ネタバレ全開

《ハグレ王国メンバー》

+デーリッチ
デーリッチ
肩書は『プリンセス』……なのだが、実際にはキングと名乗ることが多い。
ハグレ王国のリーダーにして、このゲームの主人公である。
青い髪をツインテールでまとめており、いつも頭に被っているおもちゃの王冠がトレードマーク(懸賞で当てた非売品らしい)。
喋るときはいつも語尾に「でち」が付くが、その気になれば語尾なしで喋ることもできるらしい。
応用として「でーっちっち!」と高笑いをすることもあるが、エステルから「あんまり使ってないな、それ」と突っ込まれたこともある。

ローズマリーとともに放浪生活をする最中、後に王国の拠点となる遺跡に流れ着き、
そこでキーオブパンドラを拾ったことが物語の始まりとなる。
座標さえ特定できればどこにでも転移が可能なこの鍵の力を使い、自分達と同じハグレのための居場所を作ろうと決意する。

わがままで食い意地が張っており、勉強嫌いの遊び盛り、そして金ぴかの派手好き。
ヅッチーからストレートに指摘されるほど穴の多い性格をしている。
だが一方でどこまでもお人好しであり、そのせいで痛い目を見ることもあるものの、この点が彼女最大の長所となっている。
また普段のおバカさに隠れがちだが、人の良い面を見る目は確かであり、時には心の機微に鋭い一面を見せる。
また前述の欠点は相棒のローズマリーが絶妙にサポートしている……というか、普段の関係は教育熱心な母親と育ち盛りの子供といった雰囲気である。

地道に勧誘活動を続け、ハグレ王国は少しずつ大きくなっていくが、
加入したメンバーからもなんだかんだでデーリッチがリーダーであることを認められている。
物語中盤、キーオブパンドラでの転移に失敗して一人で異世界に飛ばされてしまった際には、
王国民総出での捜索が行われ、かたやエステルが心身を削っての召喚術に取り組むなど、もはやその存在はなくてはならないものとなっていた。

初めはローズマリーと二人で興したちっぽけな王国であったものの、
ストーリーが進むにつれて大きな戦争を経験し、その存在は帝都などの他国からも注目されるようになる。
やがてはシノブの次元ポータル設置と時を同じくして、エルフ王国・妖精王国からの協力を得つつ、
この世界の魅力を大いにアピールする『ハグレ大祭り』の主催国となる。
このイベントはデーリッチが決意した『この世界にハグレの居場所を作る』という思いがまさに結実したものだと言えよう。

そんな風に要所要所で王としての貫禄を見せ、誰もがリーダーだと疑わないものの、
普段の生活ではご飯の献立にも口を出せなかったり、行儀の悪さをペット達と一緒にしつけられそうになったり、
機嫌が悪くてもお菓子に釣られてあっさり元通りになったりと、あまり敬意を払われてはいない様子。

プレイアブルキャラクターとしてはパーティから外せないくせに回復支援が主力という立ち位置のせいで方々から弄られており、
これを克服するために タイガー化 なるものを極めんと特訓するも どう見てもネコです本当に( な結果になったり
ファンから「国王様お下がりください」とTPが溜まり次第パンドラ要因として後列に下げられたりと割と に扱われているが、
「常に店舗ブーストや会議ブースト、ドーピングなどを一身に受け続ける」という立場上、成長次第ではその気になればアタッカーとして最前線で戦えるポテンシャルも秘めている。
+ローズマリー
ローズマリー
肩書は『薬師』。常に物事に冷静で序盤ゲームについて色々説明を行ってくれるのも彼女である。
デーリッチの親友で、魔法の才能もあるが薬ばっかり作ってる変な子らしい。

一人一属性という常識を覆し炎と氷の二系統の呪文を扱うが、それは自身の努力と高負荷による結果。
特に身体への負荷は凄まじい物らしく、慢性的なマナ不足体質になっており、イベントではついに倒れてしまう。
作者いわくマナジャムがなかったらいつかどこかで確実に倒れていたとのこと。

本人自身はハグレではなくこの世界の原住民。
幼少時に家庭内崩壊に近い環境に嫌気が差し、自身の知識といくばくかの財産とともに家出をするものの、あっという間に路銀が尽きる。
その後パンを食べているデーリッチに空腹を言い訳に襲いかかるも返り討ちにあう。
自身の矮小さと情けなさに涙しているところ、ついぞ襲ったデーリッチにパンを分け与えられ以後行動を共にすることになる。

王国への勧誘や会議の進行役を務めるなどパーティーのまとめ役である。
そのせいで度々ローズマリーがボスだと思われることもある。
なぜでち子がボスなのかと問われた際、
「あいつは人の為に働く、私じゃみんなを笑わせられないよ」
と答え、彼女もデーリッチをかなり信頼している。

他に綿密な作戦を立てたり相手の出方を読むなど、でち子のよき参謀。
デーリッチと比べ相手を疑いやすく、時には熱くなり相手に対し怒鳴ってしまうこともあり、その度に自分が厳しいのだろうかと悩んでしまう所もあるようだ。

王国では貴重なツッコミ役。
店舗会議では事あるごとに高度な心理戦が行われており、毎回ローズマリーの精神力と王国財政が削られていく。

かなりのダジャレ好き。
ただしブリザードVI並に寒く、仲間たちから審議が入ったり、医者に病状相談されるなどある意味高火力。

オセロやチェスといったボードゲームでは圧倒的な強さを見せる。
デーリッチと放浪生活をしていた頃に賭けオセロなどで腕を磨いたらしく、「試合前日は飲まず食わずで集中していた」と当時のデーリッチに心配されていた。
もっとも、掛け金は必ず貨幣一枚のみにしていたらしく、今では賭け試合から足を洗っている。
しかしそれがかえって知名度を上げ、後に「裏プロ」「ワンコイン」のローズマリーの異名を取る。

薬ばっかり作ってるせいか、大の苔好き。苔をペットとして飼っている。
苔に対して強烈な一家言が有り、その言葉と情熱の前では、作品随一の天才であるシノブを閉口させドン引きさせるほど。
挙句の果てには新たな肩書である マザーグリーン の名を踏襲するに至っている。
+ベロベロス
ベロベロス
ハグレ王国に最初期に加入した『三つ首犬』。
見ての通り地獄の番犬ケルベロス。地獄出身のハグレ。
この世界では異形の姿から迫害されており、逃げ惑ううちにてこてこ山まで辿り着く。
迫害されていたせいで非常に攻撃的であったが、デーリッチに「可愛い」と言われてそのまま懐き、王国初期メンバーとなる。
(この件に関してティーティー様は「最初の国民が犬とハーピーってどうなんじゃ?」とコメントされている)

王国の番犬でありペット、地竜ちゃんにとって頼れる兄貴分。
見た目に反して体幹がしっかりしており、デーリッチを背中に乗せても平気で走れる。
しつけ教室の勘違いが元でダービーに出場する競争犬として訓練されてしまうが、めきめきと頭角を現しデーリッチと共に快進撃を続けていく。

なお、オセロや挟み将棋の腕前は中々のもので、王国内のオセロ順位はローズマリー>>(越えられない壁)>>ベロベロス>地竜ちゃん≧(割といい勝負で)デーリッチとなっている。おい飼い主
+ハピコ
ハピコ
+福ちゃん
福ちゃん
『正一位太政大臣』の位を持つ高位の神様。
(ちなみにポッコは少納言。ティーティーの位階は不明だが、ポッコよりは格上らしい)
神様会議では上座に座り、役職は常に黒く塗り潰され、「あのお方」で通っているとか。
天界における一派閥の長であり 実力、発言権ともに相当なもので、相手によっては畏怖を超えて恐怖の対象となっている。

加入は第一章の序盤も序盤だったが、本人にスポットが当たるのはメインストーリーの終盤、次元の塔8層解放からという珍しい位置。
天界の復興、および福の神派閥の力を取り戻すための事業を進めていくうち、彼女の過去もまた明らかになる。
実は彼女は元・禍神(まがかみ)であり、同じく禍神の一柱である御影星とは2人でひとつとも言うべき存在であった。
ハグレであった2人は居場所を得るために天界で戦い始めたが、御影星はそれ以上を望んだためにやがて対立、彼女を封印。
その後に福の神を名乗り始め、ハグレ王国を訪れたのは実績作りのためであると語った。
そのため、後に「ハグレ王国に入った当初は実は福の神としての力をほとんど使えたことがない」と明かした。

ちなみに因縁の相手である御影星は近接物理弱点であるため、ゴールデンハンマーがとてもよく効く。
彼女を戦闘メンバーに起用しているならば是非とも叩き込んでやりたいところ。
また御影星は敗北後、福ちゃんに対して「一人でボクを圧倒した奴が、大勢に囲まれちゃってさぁ……」と漏らしている。

なお、はむすた氏がブログで語ったところによると、モチーフは大黒天(=シヴァ神)とのこと。
もともと有名な伝承であるが、実は前作らんだむダンジョンのカナちゃんことカナヅチ妖精が、打ち出の小槌を合成した際のコメントで詳しく語ってくれている。
+ニワカマッスル
ニワカマッスル
半人半牛の真っ赤な獣人族ハグレ。
ヘンテ鉱山で働いてたものの、ハグレというだけで低賃金で働かされていた。
そこで「鉱山に首なし幽霊がいる」という噂を流し、人間を脅かして追い出した後一人で悠々と鉱石を掘っていた。
首なし幽霊の調査に来たデーリッチ達と一度は誤解で戦うが、その後はすぐに打ち解けハグレ王国に加わる。

見た目通りの暑苦しく、しかし情に厚い性格であり王国の兄貴分として活躍している。
子供たちの節分に鬼役で参加したり、王国の年少組から慕われたりとちびっこからの人気は高い。
一方で半裸に筋肉というあまりに男臭い外見や言動から全くモテない。本人も気にしているがその努力が報われる日が来るのはまだ先のようだ。
追い打ちをかけるようにイケメンなアルフレッド、同じ獣人族ながら可愛らしいルックスで女性陣の人気者なベルが来たことでますます非モテに磨きがかかった。
しかしあくまでモテないだけであって女性陣からも信頼は厚い。

ハピコとは加入時期も近いこともあって仲が良く、大学にて合体スキルも覚えられる。
しかし特に恋仲の話もなく、悪友めいた関係になっている。

名前の「ニワカマッスル」は本名ではなく、鉱山の労働者から勝手につけられたあだ名。
由来は「いきなり(ニワカ)ムキムキ(マッスル)な奴が鉱山内に現れたから」とのこと。
王国加入後も特に本名が明らかになることは無く、ハグレとなる前の記憶を失っているためか本人も特に気にせずにそのままにしている。
+ジーナ
ジーナ
姉御肌の女鍛冶職人。
ハグレ王国の武器屋開店に併せて行った職人募集で応募してきた若き職人。年齢に見合わず武器錬成A級ライセンスを持つ列記とした第一線級のプロ。
ただし初期の性格はクールを通り越して取り付く島が無いほどであった。馴れ合い、仲良しが採用条件なら辞退するとまで言ってのけ、言動もぶっきらぼうで冷たい。
ハグレ王国に馴染むにつれて徐々に態度も軟化していくが、素の性格がそうなのか仲間であろうがお客様相手であろうが歯に衣着せぬ直球な物言いをする。
デーリッチが見抜いた通り、性根は真っ直ぐであまり人馴れしていないのは確かだが、良くも悪くも飄々かつサバサバとした姐さん。

