ID:FQ35QH4d0氏:タイトル不明

その日つかさは姉のかがみ、親友のこなたとショッピングをしていた。
アニメショップ前を通るときこなたが「予約した漫画があるから」とショップへ入っていった。
すぐ戻るというのでつかさとかがみはショップの前でしばらく待つことになった。
目の前を行き来する人々の半分はオタク。
こなたと知り合う前なら先入観だけで「こんなところにいられるか」と叫んでいたかもしれない。
そんなことをかがみは考え少し微笑した。
こなたが戻ってくる前にカメコがつかさに声をかけたので睨んで追い返した。

談笑しながら洋服や小物を見て回った。
CDショップでお気に入りのアニメの音楽が流れていたと言ってこなたが大はしゃぎした。
マクドナルドで交わした「なんか1人忘れてない?」という疑問はけっきょく誰だったのか結論が出なかった。
まぁ思い出せないのだから大した人ではないでしょ、とかがみがしめた。

帰り道かがみが人とぶつかった。
こっちに落ち度はないけど一応謝ったほうがいいかな、と振り向いたらぶつかってきた人物は走り去ってしまった。
なにか見覚えのある姿・・・さっきのカメコだ。
さっきの腹いせにぶつかって、それで怖かったから逃げたんだ。
こなたはやっぱりオタクの中でもちょっと異質なのかもしれない。
さぁ行こう、とつかさとこなたへ促そうと思ったらなぜだか上手く言葉が出ない。
つかさがなぜか青ざめた表情でこちらを見ていた。
そういえばおなかが熱い。なんだろう。さすってみたら、真赤な血が

こなたが涙目でこっちを見ていた。
つかさは大粒の涙をポロポロと零しながらこっちを見ている。
こなたは気づいたようにカメコが走り去った方向を向いて走り出した。
かがみはそっと地面に崩れた。

かがみは助かった。
決して短い期間ではなかったが、長すぎるほどでもない入院を終えてかがみは退院した。
傷跡もほとんど残らなかった。
犯人は見つからない。
どんなに探しても見つからないが、かがみは二度とあのカメコを見たくなかったし命が助かっただけで儲けものだと考えることにした。
入院中つかさとこなたとみゆきがよくお見舞いにきた。
かがみの心配は杞憂に終わった。
てっきりつかさとこなたは塞ぎこんでしまうと思ったが意外に元気そうだった。
それはそれで複雑だなぁ、とかがみは少し苦笑した。

ある邸宅の地下。
繋がれた男がいた。
あらゆる拷問を、あらゆる苦痛を味わった。涙はすっかり枯れてしまった。
またあいつらがくる。
あの3人の少女が。

お・わ・り
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。