ID:eYkvr > aA0氏:【泉こなたと付き合うことになった】

俺、平治は今とある街中を背の低……小柄な女の子、泉こなたと一緒にいます。
兄妹に見えるかも知れないけど、これは巷でいうデートと言っても過言ではない。
俺の考えすぎかも知れんが告ってOKを貰った。泉こなたは俺の彼女になった。
俺は早速次の日曜に少し遠い街へ行った。

「しっかし暑いなぁ。」
梅雨も通り過ぎ蒸し暑いということはなくなったが直射日光が暑い。
さっきアイスを2人で食べたがその分も汗になったんじゃないか。
「へーちゃんって暑がりだよねー」
ニマニマしながら俺をへーちゃんと呼びながらこなたは歩く。
へーちゃんってあだ名は前々からお遊び程度に呼ばれてはいたが何かこう付き合うと気持ちが良いというかなんというか。
「そういうこなたは暑そうじゃないな。服とか何かそういうモンがあるのか?」
「しんとーめっきゃくすれば火も涼しーってネー」
「そんなもんなのか」「そうそうv」
そんな他愛もない小話ばっかしてた俺達。
目の前にはこなたが好む看板。

「あ、やっと見つけたー。」
「へぇ、流石に都心のはデカいんだな。」
都会のビルの中にそびえ立つ――同人誌店。
実は今日はデート兼荷物持ちだ。断じて利用されてる訳ではないぞ。そこは解っててくれ。
「でもなんでいつものトコじゃないんだ?」
「あそこ夏だと流石に暑いんだよねー…、冬は温いんだけど。」
――ああ、成程。あの店長さんか。あの人はアツいな。うん。
「っと言うコトでっ!」
俺の方へ向かって、さっきまでニマニマしていた顔が元気になって開眼する。
「荷物持ちよろっしくー!」
はい。かしこまりました、、


あれから何分経ったのだろうか。否、これは相対性理論で実は2時間程は経っていた。
まさにこなたのターン!と言わざるを得ない。
俺は金魚のフンみたく付いて行くことしか出来なかった。
しばしばこなたが俺にオススメ本を紹介してきたり「今度貸してあげるネー」と言って俺に持たせたりしてた。
…前々から話聞いてて思ったんだが本当に金持ちだな。コイツ。
まさか裏で働いt…「…殴るよ?」…すいませんでした。

支払いが終えてビルを出た時には既に5時を回っていた。
陽はまだ少し傾いたくらいだった。
俺の両手には袋で包まれたたくさんの本がある。正直重い、がそれはメンツの問題で音をあげてられない。
「よぉし、帰ろうかー。」
こなたが右手をグーにして帰路にある陽に向けて高らかに言う。
「なっ、これだけで帰るのか?」
「ん、私はそのつもりだったんだけどねぇ。」
こなたは満足かも知れないが、荷物持ちと解っていても本気でこれだけじゃ物足りないというものはある。
軽く涙目の俺の歩く道の横にある店があった。
「…なぁ、こなた。まだ金ってある?」
「ん、あるよー。ちょっと出費少なかったから。」
まだ買いたいものあったのか。まぁいい。
「ちょっとここのゲーセンで遊ばないか?」
「ん~……いいよっ」
こなたは俺の望みを受け入れてくれた。
と言っても何も友好的なコトをしてなかったからしたかっただけなのだが。


――あれから30分後。
俺の財布は既に小銭のみ。
一方こなたはチートのように1コインで格ゲーを楽しんでいる。
こなたは俺を秒殺し続けた後、まさにやり込んでそうな大人相手に連戦連勝。
次元が違うのか?戦った相手も相当仕掛けてたぞ。
「セオリー通りの仕掛けなら私には傷1つ付けられないのにねー。」
体で覚えてるのか;よくやる。

「おっと、もーこんな時間。」
「え?…うわっ、すまんこなた!」
「いや、いーよいーよ。楽しめたしー」
さぁ帰ろー!とまた勇んで歩いて行く。俺は荷物持ちながら。


帰宅電車。
それまでの帰路でこなたの親父さんから心配のメールが頻繁に届きうんざりしてたこなたはうつらうつら寝た。
俺は理性を抑えながら無心になっていた。

が、
ポテ、っとこなたの頭が俺の腕に寄り掛かったところで限界がきた。
俺はへたれながらも内側の手でカップル繋ぎを…した。

それだけで幸せだった。
いつかは互いに意識しながらやりたいと願った。






『AFTER EPISODE』
ぶくぶくと息をお湯の中で吹くこなたは左手を凝視する。
「………///」


何も言わずに。
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