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反逆 ◆FbzPVNOXDo



「ちっ、ベネ……何つったけか? 気にいらねェ放送しやがって!」

地を抉り、爆風と轟音を巻き起こし突き進むそれはミサイルと言うにはあまりにも荒々しく機械味がない。
ならば、怒りをもって進むそれはただの人間だと言うのか?

否。

ただの人間じゃない。されど人ならざるモノでもない。
それは、その男の名はカズマ。明確な抵抗の意思、反逆の眼。はぐれ者、反逆者—トリズナー—。
何事をも粉砕し叩き壊す破壊の拳シェルブリットを掲げ、カズマは今自らとはあまり縁の無い学校へと進んでいた。
ケイネスと別れてから一時間かそこら、悪くないペースだ。
途中放送が始まったせいで足を止めてしまったが、それを考慮してもこの調子ならアカツキ達を先回りして学校に行けるだろう。

「……あれは、何?」

そのカズマから数キロ先、サーニャのレーダーはカズマの存在を感じ取った。
マミを感知した時と変わらず調子が悪かったレーダーだが、これほど豪快に爆音を上げながら駆けて来る相手を感知出来ない程ではないらしい。
とはいえ、その速度は生身の人間が出しているとは思えない程桁違い。ものの数分もあれば、すぐにここへ辿り着くだろう。
生憎とこの場には隠れるものも無いし、このままでは鉢合わせは免れない。

「どうしましょう? ここから離れますか」

サーニャは横のまどかとほむらへ問いかける。
ほむらは口を閉じたままだが、対照的にまどかはすぐに口を開く。

「離れて間に合うの? サーニャさん」
「そうですね……。この進行方向のまま進んでくれればともかく、私達が離れた方向に来られれば……」
「まどか、相手は殺し合いに乗っているとは限らないし接触してみるn「ほむらちゃんは黙っててくれない?」

嫌な眼光。上手くサーニャは表現できないが彼女はそういう風に感じた。
ほむらを見るまどかのあの眼、非常に嫌悪感が沸く。言ってしまえば、胸糞が悪くなると言った所か。
とても友達に向ける視線じゃない。何で友達にあんなモノを向けられるのだろう。

(私なんて、もう……)

脳裏に過ぎる一人の少女。

(……エイラ)

とても大事な大切な少女。
でも、もう会えない。もう喋れない。もう触れない。もう見れない。
なのに、なのにこの女は、生きてるのに、触れるのに、喋れるのに、何でこんな……。



——ニャさ——

サーn——





「——サーニャさん!?」

ふと我に返る。
心配そうに顔を覗き込み、呼びかけを続けるまどかの声。

「ご、ごめんなさい」

やはり外には出さないようにしていたが、エイラの死は相当響いてきている。
このままではいけないと思うが、色々吐き出すタイミングを見失ってしまった。
それに、まずは先に対処しなければならない事がある。

そうだ、こちらに向かってくる進行者の対処を——

「あっ? ガキ、女か」

しまったと言う暇も無い。件の進行者は既にこちらを見つけていたのだから。
やってしまった。エイラが死んだ事への影響がと言い訳も出来ない。

「下がってまどか!」

まどかの前に立ちまるでナイトの様に立ちはだかるほむら。
少し遅れてから戦闘の態勢を取るサーニャ。

「穏やかじゃねえな。たくっお前らなんかとやり合う気はねえよ」

カズマはシェルブリットの手を腰に当てつつ生身の左手で頭を掻く。
そして気だるそうに三人を見た。

「ふーん、でも信用できないなぁ。お兄さんが私たちに危害を加えないって証拠が欲しいんだけど」

まどかの要求はもっともだ。
カズマも見ず知らずの奴が、いきなり何もしないと言って来たところでそうホイホイ信じない。
そう考え、背負っていたディバックをまどか達の方へ投げ捨てる。次に右腕のアルターを解き生身へと戻した。

「っで? これでいいのかよ」
「まあ、一応は信じてみよっかな」

一先ずの邂逅は穏やかに済んだと見るべきか。
ほむらとサーニャも警戒は解き友好的な態度にはなってきた。

(とっとと学校に行きたいところだが、そういやケイネスの奴に他の連中に会ったら、あの青色の奴の事を話とけって言われてたんだったな)

