【デュエル説明パート】
と、その前に……。
らっきー☆ちゃんねる!!
「おはらっきー☆ まさかまさかの『らっきー☆ちゃんねる』にビックリしています。ナビゲーターの小神あきらです☆」
「どうもこんにちは、アシスタントの白石みのるです! いやぁ、始まりましたね~、二人のデュエル!」
「白石さん、私デュエルとか遊戯王とかよく分かんないですけど」
「大丈夫ですよ~! 今回はそのためのLuckyChannelなんですから。今回このコーナーでは、『デュエルのルールがよく分からない』という方の為のコーナーです。デュエルについて詳しい人は読み飛ばしてもらって結構ですよ~」
「じゃあ、あきらも今後の展開に着いていけるんですね☆」
「えぇ、まぁ。それでは早速説明にいきましょう!!」
まず、フィールドの説明。
△□□□□□●
☆■■■■■@
○
@=デッキ
●=墓地
□=モンスターゾーン
■=魔法・罠ゾーン
△=フィールド魔法置場
☆=融合デッキ
○=プレイヤー
因みに今回の戦いはデュエルディスクで行われるのだが、上記の図でも内容はほとんど同じなので省略させていただく。
簡単な用語説明
俺のターン=自分の番。
ドロー=デッキからカードを引く。
セット・伏せ=カードを裏側でフィールドに置く。
リバース=裏から表になる。
攻撃表示=モンスターカードを縦に置く。
□←(カード)
□
守備表示=モンスターカードを横にして置く。
□□←(カード)
生贄=モンスターを墓地に送り、レベルの高いモンスターを召喚したりする行為。
デュエルの流れ
1ドローフェイズ
2スタンバイフェイズ
3メインフェイズ
4バトルフェイズ
5メインフェイズ2
6エンドフェイズ
7相手のターン
「では、実際にデュエルして説明していきましょう」
「えーと、まず5枚デッキからドローするんですね☆」
「はい。先攻、後攻の決め方はジャンケン等いろいろありますが、今回は説明デュエルですので、あきら様からどうぞ」
「じゃあ行きますよー、私のターンドロー!」
「ターンの始めはドローから。デッキから1枚カードをドローします」
これをドローフェイズという。
「次にスタンバイフェイズというのがありますが、ここですることは特にありません。カードの効果によっては使うときもあります」
「じゃあ今は何すりゃ良いのよ」
スタンバイフェイズが終わると、次はメインフェイズ。ここからがデュエルの本番といっても過言ではないだろう。
「メインフェイズでは、モンスターを召喚したり、魔法や罠を使ったり伏せたりすることができます」
「そいじゃこのモンスターを攻撃表示で召喚!!」
あきらが出したのはレベル8の上級モンスター……おいおい。
「あきら様、そのモンスターは召喚出来ません」
「はぁ!? 何でよ!?」
「カードにある星の数を見てください。星が八つありますよね?」
「ひーふーみー……」
モンスターは書いてある星の数によって、召喚方法が異なります。星が1~4つは無条件で召喚可能ですが、5から上はフィールドのモンスターを生贄にしないと召喚出来ません。
星が5~6は、モンスター1体。星7~9はモンスター2体の生贄が必要です。
「てめぇ、白石! そういうことは先に言えっつーの!!」
「こ、今回はそーゆーコーナーですので……あきら様落ち着いて」
「ふん! ならこいつとこいつを……」
「残念でした、通常召喚できるモンスターは1ターンに1体のみなんですね」
モンスターの召喚には、通常召喚・特殊召喚・反転召喚というものがある。通常召喚は1ターンに1体、レベル1~4あるいはモンスターを生贄に捧げ、高レベルのモンスターを召喚する場合のことを言う。
そして特殊召喚とは、カードの効果によって召喚される方法で、1ターンに何体でも召喚可能である。
最後に反転召喚だが、これは裏側守備表示のモンスターが表側攻撃表示になるときに使う言葉であり、こちらも何体でもする事が可能である。
「因みに一度反転召喚したモンスターは、カードの効果を使わないかぎり裏側には出来ませんので覚えておいてくださいねー、あきら様」
「……私はモンスターを攻撃表示で召喚して、魔法・罠ゾーンにカードを2枚伏せ、」
「罠カードは伏せたターン使用できませんよ」
「そんなの分かってるわよ! あんた少し詳しいからって調子にのってんじゃないわよ!」
罠カードは通常、伏せたターンには使用できません。相手のターンで、カードに書いてあるタイミングで使いましょう。
魔法カードの場合、自分のターンに使用できますが、バトルフェイズ、相手のターンでは使用できません。
ただし速攻魔法に限り、バトルフェイズ、相手のターンでも使えます。しかし、一度伏せてしまうとそのターンは使えません。
「私はこれでターンエンドよ」
「はい。因みに何故あきら様がこのターン、僕に攻撃をしなかったというと、」
「先攻は攻撃出来ないからでしょ、それぐらい分かってるっつーの……」
「その通り! さっすが、あきら様」
先攻は1ターン目、攻撃することは出来ない。相手の場に何もないのに攻撃できたらズルイですよねー☆
つまり、先攻の1ターン目は実質メインフェイズが終わったらターン終了というわけだ。
「それでは行きますよ。僕のターン、ドロー! えーと、このモンスターを攻撃表示で召喚!」
「罠カード発動! 落とし穴! そのモンスターは破壊されんのよ!」
「やりますねあきら様。これでこのターン、僕は通常召喚出来なくなってしまいました」
モンスターが召喚してすぐに破壊されても召喚したことになるので、このターンは通常召喚出来ないんですね。
「でも、そういうときの為の魔法カードです」
「へ?」
「魔法カード発動、死者蘇生! この効果により、先程あきら様に破壊されたモンスターを特殊召喚できます」
「何ぃ!?」
「ではこのモンスターで、あきら様のモンスターと戦闘を行います」
因みにメインフェイズにモンスターの召喚、魔法・罠の発動等をしなくても、次のフェイズに移行することが出来る。
「バトル! 僕のモンスターで、あきら様のモンスターに攻撃!!」
「攻撃力が私より上!?」
白石モンスター攻撃力1800
あきらモンスター攻撃力1500
「あきら様のモンスターは僕より攻撃力が低いですよね? よってこの戦闘では僕のモンスターの勝ちです」
「くぅっ!」
戦闘に負けたモンスターは墓地に送られます。戦闘以外でも、モンスターを生贄にしたり、カードの効果で破壊等でも墓地に送られます。
「そして今の戦闘で、あきら様は300ポイントのダメージを受けます」
白石モンスターが1800
あきらモンスターが1500
ここから引き算すると300ですね。
あきらのライフは8000から7700になるわけです。
「モンスターの戦闘、カードの効果……こんな感じで、先に相手のライフポイントを0にしたプレイヤーが勝利となります」
「なんかさっきから私ばっか嫌な役になってないか?」
「やだなぁ、気のせいですよ~。さて、ルールは大体これぐらいで大丈夫ですね。いよいよ『こなた』さんと『かがみ』さんの戦いが始まります!」
「…………」
「それではまた会いましょう! ばいにー!!」
「ばいにー……」
らっきー☆ちゃんねる終了。
「白石さ~ん、さっきのデュエルの続きしませんか~?」
「え? 別に良いですけど。あきら様もしかして興味もちました?」
「まぁねー☆じゃいきますよー。私のターン、ドロー!」
「ちょ、あきら様! そのカードは――!」
デュエルパート1 へ