「…旅行?」
「うん…卒業旅行」
こなたはかがみを見る。
「突然どうして?」
「いやあ…やっぱり何か思い出を残したいじゃない」
「それもそうだね…所でどこの予定にするの?」
「…ふふふ…それは着いてからのお楽しみという事で」
「うん…わかった、でいつ?」
「明日」
「はやっ!!何でそこまで唐突なのさ!?まぁその数日間はなにも予定はないけどさ」
「それじゃあ、明日ね」
「うん…また明日。」
私は、急いで出来る限りの用意をした。
次の日
「あれ?かがみだけ?」
「うん、つかさは風邪をひいちゃったから」
「みゆきさんは?」
「みゆきの家が放火に会ってね、だからそれどころじゃないって」
「あらら…大変そうだね」
「じゃあ、行きましょう?」
「そだね…」
「あ~そうだ行先は最後まで秘密にしておきたいから目隠しをつけておいて」
「了解、かがみがミステリーツアーを考えるなんて珍しいね…」
数時間後。
「いいよ…こなた目隠しを取って」
「んっ?ここはどこ?」
…なんかの写真では見たことがあるようなところだ。
青い海が広がっている。海が美しく底まで見えそうだ。
そう思いながら見渡していると
「沖ノ鳥島」
「はっ!?」
どう考えても卒業旅行で行くような場所ではない。
「なっ何でここなのさ!!」
「いや~前々から思っていたのよね…作者が私の恋心に関して厳しすぎだという感じでさ」
「…どっどどういうこと?」
「ほら、小早川 ゆたかの野望なんてさ、ゆたかちゃんにやぶれちゃったじゃない
一番最初のリタイアよ!!」
「なっ何の話をしているのさ!?訳が分からないよ!!」
「…この作者の他の作品、かがみの病気なんてさ私の恋心が最後まで届かなかったのよ?」
「…なんでそうなるのさ!?というかあの作品の行動を取ったら誰だって嫌いになるよ!!」
「でさ、作者の気まぐれで特別ミッションを出した時なんてさ、失敗しちゃってさ!!
あきらかに酷い仕打ちを受けてしまったのよ。こなたに告白する前に私の後ろにいた
ゆたかちゃんに抱きついちゃってさ!!」
「さっきから全然何の話をしているのか理解できないよ!!」
「始末部隊ならどうなるか解らないけど…とりあえず、今さっきね
こなたとイチャイチャする権利を得たのよね」
作者…何のことだよ!?
「で…この沖ノ鳥島なら…誰も邪魔が入らない…というわけでイタダキマス!!こなた」
どこまで慎重派何だよ!!
(書けません)
「る~」
「にぱ~☆」
泣いている私とは対照的にかがみはニコニコ顔になっていた。
最終更新:2008年08月21日 01:27