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恐怖!精神病院 ◆FbzPVNOXDo



ジャックの返答はケイネスとの別行動だった。
ケイネスやメアリーの事は気になったが、やはり仲間である遊星との合流を優先したいのだろう。
ジャックは遊星が向かいそうな、サティスファクションタウンに向かう事にした。

「パパ疲れちゃった」
「そうだな。少し休むとしよう」

ところ変わって、ケイネスとメアリーはこんなところに来ていた。
最初はハリボテエナジーが来た方向へ向かったものの、あったのは鼻の長い妙な生き物と老人の死体のみ。
周囲を確認してみたが、来るのが遅かったのか何も無い。
鼻の長い生き物は気になったが、ここに居ても何も進展しないと考えケイネスは更に足を進めた。
実は危険人物であるゴンさんが近くに居たのだが、互いに気付かずニアミスをしていた事を彼は知らない。

そうして歩いていく内に夜が明ける。
気付けば数エリア程、横断しており妙な建物に辿り着いていた。
ケイネスはまだ歩けるが、幼いメアリーは相当疲れてしまったようだ。
ケイネスはこの建物で休息を取る事にした。

「精神病院をこんなところ? 妙だな」

最初にここを訪れたアカツキと同じくケイネスも、精神病院をこんなところ呼ばわりはどうかと疑問に思ったが
気にするほどの事でも無いと思いこんなところへ入る。

「メアリー……私から離れてはいけないよ」
「うん」

見た所、ケイネスがここに来る前に何者かが争ったような形跡がある。
更に殆どのドアの鍵も開いている。
つまり誰かがここを探索した後、戦闘に入ったのだろうとケイネスは推測する。
そして、その危険人物がここに居る可能性も捨て切れない。

(私一人ならともかくメアリーを危険に晒す訳には……ここは早急に去るべきか?
だが、この戦いでもし魔術が使われているのであれば放っておく訳にもいかない……)

出来る限り神秘の秘匿を行いたいが、下手をすればメアリーを危険に晒してしまう。
かといって放っておくのもどうかともケイネスは悩む。

(だが人の気配はしないし、少なくともここで戦闘を行った者は既に立ち去った後という事か? ……あまり使いたくは無いが仕方あるまい)

ケイネスは水銀を取り出すと詠唱を始める。
水銀を使いこんなところ内を調べ、危険人物が居れば離脱し居なければこんなところに留まるつもりだ。
詠唱を終えた、次の瞬間、水銀は生き物の様に動き出し

「トゥットゥルー!」
「え、なにこれは(驚愕)」

可愛らしい声を上げた。
念のため、水銀を操作してみる。
その度に可愛らしい声で反応したが性能は落ちていない。


「キャスターのマスターめ、何か仕掛けをしたのか?」

性能は落ちていないものの、一々声を出されては偵察や暗殺には使えない

(これでは誰かが居た場合気付かれてしまう。おのれ……)

偵察に使えない以上、やはりここに留まるのは危険かと考えケイネスはこんなところから離れる事にする。
ケイネスとしては安全を確認できない場所で、メアリーを危険に晒すのは避けたいからだ。

「すまないメアリー、ここに居るのは危険だ。離れよう」
「うん、分かったパパ」

メアリーの疲労具合から考えて、あまり遠出は出来ない。
何処に向かうかケイネスは考える。

(近くにはロイドの店とやらと、ファミリーマートというものがあったな。距離的にはファミリーマートの方が近いか。
ならファミリーマートに向かい、そこで休息を取るか)

次の目的地をファミリーマートとしケイネスは歩き出した。

「――ッ。メアリー!?」

瞬間。背中に悪寒が走る。
嫌な予感がしケイネスは横のメアリーへと顔を向けた。



「あ……あああ」

横にはブルーベリー色の巨人が立っていた。
それは、あのアカツキですら畏怖する程の恐怖を纏っている。
更にケイネスの礼装である、水銀ですら巨人の接近に反応出来ていない。
幾つかの疑問が浮かび上がるが、ケイネスにとってそんな事は大した問題ではなかった。