ハグレの例に漏れず戦闘能力は高く、切った張ったの大立ち回りも出来る、通称『バトル鍛冶屋』さん。
物理面では弟であるアルフレッドを軽く凌ぎ、姉弟のヒエラルキーもあってか容赦なくどつきまわす。幼馴染のジュリア隊長と組むともはや手が付けられない。

その性格の骨子となっているのは生い立ちによるもので、幼くしてハグレとなり弟を守りながらその身ひとつで身を立てていかねばならぬ環境であったことと、
若くしてA級にまで登り詰めた実力によって生まれた周りとの軋轢や男社会である鍛冶の世界での境遇が、
周囲の人間に弱みを見せないよう人を遠ざける、舐められない様にやられたらやり返すという行為に繋がり
繰り返すうちにそれが彼女なりの処世術となっていったのだと思われる。

実際、王国の国庫に負担をかけないようレアメタルの加工費を出来るだけおさえたり、鉱床を掘り起こしにマッスルやアルフレッドを連れ出したり
ハグレ銀座の商売仲間であるベル相手にはクラッカーでイタズラしたりと、仲間へのコミュ力や茶目っ気、気遣いなどは人並みに出来ている。
ツンデレとはちょっと違うが、仲良くなるまでに壁のある人なのだろう。
+サイキッカーヤエ
サイキッカーヤエ
自称サイキッカーのハグレ。戦闘シーンで名前が途切れてしまうことを突っ込まれたこともある。
サムサ村で雪だるまが降って来る怪現象を調査していたが、言動が胡散臭いため村長から契約を解除されてしまう。
後任としてやって来たデーリッチ達とあらためて調査を行い、事件解決後に王国入りを果たす。
なお調査自体は真面目に行っており、内容も事実に対し極めて正確であった。

有効範囲は広くはないがテレパシーを使用することができたり、指の感触で牌を見ずに何の牌か当てたり、トランプ大会で「何かは分からないが何かをやって」優勝してきたり、みかんを食べても爪が黄色くならなかったり、
果ては単独でミニゲームを持ちその中で死亡フラグやバウ平均株価をへし折るなど、サイキックの名のもとにやりたい放題である。

発言がいちいち中二病っぽいが、いかんせんハグレであるため、元の世界ではそれが常識である可能性も捨てきれない。
また、常に手で片目を覆っていて、理由は「手を離すと能力が暴走して危険なため」らしいが、
デーリッチの策略で手を離したり、ヘルラージュの「人造人間」という単語にテンションあがって両目を開いたり、普通にピクニックしたりしても今のところ暴走した描写はない。

また、普段は痛い言動を振りまいているものの、一般常識を知らないわけではなく、根は真面目で思いやりがある。
それゆえに普段の痛い言動に真面目についてくる人間(主にエステル)には戸惑いを見せたりもしている。
(この他、店舗提案に承認が出た時も喜ぶどころか戸惑っていた)

余談ではあるが、普段の服装からは予想もできないくらい私服のセンスは良い。
ピクニックの後、あまりの可愛さと豹変ぶりにイメージの違いについていけず王国内で話題になったくらい。

床板の強度<ヤエの体重であったり、ドリントルから「サイキックむちむちポーク」呼ばわりされたり、ハグレ大学の脂肪燃焼と体重の関係の研究に参加したりすることから少々ヘビーであることが予想される。

ちなみにヤエの能力は帝国メンバー(エステル、シノブ)に高く評価されている。またマリネリス渓谷に向かう船の上でのサハギン戦にヤエがいた場合、メニャーニャからもヤエの能力を評価する発言が出る。

同時期に加入した雪乃と共にメインイベントへの出番は少なめのように見えるが、終盤の某イベントでは、彼女と共に話のメインとなる。
そこでも他者に思いやりを見せている他、後の回想録はこのイベントのみローズマリーではなくヤエが書いている。
+雪乃
雪乃
『氷の妖精』のハグレ。属性は投擲だが氷の妖精。人と同じサイズだし羽も生えてないけど妖精。元の世界だと女子学生だけど妖精。
「雪だるまキック」という雪だるまを蹴り飛ばすスポーツが大好きなスポーツ少女。ファンからの愛称は「頼もしい」さん。
実家には父と母と弟がおり、故郷の学校にも友達が何人もいて、友達の前では普段の礼儀正しい言葉遣いではなく年頃の女子学生のような言動もとる。
ちなみにパンに塗るのはジャム派。

遠くから飛来してくる雪だるまの被害に悩むサムサ村の村長に犯人を探してほしいと依頼されたデーリッチ達とヤエによって山頂で発見されるが、同郷の仲間を探すために雪だるまを蹴り続けていた事が判明。
デーリッチ達に止められ諭されるも雪だるまキックを頑なに続け、
「絶対どこかに知っている人がいるはず。誰かが気づいて私を迎えに来てくれるはず。……私一人なんて嫌だ!私を独りにしないで!
と泣きじゃくる。

ハグレとなってから間もなく、唐突にこの世界に迷い込んでしまった理不尽な現実から逃避するために家族を探し続けていたが、デーリッチに「家族にはなれなくても友達にはなれる」と諭され、その後王国入りする。
王国に来てからも雪だるまキックの普及は続けており、同じ時期に王国に加入したヤエとはキッカー仲間になる。
他にもサムサ村でスノボをしに行ったりと王国のみんなに気を遣ってもらっているも、望郷の念を捨てきれず事あるごとに故郷に思いを馳せており、ひとりだけ店を持たなかったりする。

遂にはシノブの次元ポータル完成により帰郷の可能性が出て来た時には、王国には各自自分で帰るかどうか判断するように言われてはいたものの、王国に何も告げずにポータルへ向かってしまう。
密かに察知していたヤエの付き添いを受けて次元ポータルへ向うと、果たして雪乃の世界に繋がるゲートはそこにあった。
再び同じゲートを開いて行き来できる確率があまりに低いこと、ゲートが閉じるまで三日の猶予があることなどを聞き、迷いながらもヤエに絶対に帰ってくると言ってゲートを渡っていく。

その後の家族とのふれあい、故郷での時間、そして彼女の決意と選んだ選択は
『望まぬ世界へ連れ去られたハグレ達は、どう現実に向き合い、どんな未来に希望を持って生きていけばいいのか』
という作品のテーマへのひとつの答えとなっている。

王国の他のハグレ達と違い故郷のことをしっかりと覚えていて、自分はこの世界の住人ではないと思い続けている、
この作品における『ハグレの悲哀』と『ハグレの選択』を象徴するキャラクター。
+ハオ
ハオ
+ティーティー
ティーティー
+こたつドラゴン
こたつドラゴン
+アルフレッド
アルフレッド
+エステル
エステル
人呼んで『 爆炎ピンク
ローズマリー、ヅッチーと並ぶ今作のキーパーソンにしてメインキャラ。裏主人公と言っても過言ではない。
まっすぐ一本筋の通った性格で、考えるより先に行動に移す、頭を使うよりフィールドワークで足を使う方が大好きな根っからの行動派。
そのひたむきさと前向きさ、侠気と正義感で八面六臂の大活躍を見せ、やがてハグレ王国になくてはならないメンバーとなる。
彼女がいなかったら召喚士とハグレの和解をはじめとした数々のトラブルや戦争を乗り越えることは不可能であったのは間違いない。

快活というよりは烈女。男だったら間違いなく正義漢とか熱血漢と呼ばれている。
一部のファンから付いた渾名が「 イケメンピンク 」「 ハンサムピンク 」なのだから、その存在感は推して知れよう。

その世話焼きな性格はお人好しなデーリッチ、まとめ役のローズマリーと並ぶハグレ王国の良心。
同じ召喚士であるシノブやメニャーニャの良き理解者であり、彼女たちの心の支えのひとつと言える。
どんな時でも仲間や友人は決して見捨てず、自分を化け物と卑下するシノブや冷血に振舞うメニャーニャには正面から手を差し伸べて救おうとした。
持ち前の活発さと前向きさに加え、どこまでも正しいことを信じて突き進む性格と面倒見のよさも相まって、時には空回りすることもあるが、王国の面々には要所要所で勇気と希望を与えている。

そんな性格が災いしてか、本人が言ったこともないようなクサい台詞を充てられることもしばしばある。
あと、考えるより先に動くというよりも、あまり難しいことは理解出来ないからとりあえず動いてみただけのような描写が見受けられる。
というか魔法学校の入学試験で筆記が壊滅で実技が満点という超ピーキーな成績で入学を果たし、「神童かバカ」だと噂されたことがある。
+ゼニヤッタ
ゼニヤッタ
『悪魔貴族』のご令嬢。仲違いした兄以外に身寄りが無い礼儀正しい箱入り娘。
母親と死に別れ、しばらくして父親も亡くなり兄が遺産を相続したが、金遣いが荒く遺産を食い潰すしか出来ない兄と衝突。
亡き父と母に申し訳がないと兄を屋敷から追い出し独りになるも、金を稼ぐ術も生活を成り立たせる術も知らず、
相談できる相手はおろか外の世界さえ見たことのない自分も兄のように財産を浪費するしか能がないと苦悩していた時に、屋敷ごと次元の裂け目に召喚される。
召喚された次元の塔の中をうろつく冒険者たちを見て、腕っぷしだけは自信があることを鑑みて「追いはぎ」で生計を立てようと考える。
それは折しもデーリッチ達が次元の塔へ向かいだした時期であり、両者の邂逅が彼女の人生の転機となる。

箱入り娘だったせいか、かなり世間知らずで生真面目な性格。
追いはぎで返り討ちに遭った時も、敗北したため死を以って償おうと自害用のナイフを持ち出したり、「本でしか読んだことが無いので上手くできていなかったのでしょうか?」と相手に尋ねてくるズレっぷり。
その性格と境遇がデーリッチの琴線に触れたため、何もできなくてもいい、王国で暮らしてできることを増やしていけばいいと勧誘される。

このお人好しな勧誘を「金銭と、まかり間違えば命さえ奪おうとした自分を許す『王の器とカリスマ性』」だと捉え、デーリッチに臣下として仕えることを決意し以降はデーリッチに付き従うようになる。
そのため王国内で 唯一彼女だけが デーリッチのことを「国王様」と呼ぶ。ローズマリーがハグレ王国の『宰相』だとすれば、ゼニヤッタは王国で最初にデーリッチに忠誠を誓った『忠臣』である。
たとえデーリッチがボケようが悪乗りしようが常に傍に控え付き従うため、その生真面目さが時々シュールな笑いを誘うこともある……。ゼニヤッタイガーの件は彼女の真面目さが笑いに繋がる最たる例であろう。

