ID:0JlENQSO氏:ジュラシックインパクト!

「というわけで! やってきましたジュラシックパークゥ!!」
「わーい(^O^)」

 今回、こなた達が訪れたのは“ジュラシックパーク”と呼ばれる所がある一つの島だ。
 ここは大昔に滅んだといわれている恐竜を、化石から復元し、動物園の様に恐竜達を見て回れるといった凄い場所なのである。

「まさか生の恐竜が見れる日が来るとはねー」
「可愛い恐竜さん居るかなぁ♪」
「楽しみですね^^」
「皆まとめてゲットだぜ!」

 浮かれてるいつもの三人。ん? 三人? 一人足りないような……。

「あれ? さっきから元気ないねかがみ。どったの?」

 そう、いつもならこなたのふざけた発言にツッコミを入れる役目の柊かがみが静かだったのである。

「お姉ちゃん?」
「かがみさん?」

 つかさとみゆきも、どうしたものかと心配になり、声を掛ける。するとようやく口を動かした。

「嫌よ……」
「え?」

 突然の“嫌よ”発言。まったくもって意味不明な女だ。

「うるさい!」

 失礼。

「かがみ?」
「嫌って言ったの! ジュラシックパークを元にしたSSなんて100%誰か……多分つかさかみゆきが食べられて島から脱出っていうネタに決まってるじゃない!」
「がーん……」
「さりげなく足手まとい扱いされました……」

「そして無事島から逃げ出して死んでしまった二人の分まで生きようっていう感動オチ?」
「死ぬの確定ですか」
「お姉ちゃん……」

「くだらない、くだらない、くっだらない!! そんな危険な、主につかさだけど……SSを『はいそうですか』って引き受けると思うの? もしかしたら私やこなたが死んじゃうかもしれないのよ!」
「ちょ、かがみん……」

「大丈夫だよ、恐竜達は皆、頑丈な策の向こう側に居るからね♪ 怖がることはない」

 かがみの拒絶マシンガントークを聞き付けて現れたこの男、彼はここの職員であり案内役のトミー(30)だ。

「私の推理小説全読破経験からして、こういう奴が真っ先に食べられるか何か計画してる犯人の一味なのよ! 信用できないわ!」
「あっはっはっはっはっ、まいったなぁ……」
「かがみぃ、せっかくここまで来て色々ぐちぐち言うのはやめようよ……」
「嫌ったら嫌! 誰ひとり欠けるのは嫌! 二人が死んじゃうのは嫌なのよ……うぅ……うわぁぁぁぁん!!」
「もうどーでもいいやー」
「ですね」

「ちぇ、分かったよ……すみません、予約はキャンセルってことで」
「えぇーっ! そりゃないよ~、せっかく君達が食べられるシーンを生々しく書いたのにー」
「え……」
「ほら、やっぱりこいつが犯人……ってあんたが書いたのかこのSS!!」

 違います。書いたのは私です。彼は私の代弁者ですよ。

「大丈夫、大丈夫。死んでも終わりの行に“萌え☆死に”って書けば次の話では生き返るんだろ?」
「ひぇ~」
「流石に恐竜で萌え死にません。というかこの話の続きはありえないよ」

「なんだよつれないなー、よーしだったら恐竜さんを呼ぶまでだドン!」
「なんですって!?」

 トミーがパチンと指を鳴らすと、頑丈な策をぶち壊して緑色のティラノザウルスらしき物が姿を表した。ってどこが頑丈な策だっ!

「ひっ」
「私、本当に食べられてしまうんでしょうか?」
「馬鹿なこと言ってないで逃げるわよ!」
「早くヘリコプターに!」

 こなた達は駆け足で数メートル先のヘリコプターに向かう。

「そんな早さで逃げられると思うなザウルス! 行くドン! 恐竜さん!」
「でででででっていう!!」

 危うし! こなた達の運命は!?

「のわぁぁぁぁあぁぁぁぁっ!!」
「へ?」

 後ろからトミーの叫び声が聞こえた。振り向くと、なんとトミーが恐竜に食べられてるではないか。

「ほらね、やっぱり最初に食べられる役目でしょ」
「自分で呼び出しといて食べられるんじゃ世話ないね……」
「どんだけー」

 トミーは頭から噛み付かれ、脳みそがあwせdrftgyふじこlp;@:「」。

「確かに生々しく書かれてますね」
「伏せ字にするくらいだからね……」
「気持ち悪い><」
「あんた達、今のうちに早く!」

 トミーが食われて卵にされてる間に、こなた達はヘリコプターに乗り込んだ。

「操縦は任せて!」
「任した!」
「は、早く早くぅ!」
「お願いします、泉さん!」
(ツッコミ無し!? 操縦出来る訳無いじゃん……えーい、ここは適当に!)

 こなたが適当に“自動操縦発進ボタン”を押すと、ヘリコプターが動き出した。当たり前だろ!

「動いた……ソイル、我が力!!」

 そして、ヘリコプターは空を飛び、無事、島から脱出することが出来た。

「ふぅ~、一事はどうなる事かと思ったよ~」
「私のおかげね」
「ホントにね、まさか泣き出すなんて思わなかったけどw」
「うるさいわね」
「皆さん見てください! 島が!」
「「「え?」」」

 ドガーン、と大きな音を起てて爆発してしまった。

「……凄いね~」
「貴重な恐竜でしたが……仕方ありませんよね」
「もともと死んでいた恐竜達よ、これで静かに眠れて良いじゃない」
「そうだね……。さ、帰ろっか」

「「「「私達の住む世界へ」」」」

 こうして、少女達は大人という階段を、また一歩登っていくのであった……。


THE END よっしゃあぁぁぁぁぁぁっ!!
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