ID:BEpHfcY0氏:かがみの病気

「ごめん、今日もバイトだから…」
最近、こなたの付き合いが悪い、もうすぐコミケであるからかもしれないけど
それでも多いような気がする
仕方ないか
私は、帰路を取っていた、珍しくつかさとは一緒に帰らなかった
んっ?あれはこなた?
私は、声をかけようと近づいた
「ごめん待った?」
一人の男性が謝るようにこなたのもとにやってきた
「遅いよう、もう少しで帰るところだったよ」
「それじゃあ、行くか」
こなたはその男性と腕を組んでいた、私はその後をつけた
…何故だろう、心が痛む…見たくない、こなたが男性とこういう風にしている所
本当なら親友の幸せを願うところなのに何故だか願いたくない


かがみの病気


何だろう、心が大きく揺れたようなこの気持ち
もしかしたら…私はこなたが好きだったのかもしれない
なぜ気付かなかったんだろう
こなたが近くにいすぎたからかもしれない…

知らぬ間に私はベッドの上で泣いていた
(こなた…こなた…こなた…こなた…)
まるで呪文のかのように無限にこなたのことを思い続けていた
私には普段見せないような顔、その人に対しては見せていた
私も驚いた、こなたにはっきりとした笑顔があったなんて…
気づいたころに失恋…これほど空しい物語はない
小説などを読んでいてもそういう展開が多かったから、
私はそうならないようにと注意していたつもりだったけど、駄目だった
「ここまで来るとはなぁ…失恋の感じが……いや…待て」
ある人が言ったことがある
恋は奪い取れと…
という事はあいつとこなたを別れさせればいい…
細工して別れさせてもよりを戻してしまえば無意味だ…

ならば…答えは簡単、殺してしまえばいい
そうすれば物理的に別れることになる
しかし…殺すこととなると難易度は下がるがリスクは大きくなる
つまり…ミスによって起きた事故を装わなきゃならない
直接、殺しに行くなんて愚の骨頂


「おーっすこなた遊びに来たよ」
「ハローかがみん」
「そうだこなた、男性と一緒の所を見たんだけど、もしかして彼氏か?」
「あれっ?かがみに見られてた?ずっと隠していたけど私の彼氏なんだ」
こなたは(≡ω≡.)な顔をしている
一応、確認のために聞いたけど、間違いないわね、それでは早速、行動に移りましょう
まあ、街の中で堂々と唇を重ねあっていたんだから間違いないんだけどね

こなたは現在トイレに向かっている
私は、その隙を使って、全てのこなたの服に発信器と盗聴器を付けた
いくらなんでもすぐには気付かれない、それくらい目立たない発信器である
これが後々に役に立つのである、この計画には今までためていたお小遣いは勿論
実はひそかにためていたお年玉もほぼ全て使っている
この作戦は絶対成功させたい
それ位、金をつぎ込んでいる、何としてでも成功させてやる

それからしばらくこなたとこなたの彼氏の会話を聞いているが…
なかなかチャンスっぽいのがこない…
しかし…とうとう…このチャンスの時が来た
盗聴器をつけて一ヶ月後の事である
「そうだ!!こなた、明日OO山のキノコ狩りが安い値段で参加できるらしいよ」
「…う~むじゃあ…明日はキノコ料理だな」

山か…これならうまくいくかもしれない
私は、いろいろと書いていた、その時つかさがこの部屋に入ってきた
「お姉ちゃん!!明日暇?」
「どうしたの?急に」
「チアのメンバー全員で何か遊びに行くことになったからお姉ちゃんはどうかなって?」
「ごめん、明日忙しいから」
「そう…そういえばこなちゃんもそんな感じだったな…」
こなたの方は大体の理由は知っている
大体この計画で完璧…
とりあえずアクシデントさえ起きなければ…今からちょっとだけ
その山に行かないとならない理由ができたわね…
「…」


「あれっ?つかさ」
「あっこなちゃん!!」
「つかさもキノコ狩り?」
「うん、こなちゃんのおじさんがこの日のためにワゴン車を借りてきてね」
何だ、どっちにしろキノコ狩りだったんだ
「あれ?かがみは?」
「なんだか今日は忙しいとかいっていてね」
珍しいね…つかさとかがみが別行動だなんて
「なあああああにいいいいいい!!こなたに彼氏だとおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
あ~うるさくなりそうだから今のうちに退散しよう
「さっさっと逃げるよ」
「あっうん」