反面、王国や主であるデーリッチに危害を加えようとする相手には容赦が無く、残虐な悪魔としての本性を垣間見せることもある。
王国内であっても例外でなく、デーリッチを薄給でお手伝いさせたハピコに拳で「オハナシアイ」をしに行ったりと、真面目ゆえに怒らせるとかなり怖い。
余談だが、魔法タイプのくせに腕力と握力が凄まじく、マッスル、マリオンと肩を並べ王国トップスリーに入れるらしい。ステータス上にもしっかり反映されており物理攻撃力は中々のもの。

仲違いした兄については「ろくでなし」「アンポンタン」と辛辣な評価を下しているのだが、兄が残してくれたとある事件をきっかけに
少しだけ見直し、世界が違ってしまったため会えなくなったことを寂しがり、デーリッチとローズマリーにまたいつか会える日がくると励まされ、そんな日が来ることを願って前を向いて生きていこうと決意するきっかけを貰う。

ちなみに横にいる霊の名前はトマスとマトス。ゼニヤッタの魔力で作り出した分体らしく、彼女の経営する「愛情おむすび本舗」のおむすびを握っているのはこのふたり。
+かなづち大明神
かなづち大明神
前作、らんだむダンジョンの登場人物『カナヅチ妖精』の人格がコピーされ、人造の器に入れられた人工妖精にして人工神格。
異世界の知識や技能を得るために作られた経緯があるのだが、いかんせんコピー元があのセクハラ妖精だったため性格はお察し。
デザインも大きく変わったため、元々の可愛いから許される的な要素がごっそり抜け落ちている。

締める所は締めるし真面目ではあるのだが、いちいちセクハラを挟むため「これさえなければ……」と王国の皆も頭を抱えている。
事あるごとに王国の女性陣、特にエステルにサービスシーンを求めるが、ヘルラージュのように本気で泣くような娘に対してはセクハラを自重している。
こんな性格なのに妖精たちからは懐かれているようで、一度は追放されたというのに昼寝していると妖精たちが一緒にくっついて眠るらしい。
なんでも、かなちゃんは体温が高いから暖を取るのに最適だとか。

元が鍛冶屋の妖精だったためかなり装備にうるさく、時々自分で武器や防具を自作している。
手先の器用さが高じてウズシオーネにスワンボートを作ってあげたりもしている。もしかしたら本体と同じくらい料理上手だったりするかもしれない。
ブログではコピー元であるカナヅチ妖精と交信したことがある。
+ヅッチー
ヅッチー
妖精女王の血を引いた『妖精プリンセス』であり雷の妖精。人呼んで『イカヅチ妖精』。
血筋の影響か、基本的に脆弱な種族であるはずの妖精の中でも桁外れの魔力を持っており、その力で妖精達が安全に暮らせる場所を作るために妖精王国を建国した、言うなれば もうひとりのデーリッチ
とはいえデーリッチ同様に幼く、基本的には気ままなお子ちゃま。国王と言っても実情はノリと勢いで周りを振り回すガキ大将そのもの。

大気中のマナ濃度の関係から雨の日くらいしか森の中から出られない妖精達のためにマナの豊富な温泉を見つけ出し、そこを拠点に王国を拡大させていった。
温泉事業を中心に人間達から利益を上げその資金の大半を山中に隠れた本命のマナ温泉の隠匿に費やしていたが、ハグレ王国が近付いた事でデーリッチ達を追い返そうとするも、
かなづち大明神に見識の狭さと排他的な考えを窘められ、妖精王国をより良い国にするために他種族の共存するハグレ王国から「何か」を学ぼうと留学を決意する。

似た者同士のデーリッチとはすっかり意気投合し、名実ともに相棒 兼 ライバル、強敵と書いて(とも)と読む間柄として名コンビとなるのだが、
後に、この無責任な留学が元で妖精王国との関係が急激に悪化して、事態は彼女が予想もしない方向へと転がっていく。
二章は彼女の為の物語と言っても過言ではなく、子供であったヅッチーが女王へと成長していく姿が具に描かれている。

ちなみに、傍から見分けのつかないはずの妖精達の顔と名前を自国民なら全員記憶しており、人柄や思い出も含めてしっかり言い当てる事が出来るという何気に凄い特技がある。
他にも、ハグレ王国の交易センターは彼女の管轄であり、様々な交易先との取引や輸出入のバランスを「その町の空気から必要そうなものを読み取って勘で采配する」という離れ業を見せる。

逆境からの大逆転には定評がある。
例を挙げると、「☆タケミナカタバースト」は残存MPに反比例する攻撃技だが、イベントのみ使用される奥義「☆真・タケミナカタバースト」は残存HP依存の全MP消費技、
つまり「倒れそうになるほど追い詰められた時、それを堪え切って自分を奮い立たせ全魔力でカウンターする」という 主人公よりも主人公らしい技 である。
+ジュリア
ジュリア
エステルと同様にこの世界の原住民であり、傭兵稼業を生業としている。年齢ははっきりしていないが、お酒は吞めるらしい。
ジーナ・アルフレッド姉弟とは幼なじみであり、アルフレッドの伝手でハグレ王国と知り合うことになる。
トゲチーク山の魔物殲滅作戦は三部隊を投入して万全の体勢で行われることになるが、
ジュリアの隊は貴族の長男ミハエルのお守りを引き受けることになり、内心でイラつかされながら道中を進むことになる。

しかし、山の洞窟最深部でジュリア達が目の当たりにしたのは、多数の傭兵達の死体であった。
瀕死ながらも唯一生き残っていた別部隊の隊長グリフィスの話によれば、事前情報が偽りであり、凶悪な強さを持つ『古代種』によってジュリア隊以外の二部隊は全滅したとのこと。
また情報が偽られた理由には貴族の派閥争いが絡んでおり、ミハエルをこの洞窟に放り込んで暗殺する思惑があったのではと語られる。

そして悪い事態はさらに重なり、洞窟の最深部ではマナ不足でキーオブパンドラによる脱出ができず、さらにローズマリーがマナ欠乏症に陥ってしまう。
うろたえるデーリッチにエステルが喝を入れ、ジュリアが鼓舞し、グリフィスとローズマリーを背負いながら、古代種を振り切っての洞窟脱出を目指す事になる。
このような事態でもジュリアは隊長として冷静に振る舞い、グリフィスに応急処置を施し、ミハエルに死地で生きるとはどういうことかを説いていった。
さらに洞窟脱出後は駆けつけてきたシノブと口論になりかけたが、一刻も早く何を為すべきかを話すなど、隊長として為すべきことを決して見失わなかった。

こうして事件をどうにか切り抜けた後は、新たにハグレ王国に傭兵として雇われることになる。
事件の際は非常に頼れる隊長としての風格を見せたが、王国入りしてからは別の意味で強烈な印象を残す。
警察組織の設立を提案してくるのだが、その名称が『ハグレ警察』。そしてハグレ警察に所属する刑事は(ローズマリーの大声でかき消される……が、絵の看板が直球である
さらに組織の名称の第二候補は西にあるから西部(再びかき消される)……この隊長、ノリノリである。
あまりに危険すぎるボケに、ローズマリーはツッコミの放棄を考えるほどいじけてしまった。
これ以外にも他のキャラの店舗提案で積極的にボケに来たり、デーリッチの特訓を引き受けるも遊ばせているようにしか見えなかったり、婦警・浴衣・どてら・猫化・水着などいろんな衣装を披露したり、非常にひょうきん、かつサービス精神に溢れるお方である。
+ヘルラージュ
ヘルラージュ
秘密結社ヘルラージュのボス。ただしデーリッチ達と会うまでは構成員は自分ひとり。
祖父から秘密結社を受け継ぐ、ヘタレた性格、ぽんこつ具合、服装や髪形など、どっかのダンジョンの貧乏経営な秘密結社の誰かさんを思い起こさせるが、関連性は不明。
というか、あっちのヘルさんよりも更に気弱で憶病で、思いやりがあって、お人好しで優柔不断、といった悪党とは正反対の性格をしている。
なお初登場は次元の塔であったが、彼女は召喚されたハグレではなくエステルやジュリアと同様の原住民である。

次元の塔3層に秘密結社を構えていたが、生来の性格から悪事らしい悪事を思いつけず、外部の人間を戦闘員として雇って悪事を考えてもらおうと思い立ち
塔を登る冒険者に自分の所を訪問させて勧誘するために次元の塔の鍵を隠したところから彼女の物語は始まる。
思惑通り交渉に来たデーリッチ達を秘密結社に勧誘して悪事を働こうとするも、デーリッチ達からの悪事の提案を聞くたびに「そんな恐ろしい事や非道な事は出来ない」と次々と却下、
最終的にユノッグ村の「お一人さま一つ限定のたまごパックを二回並んで二つ買う」という提案に落ち着く  ……訳がなく、ローズマリーに「悪事に向いてないにも程がある!」と逆に説教される。
その後、デーリッチの「相手を思いやって悪事が出来ないなら、悪党相手ならば悪事が出来るのでは?」という提案を受けて
秘密結社ヘルラージュの栄えある第一回活動は「山賊相手にカツアゲ(という名の山賊退治)」で決定する。
(これがきっかけで、以後「秘密結社ヘルラージュ」の活動は悪事という名の慈善事業へと舵を切ることとなる)

次元の塔の鍵をもらうために一回だけ秘密結社の活動をしたデーリッチ達と一度は分かれるも、塔の最上階で再び対峙
今度こそ正式に結社に加入してもらおうと挑むも、一緒に戦った新入戦闘員のはむすけ&ドラゴンにあっさり見限られ敗北。
結局、デーリッチの許可を得て王国に加入する傍ら秘密結社の活動も継続していく、という形に落ち着く。

経緯からも分かるように悪党としての素質も適性も  絶 無  と言っていい程の小市民なのだが、悪に対して並々ならぬ思い入れがある。
その理由は『第一継承者』という肩書とも関係している彼女の凄惨な過去に根差すもので、自らの過去に清算をつけるべく非情な復讐者になろうという渇望から来ている。

王国加入後しばらくして、彼女はその過去の因縁と対峙することとなる。
……まぁ、それが終わった後は王国一の小市民、秘密結社一のヘタレキャラとしての地位を確立していくわけなのだが

なお、非常に手先が器用で裁縫が得意。人造人間製造と称して王国の面々のぬいぐるみや人形を作ったりしている。
あと、秘密結社の戦闘員コスチュームはなぜか ナスビ のきぐるみ。
曰く、「秘密結社ヘルラージュのヘルはヘルシーのヘル!」だそうで……。
+ブリギット
ブリギット
拠点の地下遺跡で休眠していた魔法ゴーレムであり、古代人がゲート管理のために創り出した『ゲートキーパー』。
キーオブパンドラの元の持ち主、というか管理者であり、古代人の歴史や召喚技術やゲート技術について作中で最も知識がある人物(人?)。
失われた古代人の知識や歴史の真実について知る、この世界に現存する千年前の大規模移民計画の唯一の当事者である。

