亀夫君問題 過去問集 53スレ目
不機嫌な藍様
, -⌒´ `⌒ヽ、 橙だよ!
__ノ、_,ヽ__,、─- , __,イ>,____
Σヽ、 `ヽ_イ ⌒´、ノ~ ノC´ 今日は朝から藍様の機嫌が悪いみたい。
ヽ、Σ>ルノレ_,ヽハノ,_イゝイ 紫様はいつもと変わらないから、
イ/レイ/( i,_,ノ i_ノ)/i |. 紫様のせいじゃないと私は思うんだ。
i i イ i ゚" _ ゚,iレ´i 藍様の機嫌、早く直してあげたいんだけど、どうすればいいかな?
`i人レイヽ., _( ノ, イノレ` みんなの力、貸してほしいんだ!
>イ ̄〒T┐レ´、
/⌒ヽ/⌒`)><](⌒ヽ
問題:八雲藍が不機嫌な理由と、その理由を解消する方法を探し当ててください。
ルール:亀夫君問題です。
地雷(Bad End)もありますが、踏む前には確認が入るイージーモードです。
一応マルチエンディングです。
TIPS:橙は主観で判断しやすいので気をつけてください。
但し、猫特有の直感が働くときもあります。
~epilogue~ 不機嫌になる直前の夜更けの出来事
今日は藍と紫が初めて出会った日
紫「そういえば、今日は藍と私が初めて出会った日だったわね」
藍「そうですね、紫様」
紫「あの頃の藍は普通の九尾の妖狐だったわね」
紫「今じゃすっかり丸くなって(うふふ」
藍「紫様、からかわないでください」
紫「あ、そうそう、貴方にプレゼントがあるのよ」
紫は寝る前に藍にあるものを手渡した。
紫「これ、外の世界の人形なんだけど、キューピー人形っていうのよ」
紫「ねぇ藍、『キューピー』と『九尾』ってちょっと似てない?」
藍をいつものようにからかった紫
だが、素っ裸の羽の生えた子供の人形と同一視された藍は「九尾」としてのプライドを
傷つけられてしまい、そのショックで不機嫌になってしまいました…。
~そして今日~
だだだだだぐるぐるぐるぐるぐるざーっ。
橙「はぁはぁ…。藍様、一生のお願いがあるんだ! この本を私と一緒に読んで!」
橙のあまりにも真剣な眼差しと気迫に押され、無気力ながら橙と本を読む藍…。
キューピー人形の作者、Rose O'Neill は、自分が作った人形にローマ神話の
愛の神「キューピッド」の名前をつけました。
でもローマ神話の「キューピッド」は人の心にいたずらをする愛の神
2度の離婚を経験し、決して愛に恵まれているとは呼べなかった
キューピー人形の作者。「Rose O'Neill」
彼女は自分の人形に「Cupido」ではなく「KEWPIE」と名付けたのです。
「ローマ神話に登場するCUPIDは、人々のこころにいたずらをするけれど、
わたしのKEWPIEは愛だけを運んでほしい」という願いを込めて、そう名付けました。
藍「…。」
紫が「キューピー=九尾」と呼んでからかっていたと思っていた藍。
でも、キューピーに込められた製作者の想いを知ったとき、
紫の普段見せない藍への想いを、藍は感じ取ったのです。
式神だから、誰よりも紫のことを知っている藍だからこそ、
紫の普段言えない藍への想いを、この本から感じとったのです。
~その後~
藍「橙! 今日は紫様の部屋の大掃除をするから、橙も手伝って」
藍「うわー。いつものことだけど何処から手をつけていいのやら…」
藍「橙、とりあえずそこの棚の埃を払ってくれ」
口では嫌そうにしながらも、藍の顔はいつもよりも優しい笑顔になっていた。
恐らく橙以外がみたら、いつもの温和な藍にしかみえないだろう。
藍を心から慕っている橙だからこそ、藍の僅かな心の変化がわかるのだ。
今日も平和な八雲一家
橙と藍が一生懸命働いている横で、何をしても目を覚ます気配のない紫。
その寝顔は普段の紫とは思えないほど、穏やかな寝顔でした。
True end.
~おまけ~
たまにはこうやって 不穏の境界を弄るのも楽しいわね
でもあの子達は、必ず私のところに帰ってくるわ
それって、ちょっと素敵じゃない?
うふふふふ。。
というわけで皆様改めてお疲れ様でした。
トリップは「#キューピー」でした。