ID:2WsT2RUH0氏:井戸端会議は続く。 ~Lost my Saifu

「うーん、どこにいったのかなぁ‥‥」
「ったく、何で財布なんて落とすのよ」
「でも財布の中には定期券なども入っている訳ですし、困りましたね‥‥」
「ぁ、そうそう。最後に見たのはいつだったか覚えてる?」
「こなちゃん‥‥えっとね、4時間目の体育の授業で着替える時に見たのが最後かな」
「では着替えた時にどこかへポロッと落としてしまった可能性はありますね」
「ないない、私もそう思ってさっきつかさと一緒に更衣室まで探しにいったんだけど、何も手がかりになるようなものは落ちてなかったわよ」
「うむむ、ここまでくると拾った人がそのまま家に持って帰った、っていうのもありえない話じゃないよね?」
「うええぇっ‥‥そんなぁ」
「それもない!お小遣い前で食堂一食分のお金もなかったつかさの財布のどこに色目使うやつがいるのよ。これみよがしにつかさを怖がらせる発言するなっ!」
「いやぁ、別に怖がらせるとかじゃなくて、至極真面目な意見だったんだけど‥‥ホラ、何気にポイントカードに大量のポイントが溜まってたりしたら思わず出来心でーっていうのがあるかもしれないじゃん?」
「それはアンタだけだって。それにつかさの財布の中にそんなめぼしいポイントカードなんてなかったわよ」
「ふーん‥‥‥ってゆーか何でさり気なくかがみんがつかさの財布の中身を把握してんの?」
「それは成り行きってヤツよ。昨日だって「漫画を買う時に足りない」って言うからお金貸してあげたりしてたし」
「なるへそ‥‥でもポイントカードのポイント数まで把握してるのはちょっとおかしいんじゃ」
「う・る・さ・い!!」
「お、お姉ちゃん‥‥」
「な、何よ。恥ずかしいと思うんなら、これからは少しは計画性を持ってお金を使うこと。いいわね?」
「え、えへへ‥‥」
「しかしそうなるとますます予想がつきませんね。一体つかささんの財布はどこへいってしまったんでしょう‥‥」
「うーん‥‥どうしよう」
「確かにどれも決定打のない予測ばかりよね。かといってもたもたしてたら日が暮れちゃいそうだし」
「でもさぁ、4時間目終わってからのつかさの行動範囲って結構限られてるんじゃない?つかさ、今日4時間目終わってからトイレに行ったりした?」
「ううん、朝に1回だけ」
「そんならこの教室内と、あとは更衣室だけじゃん。今からみんなでお昼になってからつかさが歩いたとこを辿ってみようよ。4人分の目があればきっと一人で見る時と違うモノが見えてくるんじゃない?」
「なるほど、それは名案ですね」
「へーぇ、てっきりアンタのことだからゲームとかでありがちな「皆で手分けをして探そう!」みたいなこと言い出すんじゃないかと思ってたけど」
「アタシだって夢と現実の分別くらいつくのだよ?かがみん」
「あんた何気に前言ったことを根にもってるな‥‥」



「みんな~、あったよー!」
「ホント?!こなちゃん!」
「えっ、一体ドコに‥‥!」
「ココだよココ。更衣室のロッカーの棚と棚のスキマ」
「ちょっ、何でこんなところに」
「あっ‥‥そ、そういえば、昨日テレビでスリや空き巣の特集番組見ててね、それでつい不安になってこんなところに隠したんだっけ、えへへ‥‥」
「あぁ‥‥いるわよね、大事なものをここぞとばかりにとてつもなく難易度の高い場所に隠しといて、後になって自分でもどこに隠したか忘れちゃうヤツ‥‥」
「ふふ、こんな低いところにある隙間、泉さんでなければ目にも入らなかったと思いますよ」
「ふっふーん」
「ありがとっ、こなちゃん!」
「いやいや、礼には及ばぬさ~。すぐそばにあるのにホンモノどころか手がかりすら見つけられないどっかのツンデレとは違うのだよ」
「‥‥くっ、言葉通りな上に今回は見つけてもらった手前何も言えないのがムカつくわね‥‥‥でもこれだけ言っとく。私は断じてツンデレじゃないから」
「まぁまぁ、ってなわけで早速だけど、今日のお礼は今から買いに行く漫画の新刊1冊でいいからさ」
「えっ‥‥」
「…アンタさぁ、私の言ったこと聞いてた?つかさは今ホントに一文無しに近いんだって」
「だからそこはホラ、姉であるかがみんが肩代わりして‥‥」
「‥‥‥‥‥月夜ばかりと思うなよ」
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