本来 人も魔物も存在しなかったこの世界に転移してきた古代人達の愚行と知識と技術を記録しており、
マナの慢性的欠乏により星(この世界)を捨ててもう一度新たな世界へと旅立っていった古代人達が 移民の為に開いた大型ゲートを安全に閉ざす為に作られた存在で、
キーオブパンドラを使いゲートを封印した後、古代遺跡の最後の番人として拠点の地下に眠っていた。

千年後、休眠している隙にキーオブパンドラを何者かに盗まれてしまった事に気付き、デーリッチ達に言い分は聞くから返すよう(脅迫状で)催促をしたことがきっかけでデーリッチ達と接触するも、
遺跡や古代人について何か質問が無いのか聞いてきたり、悪用しなければそのまま使っていいと放言したあたり、あまり技術の流出には頓着がない。
というか他の遺跡でのマナ濃度異常による警報が鳴らなければそのまま気付かずにずっと寝たままだった。

昔はベビーシッターをしていたこともあってか子供や動物の気持ちがなんとなく分かるらしく、男勝りな口調に反して非常に面倒見がよい。
子供好きを否定し本人はそっけない態度を取っているが、骨董屋を立案しようとした時にデーリッチ達から駄菓子屋が欲しいと言われてノータイムでそちらに方針転換するくらい。
喋り方も古臭いし性格も気難しいしで、王国での立ち位置はまるで駄菓子屋のおばあちゃんそのもの。

戦闘用に作られたゴーレムではないはずなのだが自前の浮遊する椅子に銃火器を内蔵していたり、小型の支援ゴーレムである「ミニブリ隊」を呼んだりと意外と物騒な装備をしている。
アンドロイドであるマリオンには同じロボ仲間として「同輩」と呼ばれ、身長が高いことや格好良いこと、ミニブリ隊のような仲間がいることを羨ましがられている。
+ベル
ベル
道具屋を志す港町ザンブラコに暮らすハグレの少年。
以前は泣き虫だったらしいが成長すると共にハグレらしく頭角を現し、現在はザンブラコ最強の海の漢として周囲に認められている。

妖精王国のデパート進出と漁業の水揚げ量の激減によりザンブラコが経営難に陥ったため、町興しの為にひとり立ち上がり、
ザンブラコで代々海の男たちが挑み続けてきた大ダコの討伐を成功、叶わずともせめて足の一本でも持ち帰って皆を奮起させようと浜辺の洞窟へ向かう途中、道具屋の雇用に訪れたハグレ王国の面々と出会う。

市場侵略を受けていたザンブラコを離れてハグレ王国に行く事を気に病んでいたり、町の皆の為に奮起したりと、優しさと行動力に溢れた子であるが、
反面、ボロボロの小船一隻で大ダコに挑むという、デーリッチがびっくりするほど向こう見ずな性格もしている。

港町に活気が戻ってからは正式に王国に加入し、道具屋を営む傍らデーリッチやヅッチー、後にミアラージュといった年少組と一緒に仲良く遊んだりしている。
暴走しがちな年少組では皆のストッパーかつ常識、そしてツッコミ担当。
真面目さと純朴さで王国の皆に慕われているのだが、初対面で大半の人に 女の子 に間違われるという自分の容姿をとても気に病んでおり、男らしさに強く憧れている。
その人徳からか、ジュリアから心構えを説かれたりマッスルから空手を教わったりと、何かと王国の面々からも面倒を見てもらえている。

店の隣り同士であるジーナに何かと弄られたり、クウェウリとの仲を噂された時に本人が冗談混じりにまんざらでもない反応をされてマーロウに敵視されたりと、何かと女性陣には振り回されている。
更にその事で女性にモテているとマッスルから嫉妬されていたりもする、苦労人な面もある。
+地竜ちゃん
地竜ちゃん
明言はされていないが、ほぼ間違いなく 前作「らんだむダンジョン」の地竜と同一存在 。というか影の敵グラフィックがそのまんま。
スタッフロールでの肩書は「マスコット六魔」
言わずと知れた『六魔』の一角、太古の恐竜にして岩山と見紛うばかりの巨体を持つ暴獣『地竜』の新たな器。
アナンタ達によって地の底に封印されていたはずの魂が卵に宿り、次元の塔を経て異世界にて再び蘇り、世界を貪りつくし破壊の限りを尽さんと胎動していた。

……はずだったのだが、はむすけ達があっためたせいで孵化のタイミングがズレ、魂とでも言うべき影だけが先に出てきてデーリッチ達に倒されてしまった。
残った肉体は何も知らない純粋な雛のままで、刷り込みでデーリッチに懐いたためそのままマスコット件ペットとして王国で飼われることになる。

前作では同じ六魔の『九尾の狐コノハ』とは意思疎通こそ出来ないもののそこそこ仲が良かったらしく、知能もそれなりに高かった模様。
生まれ変わった今でもデーリッチ相手にオセロや挟み将棋で圧勝したり、ベロベロスの躾教室の話を聞いて自分もトレーニングをしたがったりと、普通に人語を理解し自己主張したり、ゲームルールを理解して一緒に遊んだり出来るぐらいには頭がいい。
というか、普段は「もけもけ」「ぐごご」としか鳴かないくせに「ぽっこー」「づっちー」と相手の名前を普通に発音できる。

前世では幼少期に妖精に捨てられてしまったので、家族を得た今生ではとても報われていると言えよう。
願わくば、デーリッチ亡き後もハグレ王国で幸せに生きてほしいものである。
+ミアラージュ
ミアラージュ
人呼んで『森の魔女』。ヘルラージュの実の姉、ラージュ家長女にして元・古神交霊術『第一継承者』。
つまりヘルちんの肩書は本来ならミアのものである。

彼女について説明するにはラージュ家の秘術「古神交霊術」について補足しておく必要がある。
古神交霊術とは、忘れられた土地神や、時代の中で邪神や禍神などにされてしまった神や英霊などの「未練」「執着」を利用して自分を媒介に「力」のみ使役する召喚術の一種であり、
神童とまで呼ばれたミアラージュはこれの天才児であったが、呼び出した神々の未練や怨念などの影響を心身に受け、それが元となり交霊術の暴走事故で幼くして一度死亡している。
彼女の死を惜しんだ両親は数年かけて完成させた交霊術の奥義「黄泉還り」を使いミアラージュをゾンビとして蘇生させるも、代償として血液を求める体質になる。
ペット、家畜、埋葬された死体などが徐々に村から消えていき、最後には村人の死体が屋敷の裏から発見され、彼女を諌めようとした両親でさえ殺害され、
両親の生首を持った姉を目撃したヘルラージュは恐怖のあまりその場から逃げだしてしまう。
これがヘルラージュの因縁であり、彼女の言う「復讐」こそ、他ならぬ実の姉を殺し再び土に還すことであった。

クックコッコ村の家畜が血を抜かれ殺される事件がきっかけで『森の魔女』の調査に乗り出した秘密結社ヘルラージュとハグレ王国の面々は
魔女の館「ホラーハウス」でミアラージュと遭遇、事件から姉の存在を察していたヘルラージュは今度こそ逃げずに彼女を殺す為にと、館の奥へと進んでいく。

しかし過去の事件の真相はヘルラージュの想像とは正反対のものであり、実際に血を求めて家畜や村人を殺していたのは彼女たちの両親であり、
ミアラージュは自分の為に殺人にまで手を出した両親を止めるために争い、そのまま両親を殺害してしまう。
その後、魔女の館に居を移し死者の魂を人形に入れ交霊術で使役し家畜を血を少しずつ集めさせ、全ての真実に蓋をして、
いつか妹が自分を殺しに来る日を待ちながら生き永らえてきた……。

一方、使役するゾンビ人形たちの代表であるキャサリンはミアラージュに深い恩義を感じており、何としても彼女を救いたいと思い、
彼女を殺させまいと戦いの中に乱入し、事件の真相が書かれたラージュ家の日記をヘルラージュに見せて戦いを止めさせる。
人の血がなければ残り数日で何もせずとも土に還ってしまうからこそ、取り返しがつかなくなる前に今すぐ自分を殺して決着をつけろと言うミアラージュと
真実を知って姉を殺したくはないと言うヘルラージュ、二人の主張は平行線になるかと思われたが、彼女の吸血症状を分析したローズマリーがその場を保留する。
結果として吸血症状はマナ欠乏症とほぼ同じであり、水で薄めて塩を加えたマナジャムの定期的に摂取することで解決、姉妹は和解し事件も解決となる。

ミアラージュは妹と違い交霊術を中心にした戦闘スタイルだが、交霊術というよりはまんまネクロマンシー(死霊術)。
実際、両親の霊を呼び出して戦ってもらったり、死人の魂を人形や道具に籠めて生きた人形に作り替えて使役したりしている。
ちなみに人形はミアラージュお手製のものもある。手先が器用なあたり、この辺は姉妹一緒である。

神童の名に違わず実に多彩な才能を持ち、全属性の魔法に適性を持ち、絵を描けば芸術の神であるポッコちゃんが嫉妬し、
空手をやればトーナメント上位に食い込み、お土産屋を経営すれば次々に新しい商品や料理を開発するなど、あらゆる事をそつなくこなす。
ただ、隙がなさ過ぎて警戒されてしまうため動物にはあまり好かれない。本人は可愛いもの好きなためそれを気にしている。
他にも、交霊術を使うくせに夜中のホテルをひとりで出歩くのはちょっと怖かったり、味覚が壊滅的でゲテモノ料理が好きだったりと、割と人間臭い欠点もある。

なお、年齢的にはヘルラージュより上なので下手すれば二十歳近くのはずなのだが、普通に小学校に通ったりしている。というか、 ランドセル を背負っている合法ロリ……
+ドリントル
ドリントル
+マーロウ
マーロウ
+クウェウリ
クウェウリ
+メニャーニャ
メニャーニャ
召喚士協会に属する才能豊かな召喚士。エステルとシノブの後輩にあたる。通称『協会の悪魔』。
弱冠16歳にして、士官まで登りつめ、一時は協会長代理も務めた召喚士協会きっての才児。

扱える魔法属性は雷だが、炎、氷、雷の三重属性の魔法防御耐性を会得している。
しかしシノブのような天才肌と違い、たゆまぬ努力と研鑽と思索によって実力を得たいわゆる秀才型。
実際、協会が焼き払われた際には焼かれてしまったシノブの残した本をまだ半分までしか理解できていなかったと漏らしている。
そんなシノブとの仲はあまり良好と言えず、彼女の後を継げるのは自分しかいないと言っている割には若干刺々しい態度をとっている。

そもそもぼっち気質なのか他者との距離の取り方が下手くそなのか、交友関係は狭いようで、エステルが拠点の他のグループと昼食を取っていたらそれだけで輪の中に入っていけず、そのままぼっち飯になっていたりするらしい(柚葉談)。

徹底した合理主義者で現実主義者、他者に自分の考えを話さずひとりで全部しょい込もうとする悪癖はシノブと一緒。
協会の悪魔などと呼ばれ重責を負わされた時も、弱みを見せず泣き言ひとつ漏らさず冷徹に完遂しようとして自らを追い詰め、エステルに「本当は優しいくせに、逃げたいくせに、誰かに重責を背負わせたくないから非情ぶっている」と指摘される。