カズマは学校に行くまでは、多少は時間があるだろうとも思い、適当に話でもしてみる事にした。





「——そっかお兄さんも大変だったんだね」
「うんざん♪うんざん♪」

結果的に言えば、カズマから得た情報は当たりの部類だった。
アンリエット、フランク、ケイネスという殺し合い否定派の参加者。
まどかの目的は生還する事だ。
場合によっては殺し合いにも乗るが、もし彼らが殺し合いからの脱出に対して有効な策を見出せているのであればそれに乗るのも良い。
少なくとも接触する価値はあるということだ。

そして青鬼という化け物の存在。これも貴重だ。
神出鬼没の異形の存在、殺した相手を同種へと変える脅威の増殖能力。
初見ならば、危うく命を落としていてもおかしくは無かった。

「それからお兄さん他には会ってないの? 例えば青い髪の女の子で「おい」ん?」

更に情報を引き出そうとするまどかを無視してカズマは威嚇するように声をあげた。
その先には今まで沈黙を守り、まどかとカズマの様子を伺っていたほむらの姿があった。

「なんでそんな目してやがる? 何なんだてめえは」
「!? 何……?」
「気にいらねえな。何か、お前奴隷みたいだな」

ああ、気に入らない。
ただあの目、あの眼、平伏す奴隷みたいだ。
強い奴が弱い奴から奪って弱い奴は強い奴に従う。だから、ああいう目はそう珍しいわけじゃない。

「けどなあ」

不味いと静止に入ったサーニャを押しのけ、カズマはほむらの胸倉を掴み上げる。

「さっきからこちらの、まどかの顔色ばかり伺いやがって……。何か言いたい事があんだろうが! 
 だったらはっきりしやがれ! 何に気を使ってやがる?」

傍から見ればただの狂人や癇癪持ちにしか見えない。
カズマの言っている事は筋が通っているようで通っていないような。
元々カズマは頭が悪い。何かを表現したり伝えたりするのは下手糞だ。だから、このような怒鳴り声になってしまった。
だから大抵は耳を貸さずに、適当に受け流そうと考える。
少なくとも暁美ほむらはそう考えていた。胸に少し苦いものを感じつつも。



(うっざいなあ)

しかし、だ。まどかは違った。
あのラミエルさえも恐れた邪悪の塊はまったく別の事を思っていた。

(殺しちゃおっか、この人)

邪悪だからこそ人の善意には気づけやすいのかも知れない。
あのカズマの怒鳴りは、遠回りなお節介である事に薄々まどかは気付いていた。
何を、どう伝えたいのかはともかくとしてだ。まどかにとってはほむらに良くない影響を及ぼす可能性が高い。
これが妙な影響を受けて手駒を失うどころか敵に回りなんてしたら冗談じゃない。

(そろそろ、頃合だね)

情報もそれなりに引き出した。もう始末しても良いだろう。
サーニャの手前殺しは避けたかったが、さっきの第二回放送から様子がおかしい。
あのエイラとかいうのが死んだせいで動揺しているのか。
これ以上足を引っ張られるのは御免だし、ここで一緒に始末するのも悪くない。
雲山も面倒だが始末する。
元々、あまりこちらを良くは思っていなかったのは薄々感じていた。
それでも「うんざん♪」としか喋れないので放っておいても良いかとも思ったがこの際だ。

まどかの手から輝く光の矢。
眩い閃光が奔るのと同時に迸る赤い液体。

「嘘っ?」

抉れ分解される地面、変換された虹色の粒子。
それらを右腕に集めアルターを構成したのはカズマ。
その腕には、まどかの放った矢を受けた跡が残っていた。

「アルター使いか!?」
「……アルター? 何それ?」

地面に倒れ付しているのはサーニャただ一人。
面倒な事になった。このカズマという男、思いの外戦い慣れていて不意打ちにも即座に対応してみせた。

(本当は二人まとめて殺すつもりだったのに……!)

「げほっ……! ま、まどか……さん?」

「ああ、サーニャさん殺しといてね? ほむらちゃん」

事態が理解できない。
今まで友好的な関係を築いていたサーニャとカズマに対してまどかはいきなり弓を引いた。
カズマは辛うじて防いだが、サーニャは腹部を貫かれ即死とまでは言わずとも致命傷に変わりは無い。
こんな事に意味はあるのか? どうして殺さなければならないのか?