「う~ん、盗聴器のほうが故障中ね、まあいいか…こちらが動いていれば」
私は、発信器を見た…
山のトイレはすべて使えないようにしている、つまり一度山の麓に下り
一度やったミスと言えば、作戦のために埋めていたはずのある道具が少し地面から出ていたので
元に戻したということである
たぶん誰の目にも止まっていないはず、後はこなたがトイレのために下山するのみ

数十分後、こなたは下山した
待っていました!!と言わんばかりに私は仕掛け糸を引き抜いた
次の瞬間、山は大きな炎が舞い上がった
簡単に説明すると、デス○ートを隠すテクニックの応用である、
当然これには馬鹿みたいな金を使った所々に爆弾を仕掛けている
これで死なないわけがない…
しかも、この山はあんまり目立つところにないので、ただの放火としか思われない
そしてこなたが向かっているトイレの場所は本当に遠い場所にあるうえ
かがみが雇った人間に防音になるようにしているので爆音は聞こえない


「つかさ!!ゆーちゃん!!みゆきさん!!お父さん!!嫌だ!!これは夢!夢だ!!」
こなたは自分の見ている現実から目をそらしている
まさか…みんなが打ち上げするところと重なったなんて


私は…恋人と友人達と一緒に逝けなかった
生きろということだろうか
かがみが居なければ、私はすぐにでも死んでいるだろう
最近、考えるとかがみと二人きりの時が多いな
私は悲しかった…
今日もバイトから家に帰る
いつもなら、ゆーちゃんが「お帰りなさい、お姉ちゃん」と笑顔で出迎えてくれる
何で…何で…山火事なんかが…
そういえばあの日からパソコンの電源も入れていないな
早く忘れて元気にならないと…元気にならないと…みんな安心して成仏出来ない
私はデジカメを取り出し、今までの思い出の写真を消していた
こうすれば忘れるかもしれない
最近は先生のノリやかがみが何も言わず一緒にいてくれるで私を慰めてくれるけど、心が痛い…
消しているときにあることに気づいた
この写真…山に来ていないはずのかがみが写っていた
「えっ…」
よく見るとかがみが仕掛けみたいなものを作っている
まさか…しかし、それだとかがみが居る説明がつく信じたくない…信じたくない…信じたくない…
その日は眠れなかった

…学校に…行きたくない、行きたくない行きたくない行きたくない
みんなを…みんなを……したかがみに会いたくない…会いたくない
その日は、ベッドから一歩も動けなかった…

そして…次の日
流石に…今日も行かないとなると黒井先生が直接家にやってくるな
こうして私は行きたくない学校へと向かった…

先生に怒られた…
休み時間の度に私は、かがみを避けるように教室を出て行った
警察にこのことを言おうか…いや…友達だった人を…私はこの手で檻に入れる事なんて出来ない
かがみが怖い、怖い

昼休み
私は、かがみに見つからないように屋上で昼食を食べていた
この立ち入り禁止の屋上は誰もやってこないスポットである


昨日からこなたが変であった
昨日は、学校を休み、今日はまさに避けているかのように動いている
私は、屋上へと向かった
「うぐっ!!」
こなたは喉にチョココロネを詰まらせている
「あ~もう何をしているのよ」
こなたは逃げ出す
こなたは持っていた牛乳を一気に飲む
「どうしたの?こなた」
「来ないで!」
まさか…
「何で避けるの?」
「あなたが一番知っているでしょう!!」
やっぱり
私は一歩近付くとこなたは一歩後ろ下がる
「来ないでって言っているでしょう!!」
「…」
間違いなく確信を持っている…どうして私という事がミスらしいミスはしていなかったはずなのに
私を殺す気だろうか…
いまだにかがみのことをかがみと言い続ける、私が憎い
「でもこなた」
また一歩近づく
私は怖くてかがみを見ながらフェンスにしっかりと当たるまで後ろに下がっていった
ぐらっ
えっ?
そういえば屋上が今立ち入り禁止になっている理由ってフェンスがゆがんでいたからだよね…
あっ…ここまで倒れているのならもう無理かも
かがみはこちらに走ってくる
そしてギリギリの地点で私に手を伸ばす
私が足を伸ばしていたらかがみの手に届くだろう
でも私は、伸ばさなかった…

 

 

 

 

さようなら、柊さん

 

 

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