帝都防衛戦、ハグレ内乱の終結後、協会員たちの嘆願もありその責務を他者に振り肩の荷を下ろし、政府上層部の思惑など知ったことかと長期休暇を取ってハグレ王国へ入り浸るようになる。

根が真面目なためいろいろといじられる。その度にエステルに爆笑されては仕返しにエステルの横隔膜をぶん殴っている。
ハグレに変装するために猫耳をクウェウリに付けられた経験があり、エステルには「めにゃーにゃ」呼ばわりされ、シノブは「ニャニャーニャ」とわざと名前を間違えたりと何かと猫扱いされていじられている。
果てはシノブの世界でとうとう猫娘の友達「にゃーにゃちゃん」として登場、シノブも猫のイメージが強すぎたのかにゃーにゃちゃんは(以前は人語をしゃべった事があるが)猫の鳴き声しかしゃべれない。
その腹いせか、王国会議では猫耳を生やす薬を作って福ちゃん、ハオ、ジュリアなどに飲ませたりしている。
+プリシラ
プリシラ
『妖精王国参謀』にして妖精王国の番頭、勧進元なども勤め上げる影の元締め。
元は小さな温泉街程度の規模であった妖精王国を女王であるヅッチー不在のまま一角の国へと押し上げたのは彼女の功績あってのこと。

青い髪に長身、引き締まった女性らしいスタイル、大人の顔つきと、羽を除けばおよそ妖精らしくない外見をしているが、元々はヅッチーの後ろを付いて回る、泣き虫で臆病で貧弱な妖精の少女でしかなかった。
これはシノブに才能を見込まれマナジャムの摂取と魔法の鍛練を勧められたことによって、マナ欠乏によって抑えられていた本来の力を会得し、著しく成長した結果である。

ヅッチーがハグレ王国へ留学をしてしまったため、トップ不在となった妖精王国を必死にまとめ上げて王国を発展させる。結果として卓越した商才と政治力を開眼させ、以前とは比べものにならない程の規模へ拡げるも、
店舗展開による展開先の商店街などとの折衝、内部から挙がるヅッチーへの批難や不満とそれに相反するヅッチーへの変わらぬ人望、そしてヅッチーとの対立、自分の中から消えないヅッチーのカリスマといった
理想と現実との板挟みに悩み、その葛藤の果てにヅッチーの身柄を巡ってハグレ王国と戦争を起こす。

最終的にはヅッチーと一騎打ちをするも、彼女の全てを受け止めてなお倒れないヅッチーの前に敢え無く返り討ちに遭う。
しかしプリシラ自身が築き上げてきた人望や絆をヅッチーから再確認させられ、ヅッチーとも王国とも和解。
帝都防衛戦以降はヅッチーと共にハグレ王国に帰属し、妖精王国を運営する傍らヅッチーの側に居場所を作る。
なお、その他の妖精達はプリシラやヅッチーを少しでも支えようと各自努力していく方針でいくことになったらしく、古参のひとりであるリッピーはプリシラの為にマクロ経済学を学ぶようになったらしい。

ハグレ・妖精両王国の財務において彼女を上回る商才の持ち主はおらず、金銭で帝国やエルフ王国などを黙らせ要求を飲ませることさえやってのける。
しかし守銭奴や銭ゲバという訳ではなく、長期的な投資を行ったり堅実な経営視点でプレゼンを行ったり、必要ならば手にした利益をあっさりと交渉の道具として使い潰したりと、あくまで使える武器のひとつとしか見做していない様子。

一番大切なものは 「ヅッチー!!」 「言い切った!?」
和解後はますますヅッチーへの依存が進み、友情や憧憬というよりももはや崇拝・思慕に近い。
肝心のヅッチーの方はデーリッチを相棒認定してすっかりコンビが板に付いた様子。またどこかで愛憎劇に発展しないか心配である……。
+柚葉
柚葉
+イリス
イリス
次元の塔の第6層に飛ばされてきた『冥界』を纏め上げる存在。肩書きは『冥王の娘』。
『手繰る魂のイリス』の異名を持ち、その存在は前作らんだむダンジョンにおいていくつかのアイテムの中で言及されている。
しかし実際に現れた彼女の姿はなぜか露出の高い衣装をまとったアメリカンスタイルで、喋り方も英語混じりである。

普通に見える両腕の他に、空中に浮かぶ二つの大きな手と大振りの鎌を隠し持っている。
父である『冥界の王シェオル』に「本気を出すとき以外は両手を使うな」と言い含められているらしく、仲間になってからは生活や戦闘で使われている描写が無い。(その割には後述するお店でこすっからいイカサマに使ったりしているが……)

冥界が次元の塔に召喚された際、彼女は己の持つ強すぎる力が災いして次元の狭間に挟まってしまい、身動きが取れなくなってしまう。
そこで部下に命じて闘技大会を開催させ、自分を解放してくれる存在を捜していた。
やがてデーリッチ達が大会を勝ち抜き、キーオブパンドラの力で扉の封印を解除したことにより自由の身となる。
デーリッチ達には部下から褒賞を受け取るように言いつけ、外に出ようとした際に、軽いノリで『地上侵略』の言葉を口にしたことからデーリッチ達と敵対。
それまでの明るい雰囲気から一転、悪意を剥き出しにしてデーリッチ達の命を刈り取ろうと襲い掛かる。
その後の自身の敗北を予想外(アンプレデクタブリィ)と口にしながらも、改心したふりをしてデーリッチを言いくるめ、横で不安そうにしているローズマリーをよそにハグレ王国入りすることになった。

とは言うものの、彼女は侵略を諦めておらず、冥界ハンバーガーでデーリッチやヅッチーを懐柔し、自分の意のままに操って王国を裏から支配する手法に切り替え、その計画は順調かに思われた。
が、対抗策としてローズマリーが生み出したマスコットが、イリス本人のみならず、冥界全体に大いなる悪夢をもたらすこととなる……。
その後、懲りずにアックマンチョコなる駄菓子シールで再びデーリッチ達の懐柔を試み、更にそのまま公爵級の大物の眼力を持つマスコットを捕獲し始末しようと試みるも、何故か複数現れたマスコット達に警備を突破され計画が頓挫、二度に亘る敗北を喫し深くトラウマを刻まれる結果となる……。

また、彼女自身も十分に破天荒な存在なのだが、同じ悪魔でありながら悪意とは無縁に見えるゼニヤッタと仲良くする一方、その前衛的なセンスに首を傾げる場面も見られる。
その他にもルフレを見てはしゃぐハオに呆れたり、恐ろしくちょろいデーリッチを見てこれで何故未だにこの王国を墜とせないのかと頭を抱えたり、射的屋でイカサマをブリギットに見破られて大赤字を出したりするなど、周囲に振り回される一面が目立っている。

余談だが、冥界イリスチャンラブの説明を見るにおそらく辛党。シノブと食の趣味は合うのかもしれない。
+ウズシオーネ
ウズシオーネ
スキュラ族のハグレ。いつもニコニコ常に笑顔を絶やさない、デーリッチ並みに底抜けにお人好しな優しく明るい娘。
その善良さは異形の姿から迫害された過去を持っているのにまったくそんな素振りを見せないほど。
反面、やや天然が入っていて、マイペースで人の話を聞かない、勝手に遺跡をホテルに改築して自分のものにするなど、意外に強引でしたたかな面もある。

ドナウブルーイベントで明らかになるが、明るいキャラクター性に反してその身上は中々に重い。
ウズシオーネという名前はふたりのハグレの名前を合わせたものであり、「ウズ」は一緒にこの世界にやってきた同胞の名前で、本来の彼女の名前は「シオーネ」である。
ウズは既に故人となっていて、彼女の体にはふたり分の魂が宿っており、主人格はシオーネではあるがシオーネが眠っている間などはウズが体を動かしている。

ウズの方はかなりキツめの言動をする現実主義者で、シオーネの影として何かと危なげな彼女のフォローに回っている。
上記の通りウズとシオーネは同じスキュラ族のハグレとして迫害された過去があり、ウズにいたっては溺れた子供を海から引き上げて助けたところを子供を襲った化け物と勘違いされて毒矢で撃たれ、その毒が原因で死亡している。
シオーネの体にウズが宿った理由はウズ本人にもはっきりとは分かってはいないが、同胞をひとりでこの世界に残して逝くことを心配して成仏できないという未練が影響した可能性が否めないと考えている。

デーリッチを誘導しキーオブパンドラを奪い、ゲートを開きシオーネにひとりでも仲間を作ってあげようと画策したが正しい知識がないため失敗、
駆けつけたローズマリー達に救われた上にそのままハグレ王国に勧誘され仲間入りする。
その際に自分を勧誘したローズマリー達に「お人好しにも程がある」と毒を吐くが、迫害されてもやり返すのではなく友の為に仲間を求めることを選んだ君もお人好しだと返されている。
このやり取りからも分かる通り、召喚されたこの世界の人間に対して思うところはあるが、ウズもかなり優しい性格をしている。

ウズの方はシオーネが自分を認識しているのか判断がつかなかったが、シオーネの方はなんとなく察していた素振りがあり、イベントをきっかけに本格的にふたりの間でコミュニケーションが交わされ、拠点入りした後は交換日記が始まる。
しかしシオーネの寝ている間、つまり夜中の二時間程しか自由時間のないウズには日記に書けることが何もないため初日から行き詰まり、色々と煩悶しているうちに自分の趣味を日記に炸裂させて寝落ち。
それを読んだシオーネが新しい扉を開いてしまい、以後ふたりの暴走は続いていく……。
つまり彼女にまつわるエピソードは「 だいたいウズのせい 」。
+ヴォルケッタ
ヴォルケッタ
+ポッコ
ポッコ
数ある世界樹の中でも最も栄えている「東の世界樹」を管理している『芸術と創造の神様』。
ご尊名は「サルバトール・ジャッコメディ・ポッコ」なのだが、長いので皆には『ポッコちゃん』と呼ばれている。 「ポッコちゃんはやめよう?…な?」
自ら描いた絵を3分間だけ実体化させる能力を持っている。また、地が出ると言葉遣いが訛る。
絵画で稼いだのか世界樹の運営が儲かっているのか、専属以外にも複数の巫女を抱え、別荘なんかも所持している。

見た目に違わず幼い性格をしており、快活で無邪気だが負けん気が強く、また人間相手には神様らしく素で偉そうな態度を取る。
ただし、根は素直で人を信じる純粋さを持ち合わせており、自分のところの巫女であるドーラに信頼と親しみを寄せている。
もっとも、面倒を見てもらっている立場でありながら「ポッコがしっかりしてあげないと駄目なんだから」と考えたりしているが……。