(いえ、まどかの事だから何か考えがあるのよ。そうよ私は余計な事を考えなくて良い)

「うんざん! うんざん!!(やはりか、あのまどかという娘、かなりきな臭かったが道理で……)」

ほむらからサーニャを庇うように雲山が立ちふさがる。
舌打ちをしほむらはパッチを着けトキへと姿を変える。

「うんざん! うんざん!! うんざん!!!(ほむらよ。お主ならば分かっているだろう? あのまどかの本性が……)」
「五月蝿い五月蝿い!!」

激突するトキと雲山の拳。互いに互いが己が肉体を武器として戦うもの同士、力は互角。
だが、そのトキの中身はまったくの別の戦闘スタイルであるほむらでである為、戦況は些か雲山が有利。

「う、うんざん!?」

トキの拳から離れ後方へ吹っ飛ばされたのは意外にも雲山。
驚きに満ちた顔をしつつも空中で体勢を立て直し、今度は拳を巨大化させトキへと殴りかかる。

「!?」

雲山の頬に衝撃が走り殴り飛ばされる。
ほむトキはいつのまにかあの拳をかわし、雲山の死角へと入り込み逆に雲山へと拳を叩き込んでいた。

(何か小細工をしているようだが……果たして……)

ここに来てから雲山は「うんざん」以外は話せなくなったり、異様に幅まった行動範囲と様々な制限を受けてきた。
ならば身体能力にも制限が掛けられていてもおかしくはない。
だが、それを考慮しても雲山がこうもあっさり弄ばれるのは妙だ。
恐らくは何らかの異能を駆使しているのだろう。
心当たりと言えば、紅魔館のメイドのような時を止める程度の能力と似たようなものか。

「うんざん!!(早くあのサーニャという娘を手当てしなければならぬというのに)」






「衝撃のファーストブリット!!!」

右肩の三本の羽の内一つが消し飛び、そこから噴射される虹色の粒子に勢いを乗せカズマは拳を振るう。
「わわっ」とわざとらしく声を上げながらまどかは体を逸らしかわす。

「ちょこまかしやがって!!」

そのままカズマは拳を振り切り勢いにのせたまま、足を軸に回転しまどかへと再び拳の標準を合わせる。
二本目の羽が消え噴射される粒子。

「撃滅のセカンドブリット!!!」

消えかけた勢いが増しまどかへと迫る。
元から大した距離は開いていない。拳がまどかへと触れ殴り抜けるのに時間は掛からない。

「ほむらちゃん!!」
「あァ!?」

雲山の戦闘から離脱し、ほむらはサーニャのディバックからマスケット銃を取り出すとまどかへと投げる。
カズマとまどかの間を遮るように突っ込んで来たマスケット銃をまどかが掴む。

「ティロ——」

ヤバイ。
マスケット銃が、巨大な砲弾を放つかのような大砲の姿に変わる。
その銃口から輝く光。直感で分かる、あれはとんでもないエネルギーの塊。
全身という全身の毛穴が開くような悪寒、カズマの中の何かが警告を鳴らす。

だが——

「——フィナーレ!!!!!」
「それが、どうしたああああああああああああああ!!!!!!!」

退く? かわす? 
無理だ。そんなもの間に合わない。
ならば防ぐ?
馬鹿な、どうあれを受けろというのか。

故にカズマの取った行動は。否、元よりそれ以外を取る気など更々無い。

「うおおおおおォォォォォォォ!!!!!!

真正面からぶつかり、打ち砕く。
今まで、何時だってそうしてきた。そしてこれからもそうする。

カズマの身の丈の数倍以上あるビルでさえ、簡単に粉砕するシェルブリット第一形態。
対するは幾つもの魔女を屠ってきた必殺の技、ティロ・フィナーレ。

激突した二つの力(パワー)。
思わず目を瞑りたくなる程の閃光、大地は抉れ、うねりを上げ。その余波だけで木々を薙ぎ倒すかも分からない。
どちらも威力は申し分なく、どちらも劣っているとは言い難い。



「の、野郎ォ……!!」

だがカズマは焦っていた。
一見、両者は拮抗しているようにも見えるがそれは違う。

『このエリアは禁止エリアに指定されています。三十秒以内に退避してください。首輪が爆発します』

初動。
僅かにシェルブリットの方の初動が遅れ後退してしまった。
ただそれだけ、普段ならば大して気にしない。それほど不利になるような事でも無い。

そう、今足を踏み入れてしまった場所が禁止エリアでないのなら。

三十秒。たった一分にも満たない時間でカズマは戦況を逆転し、禁止エリアから脱出しなければならない。

「抹殺のラストブリット!!!!!!」

セカンドブリットの粒子噴射が終了し掛けたところで間髪入れずラストブリットを放ち、勢いを付けティロ・フィナーレを押しのけようと試みる。
だが足りない、それだけでは。
無常にも文字通り最後の弾、ラストブリットを使っても事態は好転しない。