「め、メアリー……」

メアリーと呼ばれた少女。
それは既に首から上の無いただの肉塊と化していた。
ブルーベリー色の巨人はメアリーの首から上を、その巨大な口の中でクチャクチャとガムの様に音を立てながら噛んでいる。
しかも、わざわざケイネスに口の中を見せる様に噛む度に血まみれの口内をこちらに見せながら。
巨人が口を開き噛む度にメアリーの愛嬌のある可愛らしい顔は歪んでいき歪な形に歪んでいく。
目は飛び出て脳みそは弾け。整った髪は巨人の唾液と混じり、肉片と一緒にグチャグチャな肉団子のような物へと変わる。
そのような見るに耐えない光景を何度も何度もケイネスへと巨人は見せ付けてくる。

「うわアアアアアアアアアアアアアアああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアあああああああああ
 アアアアアアアアあああああああああああああああああアアアアアアアアアアアアアあああああああああアアアアアアアアアアアア
 アアアアアアあああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああアアアアアアアアアアあああああ
 あああああああアアアアアアアアあああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああ
 あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

何度も吐き、何度も涙を流し、何度も泣き喚く。
そこには、ケイネスの一流の魔術師としてのプライドは微塵も残っては居なかった。
それを見た巨人はニヤリと笑うと、メアリーの残った体を口にほうばる。

「やめろ……これ以上メアリーに触れるなああああああああああああああああああああ!!!!」

魔術を使うのも忘れケイネスは巨人へと掴みかかる。
だが魔術師である事を除けば、ただの一般人と大差ないケイネスでは巨人の巨体に適うはずも無い。
その太い豪腕でケイネスを薙ぎ払い、地べたで苦しそうにもがいているのを確認すると
ケイネスの前で巨人は残ったメアリーの体を食べ始めた。

クチャ……クチャ……ゴリ……ゴリ……クチャリ……

何度、肉が噛まれ骨を噛み砕く音を聞いただろうか。

グチュッ

「ああ……メアリーの目が……あははは……」

グチャ……クチャ……

「あはははははは……まるでメアリーが肉団子のようだ。あははははははは」

ゴクン……

巨人の食事が終わった。
残ったケイネスはただ笑っている。
涙を流し狂ったように笑っている。

巨人がこちらを向いた。
次はケイネスを食べるつもりなのだろう。

「ははは……メアリー……」

ケイネスは巨人が自分を食べようと、口を開けて迫ってくるのも気にせず笑い泣いている。
それを楽しむ様に巨人もゆっくりとケイネスへと近づく。

「ケイネェェェス!!!」

巨人の口がケイネスに触れようというところで、ケイネスとは別行動を取ったはずのジャックが突っ込んで来た。
そのままジャックに押し倒される形でケイネスは事なきを得る。

「なんだ、あの化け物は……。ケイネス逃げるぞ!」
「メアリー……メアリー……」
「しっかりしろ! ケイネス!!!」

どうやらケイネスは錯乱状態の様だ。
まともな話も出来そうに無い。

「……許せ」
「うっ……」

ケイネスの鳩尾へ一発、拳を叩き込む。
そのまま力なくケイネスはジャックにもたれ掛かる形で意識を失った。
ジャックはケイネスを急いで担ぐと、巨人から逃げるようにこんなところの更に奥へと走ってゆく。

「出口から離れてしまっている……。何処か別の場所からここを離脱し奴を撒かなければ」

後ろから追いかけてくる巨人を気にしつつ、ジャックはこんなところからの離脱及び巨人を撒く方法を模索する。
今は何とか逃げ切れているが、やはり室内で逃げ回るのにも限界がある。
かといって、精神病院だけあって簡単に外に出れる場所も無い。

(エレベータ……? ちっ他に逃げ道は無い……)

ジャックは足を早め更にスピードを上げると、そのままエレベータに乗り込む。
巨人が眼前にまで迫ってくるが、それよりもはやくエレベータのドアがしまった。

(これで一安心といったところか……)

一先ず疲労しきった体をエレベーターの中で休ませる。
何せ巨人に追いかけられよりも前から、走りっぱなしだったのだ。
疲労もかなりのものだ。

(メアリー……。いやあの少女は……)

サティスファクションタウンに向かう為、ケイネス達と別行動を取っていたジャックだが一人になり冷静になった所で妙な事に気付いた。
その妙な事とはメアリーの事である。
ブック・オブ・ジ・エンドにより、偽りの過去が挟み込まれメアリーは仲間と認識しているジャック。
その事については疑いようが無かった。メアリーは自分の仲間だと断言できた。
問題はそのメアリーがケイネスの娘だという事だ。
もし、そうならあまりにも歳が違いすぎる。
そして全てメアリーのお陰といったが。では不動遊星とは何なのか。
確かにメアリーのお陰で様々な事件を解決してきた。しかし同時に不動遊星も同じ事件を解決している。