天界における神様としての位は『少納言』。これは福ちゃん、でんでこ、ティーティー様といった面々よりも下位にあたる。
ティーティー様の口ぶりから察するに、外見同様まだ若い神様である様子。
しかし同じ世界樹の担当であるティーティー様には対抗心を燃やしているのか、目上の相手であるにもかかわらず挑発的な態度を取り、事あるごとに東の世界樹の繁栄を盾にして突っかかっていく。
その様子は尊大や傲慢というよりも「クソ小生意気なお子ちゃま」であり、ある意味微笑ましいのだが傍にいると実にウザい。エステルなどは「いっぺんシメるか?」と本気で考えるほど相手を煽ってくる。
ただ、最上位に近い福ちゃんには頭が上がらない。神様会議などで騒ぎを起こした時もティーティー様はもっぱら福ちゃんを呼んで解決してもらっている。
ちなみに東の世界樹ではハグレ王国の面々に福ちゃんがいることに気付いた時、恐れ戦いてうっかり福ちゃんの素性をバラしかけて延髄に手刀をもらい昏倒させられたりもしている。

ドーラとは相互理解が不十分であった為一度はマクスウェルの暗躍によって関係が拗れてしまい、
その結果、お互いの気持ちを伝えられないままドーラを利用され死なせてしまうという最悪の結末を迎えそうになったが、
「ドーラが過ちを犯したことも、ポッコが不甲斐なかったことも確かだけど、絆が無かったなんて言わせない。」
「私の伝え方が足りなかったなら、もう一度だけチャンスをおくれ!今ポッコが助けちゃるけんな!」
と怒涛の決意表明と共に奮戦、ハグレ王国の助力により解決する。
一命を取り留めたドーラと改めて和解し、この恩義に報いる事と見識を広める目的でハグレ王国へ加入することを決意する。
子供染みてはいるものの、やはり一角の神様としての貫禄はある模様。

なお、拠点では一部からクラマ君との関係が噂されている。
クラマ君にはそんな趣味はこれっぽっちも無いのだが
ポッコちゃんの方が誤解して母性に目覚めたり、サンサーラ村で連れ回したり、ブログでも一緒にご飯を食べるなど異性として意識した行動を取り出し、非常にデリケートな問題となりつつある。
+クラマ
クラマ
+シノブ
シノブ
召喚士協会所属の召喚士。
この世界における紛れもない最強にして最高の魔術師、無上の魔力と天啓にも等しき知能を授かりし鬼才。
齢15にしてその身に冠す異名は『魔道の巨人』。彼女の力に魅入られた数多の召喚士が挑み、あるいは畏怖し、そして力にのみ目を向けたその全て者が例外なく膝を屈した怪物。

しかし本人は強大すぎる己の才能と力が良くも悪くも多くの人達を振り回し、周囲に騒乱と秩序の破壊をもたらす事に常に苦悩しており、
その内面が誰よりも優しく、傷付きやすく、そして未熟な「小さな子供」でしかないことに終ぞほとんどの人間が気付かずにいた。

始まりは十歳にも満たない時、召喚ゲートの研究に携わった時に知ってしまったハグレ達への不当な扱い、
父から言われ、無邪気にそう信じていた「自分の力がこの世界の人達を幸せにする」という教えとは真逆の現実。
まだ無法時代だった召喚での、ヘンテ鉱山の労働奴隷として使い捨てられていくハグレ達を見て
「自分の作った召喚装置を暴走させれば、危険なものとして誰も使わなくなるはず」と考え、その安易な発想が最悪の事態を招き寄せてしまう。
発生した魔物は弱く脆いものばかり、しかしそれらにすら抵抗出来なかった大人達、真実を隠蔽するために研究所を爆破し生き残りごと生き埋めにした鉱山会社、
そして、取り残され死んでいった人達の中にいた、『娘の研究を自分の名義で発表していた父親』……。
父は何を思って私の名前を出さずにいたのか? 自分は本当に愛されていたのか? 自分は、自分の身勝手な独善で父を殺してしまったのか?

答えの無い苦悩から目を背けるために彼女が選んだのは、ハグレを迫害する社会と悪用される召喚システムこそ元凶であるとした「正しい召喚」の道。
正しい召喚士を目指して召喚士協会の門戸を叩いたその先に待っていたのは、数多くの挫折と現実への失望。
どこへ行っても変わらぬハグレ達への扱い、自分の言動への数々の妨害、辛い現実に自分の元を離れていく同じ理想を分かち合った友人達や同志達、
やがて彼女は協会と帝国、引いてはこの社会を形作っている「この世界の住人」を見限り、
召喚ゲートを転用してハグレ戦争の敗残兵達の再起に手を貸すようになり、歪んだ社会を持った世界そのものよりもハグレ達を救済することにのみ目を向けてしまう。

捨て鉢に見える自棄、親友を突き放すような言動、人の心情や命を軽視した冷徹さ、ハグレに肩入れし煽動するような振る舞い、それらは全て彼女の過去に根ざした意固地さに過ぎず、
後にシノブは自分の気持ちと向き合い、魔物ゼロキャンペーン、独立戦争、次元ポータル、自分の行ってきたことは全て「結局はハグレを救うことを通して自分が救われようとする為のものだった」と独白している。

デーリッチ達の選んだ「ハグレ大祭り」という『この世界を去る彼らに良い思い出を』という考え付きもしなかった選択肢
次元ポータルで交わした『故郷へ戻ることが出来るはずのハグレ』である雪乃との問答
最後までずっと友達でい続けてくれたエステルとメニャーニャ
ハグレ王国を通じて触れた人の優しさと暖かさに感銘し、自分の行いを自省したシノブは和解を決意、最後のゼロキャンペーンとしてゼンマイ山の時計塔調査をハグレ王国に依頼する。
しかし因縁の相手であるマクスウェルの姦計により異次元の大穴の暴走に巻き込まれ、エステルやメニャーニャ、ハグレ王国の皆を助けるために身代わりとなって次元の狭間に呑まれてしまう。
あまりの魔力の大きさ故にどこへも行けず次元の大穴に挟まれたままとなったシノブは、そこに自らの魔力を元とした小さな世界を創り身を潜めるが、
これをマクスウェルに悪用され、魔力と体力を生きたまま搾り取られていく魔力炉心にされてしまう。
ハグレ王国の活躍によって救出劇の末に生還したものの、後遺症によってかつてのような強大な魔力行使はほとんど不可能になってしまった。
もっとも、今までが身の丈を超えていた過分な力を持っていたのだと受け止め、自分なりに過去に囚われず出来ることをやっていこうと前向きに考えている。

辛口ながらも公平な対応だったり、自分の力にコンプレックスがあって「どーせ化け物ですよーだ」と軽口を叩きながら拗ねたり、
図書館設立や自著出版など知識の普及に余念がない一方で漫画にも寛容で歴史漫画などを図書館に積極的に置いたり、時には自分で4コマ漫画を執筆して出版したりと、素の彼女は意外とお茶目で親しみのある性格をしている。
他にも植物観察が趣味で、ついうっかり「苔に興味がある」と口走ってローズマリーに 苔キャンプ という 生まれて初めて理解の及ばない事態 を経験させられて冷や汗をかいたり
その後ローズマリーに「苔について教えて下さい!私の友達が苔が好きだからです!」と可愛らしい宣言をしたり、魔王タワーの側で中に魔王がいるのかとわくわくしていたりと、年齢以上に幼く可愛らしい言動も目立つ。



それもそのはず。元より彼女は『魔道の巨人』などではなく、幼少期を「こどもらしく」過ごすことの出来なかった『大きなこども』にしか過ぎない。
次元の狭間に作られたシノブの世界、父と親友だけで暮らす『雲と歯車で作られた世界』と、そこでだけステータスに記された『ロストチャイルド』という肩書き、
これらはすべてシノブのイメージの産物、つまり彼女は次元の狭間で夢現ながら心の奥底の願望を思い起こし、それらを紡ぎ合わせて自分を守る繭のように世界を創り上げていた。

『……パパに甘えられるこどものままの自分がいて、』
『……きっと、パパは天国で暮らしていて、』
『……家族も、大事な友達も、みんないつも側にいて、』
『……それから、みんなで登った時計塔の歯車は、すごく大変だったけどとっても楽しかった』

彼女が本当に望んでいたものは力でも正しい召喚でもなく、こどもなら誰でも望むことの許される 幼い頃に与えられる幸せな時間 という、小さな小さな幸せであった。
+マリオン
マリオン
肩書は『星の守護者』。紫の髪を伸ばし放題にしている、小柄で人間そっくりだけど関節などに継ぎ目が見られるアンドロイドの少女。一人称は「マリオン」。
外見は生物に似せた有機体で、駆動部や内部機関が機械で構成されている。ご飯も食べれるし髪も伸びる。身長は伸びないけど……。
星の守護者を名乗り、宇宙戦艦に乗って星の周りを巡回しており、星そのものに危機が迫った時にのみ その力を行使して世界を守ることを使命としている。

実は前作らんだむダンジョンでは神々の黄昏,マリオンズコート,マリオンイーグルのアイテム説明文で名前のみ登場しており、ここに記載されている「神の船に乗っている人形の少女」と同一人物である。
これはテーマ曲を作る際のmozell氏とはむすた氏とのやり取りでも明言されているキャラクターの公式設定である。

守護者の名の通り自分から無意味な武力行使をすることは無いのだが、相手から手を出してきた場合はその限りでは無い。
天界の騒動で御影星の陰謀によって戦艦や宇宙ステーション、周辺の空間ごとこの世界に転移させられた事態を重く見て、犯人を突き止め撃破し元の世界へ戻るべく、転移先の洞窟で身を潜めて犯人からの接触を待ち構えていた。
そのため御影星の調査に訪れたデーリッチ達を犯人と勘違いしロボットと戦艦で迎撃するも、逆に破壊され自分が直接審判を下すしかないと判断。デーリッチ達を歓待し船内に誘導した後に宇宙ステーションの残骸に拉致し、戦いを挑む。
敗北後はデーリッチの人畜無害さとローズマリーの取りなしもあって和解、元の世界に戻る方法が分かるまでは王国で世話になろうと決めて王国入りする。

「私こそがこの宇宙戦艦の主砲である」と断言する通り、その戦闘能力は桁が違う。ゲーム中でも一二を争う超強敵のひとりであり、初見はボコボコにされた諸氏も多いであろう。
「戦場にクレーターでも作りに行くか」と駄菓子屋でプリンでも買うような気軽さで言ってのけるあたり、その戦闘力は推して知るべし。
アナンタ達に盗まれたのか初めから使う気がなかったのかは不明だが、上記のアイテム「マリオンイーグル」「マリオンズコート」を装備していなかったのが幸い。

