッシュが参加者……? あとでギルガメッシュから話を聞いてみるか。
[備考]
※出典はあくまで総統閣下シリーズ、現実や最後の十二日間での真面目な独裁者ではありません
※サブカル知識も豊富ですが、なんらかの制限がかけられている可能性があります
※ギルガメッシュ他、数人の参加者について情報を得ました。
※アカツキ電光戦記の世界を知りました。
※別の世界から呼ばれたのだとギルガメッシュから聞きましたが半信半疑です。
 ただし、本や考察を通して考えが変わりつつあるようです。
※総統閣下のノートには今まで見聞きした事のまとめや考察が数ページにわたって書いてあります。
※クリーパーの説明書を読みました。
※総統閣下の持ち出した本やマンガの詳細は次の方にお任せします。ただしDVDやBDは持ち出していません。
※過去に読んだ「HUNTER×HUNTER」を思い出しました


【ありがとウサギ@あいさつの魔法】
[状態]:疲労(中)、通常状態
[装備]:必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)@Fate/Zero
[道具]:基本支給品、ウォーロック@ストライクウィッチーズ、ランダム品(0~1)
[思考・状況]基本思考:優勝し生き残る。
0:ギルガメッシュ達を殺す。
1:覚悟を決める。
2:遊星、研、もこみち、ムラクモを探し殺す。
3:生き残る事で、自分の正しさを証明する。
4:非合理的でも、ともかく今は進んでみる。




sm117:(そのときふしぎな事が起こっちゃ)いかんのか? 時系列順 sm119:激戦の!ソウル・バーニングバトル!
sm117:(そのときふしぎな事が起こっちゃ)いかんのか? 投下順 sm119:激戦の!ソウル・バーニングバトル!
sm95:危険な参加者達【独裁者×暗殺者×狩人】 総統閣下 sm131:AU王に挑んだウサギ
sm92:バトロワで出会ったAUOがひどい件 ~GO!GO!館を占拠☆~ ギルガメッシュ sm131:AU王に挑んだウサギ
sm92:バトロワで出会ったAUOがひどい件 ~GO!GO!館を占拠☆~ グレーテル sm131:AU王に挑んだウサギ
sm115:正義の在処 ありがとウサギ sm131:AU王に挑んだウサギ




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