あの時はケイネスやメアリーの暗示に掛かり冷静な判断が出来なかった。
だが一人になり頭を冷やし、冷静に判断した結果ある結論に辿り着いた。

そう、ジャックの記憶が正しいのであれば、二人の人間が同じ事件を同時に解決しているのだ。

全て真実であるが故に起こる矛盾。

これらの疑問がジャックを突き動かした。
もし本来の所有者である月島ならこんなミスはしなかっただろう。
遊星の活躍を、全て自分の活躍として過去を挟み込み。
年齢の問題も、別の過去を挟む事で矛盾を無くす。
だがメアリーは所詮子供、記憶を挟む際にこの矛盾点に気付く事が出来なかった。
ジャックはサティスファクションタウンに向かうのを中断し急いでケイネス達を追い、そして現在に至る。

「ケイネスのディバッグ……」

ケイネスを担ぐ際、咄嗟に回収しておいたディバッグに目をやる。
エレベーターが目的の階に着くまで、さほど時間は無いが、ここで確認しなければならないとジャックは思った。
出てきたのはメアリーのブック・オブ・ジ・エンドとその説明書。
次に少女が描かれた絵画とその額縁。

「そういう事か……」

ブック・オブ・ジ・エンドの説明書に書かれた内容を読み、ジャックは拳を握り締める。
全ては捏造。あの記憶は全て作られて偽りの物だったのだ。
見ればブック・オブ・ジ・エンドの解除法も載っていた。
もっとも、既に全てに気付いたジャックは自分には必要ないと判断したが。

「ケイネスはそうもいかないな」

ケイネスはちゃんと説明しても、話を聞いてくれるか分からない。
起きて辺に抵抗されるよりは、寝てる間に解除を行おうとジャックはブック・オブ・ジ・エンドをケイネスへと向け

「トゥットゥルー!」
「何!?」

可愛らしい声を上げる水銀に吹っ飛ばされた。

「ぐはっ……。ケイネス……」
「その刀……やはり貴様は私を……」
「違う! 落ち着け……」

錯乱しているケイネスはジャックの話など聞きもせず、水銀を刃状にし斬りかかる。
迫り来る水銀の刃、ジャックはブック・オブ・ジ・エンドでそれを受け止める。
金属を思いっきり打ち付けたような甲高い音がエレベーター内に響く。


「話を聞け! お前の記憶は改ざんされている! 他の誰でもないメアリーにな!!」
「メアリー……。メアリィィィィ!!!!!」
「トゥットゥルー♪ まゆしぃ☆です」

メアリーという単語が悪かったのか、水銀の力が強まったかと思えば突如分裂した。
そのまま分裂した水銀は、無数の刃となってジャックを斬り裂かんと迫ってくる。
いくらジャックと言えど、この狭い室内でこの刃を全てかわす事は不可能。

――チンッ

その時、この場には不似合いな、間抜けな音と共にエレベーターのドアが開く。
そこに退路を見出したジャックが飛び出そうとした瞬間。

「なっ……何時の間に?」

あのブルーベリー色の巨人が立っていた。

後ろには水銀の刃。前方には巨人。

ジャックは舌打ちをすると、巨人へと向かって駆け出した。
巨人の真横、脇の下を潜り抜けようとしているのだ。
だが一歩間違えれば巨人に捕まり、そのまま殺されるかも知れない。しかし、それ以外に活路は無い。
ケイネスの事も気になるが、巨人の背後を取れば後はブック・オブ・ジ・エンドで斬りつけるなりすればどうとでもなる。
この殺し合いに呼ばれてから、いや今まで生きたなかで一番速く足を動かし走ったかも知れない。
迫る水銀の刃と青い巨大な手。
それらから、逃げる様に鬼の脇下をジャックは潜り抜けた。

(上手くいったか……)

生きた心地がしなかったジャックだが一瞬の安堵の後、巨人の背後を取り斬り掛かる。
しかし、巨人はジャックの動きを読んでいたかのように後ろを向くと、腕を振るいジャックを薙ぎ払う。
「がはっ……」
口から酸素を吐き出し呻き声を上げながらジャックは壁に叩き付けられる。

