第3話 ウィキペディアと呼ばれる女
前回までのあらすじ!
楽しくピクニックに来ていた3人の前に突如現れた『orz』の幹部、かがみに
みなみがさらわれてしまった。残された二人はみなみを救出するべく動くが果たして・・・。
ここは月面基地。
かがみ「さぁ。あなたの力を見せてみなさい」
みなみ「・・・」
かがみ「何で黙ってるのよ」
みなみ「見せてみなさい、と言われても・・・何をすれば・・・」
かがみ「何って・・・何かあるでしょ?」
みなみ「よく・・・わかりません」
かがみ「( ゚Д゚)」
――一方こちらはこなたたち。
こなた「月面基地に着いたよー」
ゆたか「待っててね、みなみちゃん!」
orz団員「うわー! 不法侵入者だぁー! orz」
orz団員「もう駄目だ―orz」
orz団員「しかもぺったんこだぁーorz」
こなた「なに・・・この人達は・・・」
ゆたか「酷いよぉー><」
こなた「とりあえず、ぺたんこパンチ!」
( =ω=)つ)Д゚)
orz団員たち
「ぬうぇあーーーーーーーーー!!」
???(あれ!? こんな展開聞いてませんよ!?)
――みなみサイド。
かがみ「とりあえず、いろいろ準備するからこの部屋で待っててくれる?」
そう言われたみなみは客間と書かれた部屋に入る事にした。
みなみ「牢屋だと思ってた・・・ホッ」
みなみ(それにしても・・・これからどうしようか。何とか逃げださないといけないんだけど)
???「あら? 誰かいるの?」
みなみ「え?」
あやの「こんにちわ」
みなみ「あ、こんにちわ」
客間の奥から出てきたのはカチューシャで前髪を上げている少女、あやのだった。
あやの「あなたも捕まったの?」
みなみ「あなたもって事はあなたも?」
あやの「ふふ、そうよ。私はあやの。あなたは?」
みなみ「・・・みなみです」
あやの「みなみちゃんね。みなみちゃんはどうして捕まっちゃったのかしら?」
みなみ「えーと・・・(胸がないからなんて言いたくない)」
あやの「あ、言いたくないんだったらいいのよ? 辛いこと思い出させちゃってごめんね」
みなみ「いぇ・・・」
――こなたサイド。
こなた「敵はあらかたやっつけちゃったね」フフン
ゆたか「やっぱりお姉ちゃんはすごいなぁー」
ゆたか「あ、あんなところにお部屋があるよ?」
こなた「ホントだ。入ってみよっか」
かがみ「させないわよ!」
ド ン !
こなた「なんだかがみか」
かがみ「な、ちょ! なんだは無いでしょ!?」
ゆたか「みなみちゃんを返してください!」
かがみ「お断りよ。飛んで火に入るなんとやらってね。あんたら二人も捕まえてあげ、」
こなた「ぺたんこパンチ!」
( =ω=)つ)Д´)グェ
かがみ「きゅう・・・」バタッ
???(えぇぇえぇぇー!?)
こなた「これがぺたんこの力だよ。身をもって味わってね」
ゆたか「わーい、勝ったんだね」
???(予告では私が助けたりする話って聞いてたんですけど。おかしいですねー・・・)
こなた「客間・・・とりあえず開けてみよっか」ガチャ
みなみ「? あ、先輩。ゆたか!」
あやの「あら? お迎え?」
客間ではみなみとあやのが、こたつでお茶を飲んでいた。ぬくぬくだ!
こなた「やっほー、みなみん。どうやら無事みたいだね」
みなみ「はい。ご心配おかけしました」
ゆたか「みなみちゃんホントに大丈夫なの?」
みなみ「うん・・・大丈夫。ゆたかの方こそ怪我とかはしてない?」
ゆたか「私も大丈夫だよ。お姉ちゃんが守ってくれたし」
こなた「いやいや~」ニマニマ
あやの「お別れね。少しの間だったけど話せて楽しかったよ」
みなみ「あやのさんも一緒に・・・」
あやの「ううん。私はまだ良いの」
みなみ「何故?」
あやの「待ってる人がいるから。みなみちゃんに迎えに来てくれる人がいるように、私にも助けに来てくれる人がいるの。
私はその人を待ちたい」
こなた「あの人、誰だろ?」
ゆたか「看守さんかなぁ?」
みなみ「・・・分かりました。じゃあ」
あやの「うん。またね」ノシ
みなみ「お待たせしました」
こなた「うん、じゃあ行こっか」
みなみ「・・・そういえば。どうやって月に来たんですか?」
こなた「・・・知らない」
みなみ「え?」
こなた「気づいたらここに・・・」
ゆたか「ふぇ~~ん、どうやって地球に帰るの~><」
???(ここですね!?)
???「その件につ――みなみ「・・・ここが月基地なら。地球に帰る宇宙船か何かがあるはずです」
こなた「おぉーそっかー! さっすがみなみん!」
みなみ「いえ・・・」
???「あ――こなた「よーしじゃあ宇宙船で帰ろー」
ゆたか・みなみ
「おぉー」
三人は格納庫へと向かっていった。
???「・・・」
みなみ(それにしても・・・)
☆☆☆
ゆたか「私も大丈夫だよ。お姉ちゃんが守ってくれたし」
こなた「いやいや~」ニマニマ
☆☆☆
みなみ(私にも・・・頭脳だけじゃなく、ゆたかを守れる力が欲しいな・・・)
みなみの悩みの種が、またひとつ増えた。因みに一つ目の悩みは言うまでもない。
ーー一方そのころ。
かがみ「いたたた・・・も~。いきなりパンチなんてひきょ、」
???「てい!」パァン
かがみ「ぐぇ」
みゆき「私はウィキペディアと呼ばれる女、みゆき! よく覚えておいてくださいね!」プンスカプン!
かがみ「な・・・なんなのよ・・・」ガクッ
-次回予告-
みき「ぺたんこファンタジー:アンリミテッド。
予言します。
こなた。ゆたか。みなみ。むねぺったんガールズを追い求める冷酷なる者に、愛の光が炸裂する。
『みなみー思い出のオルゴールー』
次回もアンリミテッドな導きを・・・」
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最終更新:2010年01月14日 23:47