そんな物騒なマリオンだが、その性格は「 マリオンちゃんかわいい 」の一言に尽きる。
アンドロイドらしく情緒が育っていないため友達を作る方法が分からず迷走したり、ブリギットを見て「同輩!自分もそういう風に背が高く格好良くなりたい!」と羨ましがったり、
ブリギットのミニブリ隊を見て「自分にも仲間が欲しい」と寂しがったり、「かわいい」「いい子」といった褒め言葉をもらうと恥ずかしがって思考回路がショートして放熱のせいで冷却モードに移行したりと、何かとかわいい。
後にマオと仲良くなると相乗効果でそのかわいさは更に引き立ち、エステルとメニャーニャが悶えてしまうほどである。
+ルフレ
ルフレ
肩書きは『七つ星のルフレ』。そして『宇宙ニンジャ』。
GAG(ギャラクシーアドベンチャーズギルド)公認冒険者を自称するハイテンションウサギ宇宙人。
大宇宙を救った英雄としていくつもの伝説が語られているが、邪神アクサーイとの戦いで十年も前に死亡した事になっている。
真相は邪神アクサーイをビックパパイヤ号で撃破した後に休息のために未開拓の星へ降り立ち、そこで偶然見つけたお菓子でできた家を大喜びで食べ始めるが、衛生に問題があったようで、食べている最中に食中毒を引き起こしてしまう。
邪神を倒してすぐ食中毒で倒れるなんて英雄としてカッコ悪いと思った彼女は、自力で治療するためにビックパパイヤ号に設置されている壊れかけのヒーリングカプセルを使用する。
その時に治療にかかる時間が94.048時間と表示され、約4日くらいで治るなら助かったと飛び込むが、実は94時間ではなくなんと94048時間
おおよそ10年以上もの間、誰にも発見されることなく眠り続けていたのだった。

有名なのはビックパパイヤ号に乗っているルフレであり、ルフレ本人の詳細はあまり語られていなかったようだ。
後にGAG所属の大英雄であったことは事実と判明する。なぜ肩書きがそちらでないのかは不明……。

一人称が『ミャー』であるためそれが名前であると勘違いされることもしばしば。
過去に星を救った時に感謝状にルフレではなく『ミャー様』と書かれてしまった事もある。
+マオ
マオ
魔王タワーの主にして、地竜と同様に六魔の一角たる正真正銘の「魔王」。
ただし実質的には別の存在となった地竜ちゃんとは違い、彼女は前作らんだむダンジョンの登場人物であるマオちゃんその人である。
本編では前作経験者にそれとなく匂わせる程度だが、ブログでは普通にぶっちゃけてしまっており、実質らんだむダンジョンからのゲストキャラクターと言える。
容姿はデーリッチ達と同じくらいの子供そのものだが、魔王としての威厳を出すため、一人称は「わし」であり、喋り方も古風である。
また魔王であるため舐められるわけにはいかぬと怖い顔をしようとするも、周りからはスピッツも吠えないようなかわいい顔だと言われてしまう(二作共通のネタである)。
なおかわいいと言われて怒る場面を見たマリオンから自分と同じ悩みを抱えているのかと詰め寄られ、それがきっかけで仲良くなり、一緒に悩みを克服しようと励むことになるが、周囲は二人そろって発揮されるかわいさの相乗効果に悶絶している模様。

もともとは先代魔王であるアールマザーが遺した卵から生まれた存在であり、彼女もまた魔王の特徴である「自らのマナを消費して眷属となる魔物を生み出す」能力を備えていた。
生まれたばかりのところをコノハと名乗る謎の女性に拾われ、世話を受けつつ魔王としての世界征服に乗り出す。
しかしコノハの正体は六魔の一角である「九尾」であり、マオは九尾の目的のために利用されていたに過ぎなかった。
やがて思惑に乗せられるままに魔物を生み出していくうちにマナが枯渇してしまい、ついにはお腹に穴が空いてしまう。
コノハからは用済みと見捨てられてもはや死を待つばかりかと思われたが、直前まで戦っていたアナンタ達が持っていた「セレスタの星」というアーティファクトを穴の空いたお腹に埋め込まれることで一命を取り留める。
この時に魔王としての邪の力はセレスタの星の聖なる力と中和され、魔物を生み出す能力は失われたが、代わりに無尽蔵のマナという力を得るに至った。
その後はアナンタ達と同行してコノハと決着を付けたが、利用され捨てられたにも関わらず、マオがコノハを憎む事はなく、美味しい料理を始めとして世話を焼いてくれたことを思い出して涙を流すこともあったらしい。
一方でコノハの側も結果的にはマオを捨てたものの、セレスタの星によってマオを救う可能性には気づいていた節があるが、これについてマオはあえて詮索しないようにしている。

ちなみにコノハがよく作ってくれたということから牛乳料理が大好きで、中でも「おかゆミルク」はマストアイテムと化している。

事件が落ち着いた後はだんじょん村の100人来訪パーティーに感化されて冒険者となったのだが、良い収入が得られずに困窮してしまう。
そんな折、魔王としての力に目を付けた宇宙人イーバにスカウトされ、異星にて魔王タワーというビジネスを立ち上げることになり……そしてざくざくアクターズの物語に繋がる。

なお、元がらんだむダンジョンのキャラということで、元々のキャラグラフィックはRTP素材の改変だったのだが、
ざくざくアクターズに登場するにあたって、はむすた氏が元イラストの作成者の方に許可を取った上で新しく描き起こしている。

《その他の登場人物》

+イベントキャラクター

出会った人たち

+ヘルパー
ヘルパーさん
+首無し幽霊
勇者デルフィナ
ジーナ、アルフレッドと同じ世界からこちらへとやってきたハグレの幽霊。
元は自分の世界で魔王と相打ちとなり世界から姿を消した伝説の勇者。
高潔で聡明、剣の道を目指すものならば誰もが一度は憧れるという美しい女性の剣士であったのだが、
何の因果かアンデッドとなってしまっている。

ヘンテ鉱山の首なし幽霊とはまさしく彼女のことであり、マッスルのホラ話は瓢箪から駒というか嘘から出た真で、
ヘンテ鉱山最深部のポピー警備会社ハグレ召喚施設に廃棄されていた暴走した召喚装置と、
そこから出てくる魔物達を外へ出さないようにと一人で戦い続けていた。
最後はアルフレッド達を召喚装置の傍まで案内して彼らと協力してこれを封印。
(というかデーリッチがパンドラで物理的に殴って大人しくさせた)
目的は果たしたと言わんばかりにアルフレッドに形見を残して未練の一つも見せずにきれいさっぱり成仏していった。

頭部が無いため話すことも出来ず意思疎通もかなり限られたものであったため、
何故彼女がアンデッドになったのか、どうしてハグレとなったのか、などの謎は残るが、
死してなお、見たこともない誰かの為に誰にも知られず戦い続けるその姿はまさしく勇者のそれであり、
その最期は異世界で自分の守った者達に見送られるという数奇なものであったが、
アルフレッドとジーナの言葉は間違いなく彼女にとって望外の、そして満足のいくものであっただろう。
+キャサリン
キャサリン
ミアラージュの使役するゾンビ人形の一体で、王国の料理番その1。
魔女の館事件以降は「王国お土産屋さん」で働きつつミアラージュのサポートに徹している。
膝に乗せられる幼い子供程の大きさの人形で、手先が非常に器用で裁縫や料理が上手(食材を捌く方専門だが)。ちなみに味付けは部下のダンディケトル(魔女の館に居た喋る鍋)が担当。
また戦闘能力も有しており、目にも留らぬスピードで動きナイフを駆使して戦うスタイルを取る。

ミアからの愛称は『キャシー』。
元々は小さな農村の孤児で、ハグレ戦争の折に故郷が野営陣地として使われた事がきっかけで幼くして死亡。
その魂をミアが拾い上げ、手製の人形に内蔵する形でゾンビ人形として新しい人生と体を得た。
作ってもらえた事に非常に感謝しており、ミアには忠誠心と全幅の信頼を寄せている。
ミアの為に家畜から血を集めたり、殺されないようにラージュ家の真相をヘルに伝えたり、
一秒でも長くミアが生きていられるならそれを惜しむし何でもすると断言したり、
お土産屋でミアの喜ぶような新商品の開発を進めたりと、非常にミアのことを慕っている。
本人いわく「親子」。第二の人生を得たキャサリンにとってミアラージュは母親に等しい。

人形なのに左目を包帯で覆っているが、これはキャサリンが作られて直ぐに「左目が痛い」と訴えて自分で巻いたもので、
死霊の魂は本人の死因となった傷跡が魂そのものに欠損を与えているため、幻痛症状に悩まされているためである。
また、ゾンビ人形はあくまで「執着や未練のある魂を繋ぎ止める受け皿」に過ぎず、
ミアの居た魔女の館は「魂が死を受け入れ成仏するまでの滞在施設」である。
つまり、キャサリンの左目が痛くなくなった時は彼女が自分の死を受け入れた時であり、
ミアはいずれその日が訪れれば彼女が天へと還ることになると覚悟している。

「王国お土産屋さん」で提供される料理はすべて彼女とダンディケトルの手によって作られており、
ハグレ王国を訪れたお客様たちの胃袋とハートをがっちり掌握している。
もちろん新商品開発の料理レシピもいくつかはキャサリンの手によって生み出されている。というか、主人の味覚があまりにもアレなので任せられない……
+エルフの女王
リリィ
ハグレの中でも一大コミュニティを誇るエルフを纏める女王。あまり素直ではなく高飛車なひねくれ者だが、根は善良。
エルフ一族の繁栄と勢力拡大を第一に考える現実主義者で、レジスタンスの内乱による帝都防衛戦や太古の森率いる召喚士達による帝都襲撃など、大きな戦争にも関わっている。
内乱ではシノブのゲートにより移住してきたエルフのハグレを取り込むと同時にサハギン、獣人とも同盟を組み反乱軍を結成し
難民の避難を兼ねて山中に隠された相互ゲートの守備を担っていたが、サハギンとは反目しており反乱そのものに対しても消極的であったため、
プリシラによる説得工作で5000万Gという法外な金額と引き換えに帝国と停戦をして反乱戦争から一抜けする。
なお、その金銭はプリシラ率いる妖精王国が肩代わりし、後に鎮圧され接収されたケモフサ村を妖精王国が帝国から購入するという名目で貸し借りをチャラにしている。
そもそも「払える筈がない金額をふっかけてやろう」と思っていたらプリシラに即答でOKされて唖然とさせられ、これ以降プリシラへの苦手意識を植え付けられる。

帝都襲撃戦では帝国、ハグレ王国と共同して防衛線および奇襲部隊を構築、敵の後詰に電撃戦を敢行する。
予想を遙かに上回る戦力の補充(魔物の召喚)に苦戦させられつつも妖精王国と合流するが、ヅッチー達に「殿を務めたかなづち大明神の救援に部隊の一部を回してほしい」と懇願され
一度はこれを断るも「自分の部隊は任務があるから回せないけど、帝国から借りてる騎兵が義侠心を刺激されて救援に向かっても止められないわねーつらいわー(棒)」と、なかなかにひねくれた対応を見せる。

その他にもハグレ大祭りの開催や出資に関わっていたり、魔王タワーの攻略で利益を上げようとハグレ王国と共同したりと、結果的に何かとハグレ王国とは友好関係にある。

余談だが、オセロのプロ資格を持っている。……が、それでも「裏プロ」「ワンコイン」のローズマリーには勝てないもよう。
負けて泣きべそをかいたり、ローズマリーの正体を察してサインを欲しがってはしゃいだりと、地の性格はけっこう子供っぽい。
+ドーラ
ドーラ
+シノブの世界の住人
エステルさん にゃーにゃちゃん