「よくもメアリーをォォォ!!!」

ジャックが薙ぎ払われた直後。
メアリーを殺された怒りに任せ、ケイネスは水銀を槍状に変形させる。
水銀はケイネスが操作した通り巨人の胸を貫かんと迫っていった。
このままいけば、水銀が巨人の体を貫き巨人――いや青鬼は息絶える筈だ。
青鬼といえど不死ではない。胸を貫けば死に至る。

だがケイネスは一つ見落としていた。

青鬼も参加者の一人であるという事を。

そして参加者ならば、必ず一つは支給される物があるという事を。

「何?」

ケイネスの操る水銀は青鬼の胸の軌道上から離れ、まったく別方向へと逸れてしまった。

青鬼の手には、何時の間にかマントのようなひらひらした物が握られている。
意図して青鬼が使っているのか、何も分からず適当に振り回した結果なのかは分からない。
そのマントに弾かれるように、水銀は明後日の方向へ逸れているのだ。

(なんだ……あの化け物の能力……?)

「逃げろォォォ!!」

「ッ? しまっ……」

ジャックの叫びに我に返ったケイネスだがもう遅い。

既に眼前には、口を開けケイネスを飲み込もうと近づいてくる青鬼の姿が。
すぐさま水銀を防御に回そうとするも間に合わない。
防御と攻撃を同時に行うことが出来ないが故に出来てしまった隙。
ケイネスは死を覚悟した。

「貴様の相手はこの俺だ!!!」

その瞬間、ジャックの叫びと共にケイネスの横を投擲された一本の刀が横切る。
刀はエレベーターの壁に突き刺さり、それに反応したかのようにドアが閉じエレベーターは下降した。
青鬼がエレベーター内に入る一歩手前、文字通り間一髪でケイネスは命拾いをした。
もっとも、ケイネス本人には何が起こったか分からない。
何せ、自分はエレベーターのボタンなど押した覚えは無いのだから。

ジャックが投げたブック・オブ・ジ・エンド。
それを使いエレベーターに一階のボタンを押した過去を挟んだのだ。
青鬼を斬ろうとも考えたのだが、この化け物に近づけばさっきのように吹っ飛ばされるし
何よりどんな過去を挟めばいいのか、思い付かなかった。

「俺も……逃げなければ……」

痛む体に鞭打ちジャックは再び立ち上がる。
ここに来るまでジャックは全力で走ってきた。
体力はおろか、青鬼からの逃走でもかなりのダメージを受けている。
だが、それでも逃げなければ、この化け物に殺される事は確かだ。

ジャックは走る。
自らが生きる為。

それを見た青鬼も笑みを浮かべ走る。
獲物を喰らう為。

再び、こんなところで新たな鬼ごっこが始まった。


【G-06 こんなところ/1日目・早朝】

【ジャック・アトラス@遊戯王5D's】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(中)
[装備]:トゥエンティのトランプ@探偵オペラミルキィホームズ
[道具]:基本支給品、グリーフシード@魔法少女まどか☆マギカ
[思考・状況]
基本思考:主催者の打倒
1 青鬼から逃げる。
2 メアリーは…… 。
3 出来る限り死人は出さない。
※ブック・オブ・ジ・エンドの能力を把握しました。

【青鬼@青鬼】
[状態]ダメージ(小)
[装備]ひらりマント@ドラえもん
[道具]基本支給品、ランダム支給品0~2個
[思考・状況]
基本思考:???
1:???


【ひらりマント@ドラえもん】
目の前に迫ってくる物に対してこのマントを振りかざすと、闘牛士のマントの如く、標的を跳ね返すことができる。
跳ね返せるのは物体だけではなく、光線などの不定形なものにも効果がある





―――――



「ジャックは私を助けたのか?」

エレベータ内で俯きながらケイネスは呟く。

確かにブック・オブ・ジ・エンドは過去を挟み込むメアリーの礼装。
ケイネスを逃がす為に、ジャックがエレベーターに過去を挟み込んだのであれば説明は付く。

「だがジャックは私を……それにメアリーの事だって……」

メアリーと聞いてケイネスは思い出す。
ジャックの言っていた”記憶の改ざん”という言葉を。

目に付くのはエレベータ内で散らばる自分の支給品。
その中に混じっているブック・オブ・ジ・エンドの説明書、そして見覚えのある少女が描かれた絵画。

「これは……」

エレベーターが一階に着いたのかチンッという音が鳴りドアが開く。
ケイネスは静かにエレベーターを降りた。

全てを知ったケイネスの中にあるのは怒りに似た、だが怒りと言い切るには穏やか過ぎる感情。

「メアリー……」

ジャックと同じく全てに気付いたケイネスは、ブック・オブ・ジ・エンドの能力を解除し
自分の中からメアリーの記憶を消そうとも考えた。
だが情が移ったとでも言うのか、そういう気にはなれなかった。