ならば、もっとだ。もっともっと勢いを威力を上げぶん殴ればいい。

「輝け……もっともっと輝け!」

たったの三発しかない弾丸。
弾丸を打ち切った銃は、リロードしなければ戦いを続行する事は出来ない。
カズマも同じ。リロードだ、リロードを行う
それもただのリロードじゃない。進化させた反逆の拳、三発などという小賢しい制限も無い無限の弾丸。
光り輝く黄金の拳。手に入れた力、シェルブリット第二形態を!

「何ィ!?」

だが、右腕を中心として輝く光は突如消滅し、新たに再構成したアルターは煙のように消え行く。

「くそっどうなって! 輝けよおい! 輝きやがれえええええええええ!!!!」

制限。
カズマは、この場にいる参加者の中ではかなりの高位の実力者に入る。
それを考慮され、彼には第二形態以降の使用を封じる制限を強いた。
そのカズマを戒める首輪に、そのような仕掛けが施されていた。

『残り十秒』

「ま、だだァァァァ!!!!!」

細かい理屈はどうだっていい。
取りあえず使えないものに用は無い。ただともかくぶち抜くだけだ。



『残り五秒』

そんなカズマを嘲笑うかのように淡々と死の秒読みは進む。

「倒れるかよ……倒れるとしても——」

『残り零秒』





ボンッ




カズマの頭を隠すほど大きな爆発に反し、その音は驚くくらい軽い。
とても人の命を奪うようなものとは思えない。
そのまま、ティロ・フィナーレは残った首から下を飲み込み、そのすぐ後ろにあった複数の木々を薙ぎ倒し消えた。
巻き上げられた土や砂が煙のように視界を遮る。
まどかはカズマの死を確信しマスケット銃を下げた。

終わった。反逆者の物語はそこで——

——死ぬのが怖いわけじゃない。
——何もせずに死ぬのが怖い。
——なんの証も立てないまま、朽ち果てるのは……。

男は散った。何の証も立てれないまま、ただ無常に、ただ無残に男は死んだ。





「うん、ざん?」
「カ、ズマさん……」

唖然とする雲山とサーニャ。
止められなかった。まどかの暴挙を人の死を。
後悔と自負の念が湧き上がるのと同時に、怒りの念がこみ上げてくる。

「さーてと、後はサーニャさんと雲山だね」
「なんで、こんな……」

マスケット銃を向けるまどかへサーニャは倒れたままの体勢で睨みながら問う。

「嫌だなあ。そんなザマで睨まれても迫力無いよ? ウェヒヒ。
 役に立つなら生かしておいても良かったんだけど、エイラちゃんって子が死んでからサーニャさん凄い動揺してるんだもん。
 一々面倒臭いいんだよね。ケアっていうか励ますの、だから足手まといになる前に、ウザかったカズマさんと一緒に死んでもらおうと思って。
 雲山はついでだね。ウェヒヒ、ごめんね」

カズマを屠った時のように、銃口に魔力が溜まり光り輝く。
雲山もせめてサーニャは助けようとするも、ほむトキに阻まれ間に合わない。



「まあ安心してよ。さっきのよりは魔力抑えてるから威力はそんなに無いけど、苦しまないように即死させてあげるから」

ああ——死ぬのか。
こんな、こんな場所で。
殺し合いを止めるどころか、エイラの仇すらも討てず、挙句の果てにこんな危険な参加者を野放しにしたまま。

「い、やだ……」

自然と声が零れた。
腐っても軍人。こんな声を上げないようにと堪えていたが限界が来たのか。

「私、は」
「もう、往生際が悪いなあ」

それとも、それはサーニャの出来る限りの明確な——

「死にたくない!!!!」









「——シェルブリットバーストォォォ!!!!!!!」





反逆の決意だったのか。
それに答えるように男は咆哮をあげる。
死にすら反逆した男が今、再び激動を開始する。


「なんで……そんな……」

金色の光を纏いシェルブリット第二形態を掲げる男は、紛れも無くカズマ。
でも何故、先の爆発で死ななければおかしい筈だ。

簡単な事だ。
首輪が爆発したという事はつまり首輪はその瞬間外れ、参加者に駆ける制限は消えるという事になる。
ならば話は単純極まりない。カズマの首を吹き飛ばさんとする爆発そのものをアルター化させてしまえばいい。
無理? 不可能? そんな事は関係ない。カズマの中には出来る、出来ないじゃなく、やるという選択肢しかないのだから。
主催者すらも想定外だったこの方法、だが成功した。いや反逆した、この死の首輪から。