+ぽてと君
ぽてと君

+ボスキャラクター

立ちはだかるものたち

+ギガース山賊団
ギガース山賊団
+はむすけ&どらごん
はむすけ&どらごん あと時々シャークン
南の世界樹で初登場の小悪党。
顔グラで目立つのはどらごんのほうだが、喋っているのは頭の上にちょこんと乗っているハムスターことはむすけ。
でかい態度ででかい野望を語るが、やっていることは基本的に火事場泥棒という超小物。
逃げ足はとても速く、不利になるとあれやこれやと理由をつけてすぐ逃げる。
次元の塔3層ではヘルラージュのサポートもあってなかなかの戦闘力を見せたが、敗退すると即逃走。
続く4層では地竜の卵を孵化させて刷り込みで自分を親だと思い込ませようとしたが、見るからに暴虐な姿を目の当たりにして即逃走――しようとしたところ、ローズマリーに捕まえられて無理矢理戦闘に参加させられる(このときのみプレイヤーキャラとして使用可能)。
しかしはむすけのこの行為が無害な地竜ちゃん誕生のきっかけとなったので結果オーライであった。
その後はしばらく間を置いて、7層のピラミッドで久々の登場。今度は宝箱開けレースで勝負することになる。この時も足は速いのだが、よく見るとルート選択がわりとデタラメである。
そして現時点で最後の登場となっているのはハグレ大祭り。この場面ではどらごんの代わりにシャークンというサメを飼いならして釣り場を荒らしていたのだが、ここでもデーリッチ達に懲らしめられて即逃走。この時にジュリアからは「生き物を手懐けることだけは真面目に一流」と評価されているが、だからなんだという話である。
+スライミーズ
スライミーズ
+宇宙海賊ハンサムソード
宇宙海賊ハンサムソード
次元の塔5層と繋がった宇宙都市を制圧していた宇宙海賊のボス。
治安維持のためにドリントル率いる都市のレジスタンス達とハグレ王国にあっさり討伐され、街の損害を弁償するため海賊団をボランティア団体へと転向させられたが、話の本題はそこではない。

海賊団の名前が『宇宙海賊ハンサムボーイ』、本人の名前が『ハンサムソード』、しかしそのルックスはもっさりとした髭面の親父で
割と妥協すればYESかNOかで言えばギリギリYES(ハンサム)と言えるかな~?といった程度であり、どう考えてもハンサムと名乗れるようなイケメンでは無い。
しかし本人は自分をハンサムと豪語して憚らず、基地には自分の顔が乗った宣伝ポスターを貼り、海賊団の社歌にハンサムな歌詞を付け、男はいつでも夢見る十代だからボーイでいいと言い放つ。
あまりのゴリ押しにドリントルが呆れ返り反論した際、彼はこう答えた。
「通るさ。 俺が通す。 俺はいつだってそうやって生きてきた。」
後日、次元の塔6層の冥界の闘技場にて再会するが、その際も実況から「どうみてもハンサムじゃない」「私は好みじゃない」と扱き下ろされる。

余談だが、前述の台詞は後にハグレ王国のハンサムガールなピンクさんの台詞になる。 かっこいいとは、こういうことさ
+リューコ
リューコ
+ちゅー納言でんでこ
ちゅー納言でんでこ
+御影星
御影星
+マクスウェル
マクスウェル
エステル達と同様に召喚士協会に所属していた召喚士。
シノブという眩い才能を追い越す事に拘泥したがために道を誤った凡人。
最初は1章で名前のみ登場し、この時点では高い地位を持っていたが、
シノブを追い落とすためにエステルに罪を被せようとした目論見が失敗に終わったために失脚・収監される。
しかし裕福な家の生まれであり両親が権力者であった彼はそのコネを利用して本来の刑期よりも早く出所し、4章にて暗躍を開始する。

その4章で明らかになった性根は、目的のためなら他人の犠牲を省みない、まさに悪辣というものであった。
東の世界樹において、メニャーニャ率いる召喚士協会の台頭によって落ち目になっている帝都の騎士団に対し、古代文明の遺産であるバイオ鎧を紹介する。
しかしこのバイオ鎧はマナの消費量が半端なものではなく、果ては装備者自身のマナを喰らい肉体に融合してしまうという致命的な欠陥を抱えていたのだが、マクスウェルはこの事実を騎士団に伏せ、半ば人体実験のような形で利用していたのである。
舞台が阿鼻叫喚の惨状と化す中、事態の収束に奮闘するハグレ王国を尻目に、マクスウェルはここで一旦行方をくらませる。
しかしこの件によってマクスウェルは完全にお尋ね者となり、持っていた資産は凍結されることになる。

次に姿を現したのはゼンマイ山の時計塔で、ここでは再びシノブを追い落とそうとする執念を見せる。
塔の最上階でハグレ王国と激突し、その際には巨大な魔導ゴーレムを持ち出して圧倒しようとするも、メニャーニャに「輸送ゴーレムに真理ってペイントしちゃうとか無いわー!」と思いきり嘲笑され、一気に小物感を露呈してしまう(挙句にこのシーンは魔王タワーでも引き合いに出される始末)。
結局あっけなく敗れてしまい、彼はここで一度逮捕される。
が、彼の仲間の暗躍によって時計塔地下の巨大次元の穴にシノブが吸い込まれてしまうという結末を迎える――こうして彼は目的のひとつである『シノブをこの世界から排除すること』を達成する。

さらに後日、召喚士崩れが集まったテロ組織『太古の森』の特攻により護送車から脱走した彼は、多数の巨大魔物を召喚して戦争を起こす。
シノブが吸い込まれた次元の穴をコアとして魔力を絞り取り、太古の森の人員が犠牲になろうともお構いなしに召喚を続け、もはやハグレ王国や帝都ばかりか世界のすべてを敵に回すこととなった。
最後はハグレ王国に追い詰められ、東の世界樹のものよりも大型のバイオ鎧を持ち出して戦いを挑むが、彼自身もバイオ鎧に取り込まれる末路を迎える。
体が溶け、激痛に苛まれる中でさらけ出された彼の本音は『誰かに認められたい』というシンプルな願望であった。

「あんたは凄かった。私達を――いや、ハグレ王国をここまで追い詰めたのは、あんたが初めてだろう」

「どうしようもないクズ野郎だったけど、ただの親の七光りではなかった……あんたは凄かったよ」

幼児退行を起こしていたマクスウェルはエステルのこの言葉に対して、自分を認めてくれた相手と仲良くしたい願望を語る。
直後――最期を迎える前に「……ああ、そうか……俺はもう――」と正気に戻ったかのような言葉を残し、バイオ鎧とともに爆散して逝った。

作中での行動は紛れもなく外道であったが、最後のシーンのやりとりでは考えさせられてしまうプレイヤーも多かったのではないだろうか。
彼がどうして作中でああいう性格になってしまったのか、
早くから彼自身を認める者がいればまったく違った人生になっていたのではないかなど、
ただの外道ではなく、考える余地を多く残すキャラクターである。
+黒い影
シノブパパ
次元の狭間に囚われたシノブが自らを守るために作り上げた世界で、彼女の父親の役割を果たしていた存在。
厳密に言えば本来のシノブの父親とは同一の存在ではないが、役割を果たすために彼女から大きな力を与えられている。
シノブの前では彼女が素直に甘えられる父親として振る舞うが、その本性は黒く醜い獣の姿。
デーリッチ達がシノブの救出にやってきた時、彼はそれを阻止せんとして立ち塞がる。

一度は退けられるも、今度はシノブの世界に一人で乗り込んできたデーリッチと、父親としての姿で対峙する。
そこでシノブに対する歪んだ愛情を語るも、デーリッチからは「現実に負けるのが怖いだけ」と指摘され、
さらにはデーリッチが「自分がパパを殺してしまった」というシノブのトラウマを暴露したことで逆上。
娘の目の前で黒い獣の姿となって暴走し、二人を殺害しようと襲い掛かる。

なぜこのような醜い姿になってしまったのか――それはシノブだけでなく彼本人のトラウマにも起因していた。
「自分はシノブに愛されていないかもしれない、罪悪感から生まれた存在なのかもしれない」
その思い込みが彼をこんな姿に堕としてしまったのだと、デーリッチが指摘する。
そのことを聞いたシノブが必死に「私はパパを愛している」と告げると、彼もまた「愛している」と返す。
歪んだ形ではあっても、彼もまた娘への愛を必死に訴え続けていた。

そうして想いをぶつけ合う中で彼は退けられ、シノブは外の世界へと帰っていったのだが――彼は消えていなかった。
シノブがいなくなり、もうすぐ自らも消えるであろう――そんな中で残っていたもの。
彼はキーオブパンドラの力を妨害してデーリッチをこの世界に捕らえ、自分からすべてを奪った相手への復讐心を満たすべく、デーリッチに襲いかかった。

自らの爪によっていとも簡単に吹き飛ばされるデーリッチ。
その姿を見て「自分からすべてを奪った奴は、ひとりではこんなにもちっぽけな存在だったのか」と彼は失望。
とどめの一撃を振り下ろそうとしたのだが――直後、デーリッチが謎の光に包まれ、何事もなかったかのように立ち上がる。
そして彼はデーリッチに「君にはもうまったく勝ち目がない」と、自信満々に宣言される。
逆上する彼に対し「ラスボス交代」を宣言、そして戦闘に突入――

「デーリッチが出現!」

まさかの視点交代。そして彼の目の前で、デーリッチは次々とハグレ王国民のイメージを召喚していく。
瞬く間に増えていく相手の人数に、彼はデーリッチの言葉がはったりでもなんでもないことを強く思い知らされる。
目の前にいるのは外の世界で戦ってきた本物の王であり、 どうあがいても絶対に勝てないラスボスなのである。
絶望した直後、ハグレ王国民の総力を上げた一斉攻撃を叩き込まれ、膨大に存在した彼のHPはあっという間に尽きる。

しかし0になったはずのHPには再び1という数字が灯る――その数字はいったい何なのか。
デーリッチとの対話によって、彼は次第にその意味を理解していく。
彼に残っていたのは復讐心でも見栄でもない、紛れもない娘への愛――
デーリッチが多くの仲間に支えられていたのと同様に、彼もまた、たったひとりの娘によって支えられていたのだった。
そのことを自覚すると同時に、彼の傍にシノブのイメージが寄り添う。
そして消滅する寸前、彼は黒い獣から人間の姿へと戻る。
そして娘に告げる――

「待たせたね、シノブ。行こうか、シノブ。父さんはね、今、とっても嬉しいんだ」

「こんな気持ちは――君が産まれてきてくれた時以来だよ――」

ただのイメージであるならば持ち得るはずのない、娘の誕生の瞬間の喜びを語りながら、彼は天へと昇っていった。
いつしか彼は本当の意味でシノブの父親という存在になっていたのかもしれない。

※実は、このシノブパパが本物のパパなのではないか説も存在する。
ウズシオーネの件から分かるとおり、この世界では死者が生者に憑依のような形をとる事で存在する事が可能であり
また、ウズシオーネの話だけが妙にシナリオから外れている(本編にてまったく本筋と関係ない唯一の話)事などの考えると
実はウズシオーネの件でこのシノブパパが本物の可能性を示唆しているのではないか、という可能性がある。