「とても……幸せそうなんだよ……。君と一緒に居る私とソラウは……。とても楽しそうに笑っている……」

消すことは出来なかった。
偽りとは言え自分の娘の記憶を消すことが出来なかった。

ケイネスは絵画を傷つかないように丁寧にディバックへと仕舞う。


「いずれ君の供養はしよう」

だが今はすべきことがある。
あのブルーベリー色の化け物の事についてだ。

(私の月霊髄液ですら、接近した事に気付けない程の正体不明の化け物……。現段階では、あの化け物との戦闘は避けた方が良い。
 今頃はジャックに夢中で私など見向きもされない筈だ。逃げるなら今が絶好の好機)

そこまで考えケイネスは笑った。
それはメアリーが死んだ時の様な、狂った笑いではない。
まるで自分を嘲笑うかのような笑みだ。

「ククク……。この私が逃げるだと? 二度も私を救った恩人を置いて逃げるだと? 笑わせるな何がアーチボルト家正式後継者だ。
 今まで無様な失態をしでかしておきながら、恩人すらも置いて逃げるなどアーチボルト家の恥さらしもいい所ではないか」

ケイネスは再び詠唱を始める。
それに答えるかのように、水銀は可愛い声を上げながら形状を変化させていく。

「良かろう。化け物風情が、我がアーチボルト家の誇りに掛け、このケイネス・エルメロイ・アーチボルトが誅罰を与えてやる」

「トゥットゥルー!」

ケイネスがそう言い放った次の瞬間、形状を刃に変形させた水銀がケイネスの頭上にある天井を斬り裂いた。
化け物を討伐するのはいいが、一々階段やエレベーターを使うのは時間が掛かると考え、天井を壊し上階に上がる事にしたのだ。

「む? あれは私やジャックの物でも無い。別の者のディバックか?」

水銀を使いそのまま上階に上ろうとしたところで、ケイネスはアカツキのディバックを発見した。
どうやらジャックやさっきまでのケイネスは、エレベーター内を見渡す余裕が無かった為か見落としていたようだ。

「ふむ、使えるものがあるやも知れぬ」

それを回収すると、水銀に押し上げられる形でケイネスは上階へと上り始めた。

「待っていろジャック。私の目を覚まさせてくれた借りは必ず返そう」

無論、これはアーチボルト家と自らの誇りの為。
メアリーの敵討ちという意味もあるが、決してジャックのためではない。だから変な勘違いしないでよね!!!

【G-06 こんなところ/1日目・早朝】
【ケイネス・エルメロイ・アーチボルト@Fate/Zero】
[状態]:疲労(小)
[装備]:メタルまゆしぃ@Fate/Zero(ケイネスの礼装をCv.花澤香菜にしてみた)
[道具]:基本支給品、アカツキのディバック(草薙京のクローン(機能停止後)@THE KING OF FIGHTERS)
    メアリー@Ib、額縁@Ib、額縁のガラスの破片@Ib、黄色いバラ@Ib
    ハリボテエレジー(破損状態、濡れてる)@JAPAN WORLD CUP
[思考・状況]
基本思考:主催者の打倒
1 青鬼を倒しメアリーの仇を討ちジャックを助ける。べ、別にアーチボルトの誇りの為で、ジャックの為なんかじゃないんだからね!!
2 1が終わった後メアリーを供養する。
3 メアリー……






sm65:眠れる恐怖 時系列順 sm67:こいつらは最初からずっと一緒に行動してただろ!いい加減にしろ!
sm65:眠れる恐怖 投下順 sm67:こいつらは最初からずっと一緒に行動してただろ!いい加減にしろ!
sm44:また支給品が参加者を襲ったじゃないすか! やだー! ケイネス・エルメロイ・アーチボルト sm75:恐怖の終わり/恐怖の誕生
sm44:また支給品が参加者を襲ったじゃないすか! やだー! ジャック・アトラス sm75:恐怖の終わり/恐怖の誕生
sm59:腹ペコに定評のある軍人に無理やり青鬼実況させた 青鬼 sm75:恐怖の終わり/恐怖の誕生




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