「この、ティロ……」
「遅いんだよ!!!」

僅かな間、今度はまどかの初動が遅れた。
ティロ・フィナーレが放たれるよりも速くシェルブリットが、唯一無二のカズマの自慢の拳が叩き込まれた。
砕け散るマスケット銃、爆音と共に血反吐を吐き吹き飛ぶまどか。
だが僅かに衝撃を外された。

「もう一丁ォ!」

拳を引きもう一度シェルブリットバーストを放とうと構える。

「なっ?」

しかし次の瞬間にはまどかの姿は消え、ほむトキの腕の中で抱かれていた。
速いとかいう次元じゃない。下手をすれば、あの最速の男クーガーでさえも追いつけない移動速度。
もっとも、それだけで怖気づくカズマじゃない。さっさと追撃しようと拳を突き出すが、またも消えた。
姿を視認した時には数メートル先、更に数時間置き消え、またもっと先へと移動する。
気づけば、その姿は遥か先へと消えていった。



「逃がしちまったか」

舌打ちをするが、無駄な追い討ちも面倒だ思いすぐに思考を切り替える。

「おい姉ちゃん無事か?」
「そ、それなりには……」
「待ってろ。すぐに病院……はねえけど。……ああ、そうだ学校なら手当てする道具もあんだろ」

確か、保健室だか職員室学校には怪我の手当てをする場所があるらしい事をカズマは何処からか聞いていた。
丁度そこへ向かう途中だったし、ついでにサーニャを連れてっても問題は無いだろう。

「うんざん♪うんざん」
「あっ? 何言ってんだおっさん」

良く分からないが、この雲のじいさんも敵でもないようだし連れて行く事にする。
サーニャを丁寧に抱き上げると、カズマの右肩にある三枚の羽のかわりに、新たに生えたプロペラが回転する。
プロペラの回転に合わせカズマの体が浮上していき、一定の高度まで浮くと前方へとミサイルのように加速した。
その後ろを雲山が追う。

目的地の学校へはもう少しだ。

【E-5/1日目・日中】

【カズマ@スクライド】
[状態]:ダメージ(小)、疲労(中)、激しい怒り、首周りに少し焦げ跡、首輪解除
[装備]:不明
[道具]:基本支給品一式、ケイネスのメモ、ランダム品0〜1
[思考・状況]
基本:気に入らない奴はとにかくぶん殴るが、あのせこい男(サリー)の言いなりになるつもりはない。
0:取りあえず、この姉ちゃん(サーニャ)を学校で手当てしとく。
1:このバトルロワイアルとやらを破壊するためにも、せこい男(サリー)の思い通りにさせない。
2:男声の女(譲治)とフランクを撃った男(ロックオン)、野獣先輩を警戒。場合によってはぶちのめす。
3:雛子、響、アカツキ(名前を知らない)にケイネスのメモを渡す為、学校に向かう。
4:ケイネスに言われたので、化け物については一応気を付けておく。
5:まどかは次会ったらぶちのめす。ほむらのまどかへの態度が気に入らない。
※ミルキィホームズとデッドライジングの世界を聞きましたが、何処まで覚えてるか不明です。
※少なくとも参戦時期は君島死亡後です。
※ケイネスのメモには、ケイネスが立てた青鬼増殖の仮説。
 それと雛子、響、アカツキの名前が書かれています。

【サーニャ・V・リトヴャク@ストライクウィッチーズ】
[状態]:健康、魔力消費(微) 、精神的な落ち込み、腹部に重傷
[装備]:★Rock Cannon@ブラック★ロックシューター、黒猫のゴスロリ服@俺の妹がこんなに可愛いわけがない
[道具]:メントスコーラ(空)@コーラを開けるとメントスが落ちるトラップの作り方、
    DMカード『スターダスト・ドラゴン』@遊戯王5D's
[思考・状況]:殺し合いには乗らずゲームを打破する
1、カズマと行動する?
2、知り合いが居れば合流する
3、ストライカーユニットとフリーガーハマーが有れば入手したい
4、殺し合いに乗ってない参加者が居れば合流したい
5、まどか達を警戒








「まどか、まどか!!」

未だ自分の腕の中で眠るまどかへとほむらは呼びかける。
さほど重症でも無いが、衝撃を逃しきれず意識を失ってしまっているのだろう。
そんなに心配する程の事でもないのだが、病的なまでのまどかへの思い故にほむらの不安は尽きない。
何処か休める場所だ。そこで休息を取りまどかの回復を待つ。

「あの、男……!」

カズマとかいったか。
まどかをこんな目に……。必ず殺す。

殺意を膨らませつつ、ふと思い返す。

(そういえば、あの男の首輪が爆破した瞬間、爆破物が虹色の粒子に変わっていたわね……)

ほむらはカズマが首輪を外す瞬間を僅かながら目撃した。
先の激情から一転、冷静に思考を巡らせる。
あのカズマの能力は分からないが、彼のように首輪を爆破させた時その爆破をどうにか防ぐ事が出来れば。

脳裏を過ぎったのは秘孔という漢字二文字。
例えば首輪が爆破した瞬間、トキの体を利用し秘孔を突き、体を強化させ爆破に耐える。

可能ではないか?
実際は爆破のタイミングや秘孔を突く者の技量にも掛かってくるが、不可能ではない筈だ。
とはいえ、ほむらは世紀末魔法少女パッチの説明書で北斗神拳や秘孔について知ったばかり。
まだ現実的とは言えないが、一筋の光明が差し込んだのは確かだ。
ある意味カズマには礼を言っても良いかもしれない。

「まどか、貴女は私が守ってみせるから絶対に今度こそ……」




【E-6/1日目・日中】

【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ(クズなまどかシリーズ)】
[状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、気絶
[装備]:ソウルジェム 、螺湮城教本@Fate/Zero
[道具]:基本支給品一式×2、キングクリムゾン(残り3回)@ニコニコ動画、不明支給品0〜1
[思考・状況]
基本:ゲームからの生還
0:……。
1:ほむらちゃんと一緒に行動。あまり役に立たないようなら捨てる。
2:利用できる者は利用し、邪魔になる者は殺す。士、メイトリックスはいずれ殺す。
3:行動に出る際はパッチを利用してなるべく自分の悪評が広がることはないように動く。
4:海魔召喚のための餌も探す
※クズなまどかVS逆襲の魔法少女スーパーさやかちゃん【前編】直後の参戦です。
※さやかの体が鬼柳京介になっているのを知りました。
※螺湮城教本は制限により海魔の現界、術者の魔力補給、本体のダメージ修復等の同時運用は出来ません。
※制限として海魔の最大同時現界数は五体までしか出せません、また能力も下方修正されています。
※AV動画オールスターセットの動物はもう残っていません


【暁美ほむら@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]:疲労(大)、ダメージ(大)、マドカァー 、ヤンデレ状態、ほむトキ
[装備]:ソウルジェム、バルメM78(36/40)@コマンドー、ストライカーユニット@ストライクウィッチーズ、世紀末魔法少女パッチ@MUGEN
[道具]:基本支給品一式、キャベツ@夜明け前より瑠璃色な 〜Crescent Love〜、ランダム支給品0〜1
[思考・状況]
基本思考:まどかに全てを捧げる。
0:休めるところを探しまどかの回復をまつ。
1:何があってもまどかを守る。
2:どんなことをしてもまどかに認めてもらう。
3:もう役立たずだなんて言われたくない。
4:まどかに危険を及ぼしうるものは全て排除する。
5:北斗神拳を使い秘孔を突けば首輪が外れるんじゃ。
6:何か大切なことを忘れている気がする。







【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】粉砕

sm113:AU王に挑んだウサギ 時系列順 sm133:増殖するA、飛翔するP -お芋を貪るイェーガー-
sm113:AU王に挑んだウサギ 投下順 sm133:増殖するA、飛翔するP -お芋を貪るイェーガー-
sm100:邪神×ウィッチ×騎士、泉にて 鹿目まどか sm145:三人寄ればなんとやら……
sm100:邪神×ウィッチ×騎士、泉にて 暁美ほむら sm145:三人寄ればなんとやら……
sm103:邪神×ウィッチ×騎士、泉にて サーニャ・V・リトヴャク sm146:お前に夢中だ!! エイラァァァァァ!!!
sm103:邪神×ウィッチ×騎士、泉にて 巴マミ GAME OVER
sm78:A.O.青鬼は死なないのか? 最終鬼畜化け物青鬼 カズマ sm146:お前に夢中だ!! エイラァァァァァ!!!




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