刑事系科目(刑事訴訟法)の漏洩疑惑

■緊急速報!刑事系科目(刑事訴訟法)でも漏洩疑惑!


刑事系疑惑に関する慶応生へのインタビューの概要は、こちらからどうぞ。


・事件の発端と推移

6月26日、新聞報道の興奮さめやらぬリークスレに、特大の爆弾が放り込まれた。

8 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 10:20:00 ID:???
的中といえば、
「慶応義塾大学司法研究室新司法試験答案練習会第6回(2月24日実施)刑事法問題」
で、第一問ビデオ撮影、第二問前科記載について問われてます。全部で7回あったのですが、
選択科目を除く、7科目出題されたので、刑事法問題はこの一回だけです。すごい的中率です。
ちなみに第三回は刑訴法の問題で出題者はH先生です。他の問題では出題者の明示があるのですが、
何故か、この刑事法の問題には出題者の明示がありません。

もはや多少のことには動じなくなっているスレ住人も、さすがにこれには激怒する。

12 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 10:21:03 ID:???
 >>8
刑訴もか?マジでグランドスラム達成?

14 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 10:22:27 ID:???
  • 憲法・行政法択一漏洩疑惑
  • 行政法論文漏洩疑惑
  • 民事大々問漏洩疑惑
  • 採点基準公開・模範解答配布疑惑(守秘義務違反)
  • 法総研作成資料の無断コピー・配布・未回収
すげぇよ慶応…

20 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 10:30:24 ID:???
漏洩にもほどがあるだろう、刑事までが、これじゃーもう、国家試験とは言えない
どうするつもりだよ、法務省。
人生賭けて真面目にやってる者の心を踏みにじるのもいいかげんにして欲しい。もう我慢できない。

34 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 10:43:14 ID:???
去年の慶応出身の合格者も全員疑わしいな。
慶応の学部出身者もやたらと、情報入手に余念がなかったもんな。
本当にお漏らしがされていたんだね。
慶応の法を教える者達は、今は自分に火の粉が降りかからないように隠蔽工作に必死なんだろうなー。
なんか人間不信だよ。
「法の下の平等」 虚しい響きだ

105 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 11:19:32 ID:???
落ち着け。直ちに通報だ。
刑事系の模擬試験問題(1回分の問題で2問とも的中)
民事系の模擬裁判資料。
もう終わりだな。

115 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 11:22:57 ID:???
かつて無類の厳正さを誇った司法試験がこんなムチャクチャな試験になってしまったとは驚きだ。

148 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 11:33:02 ID:???
1回の答練で、設問1設問2両方ズバリ的中する確率なんて
天文学的数字だろう。いまだかつてどの予備校もなしえなかった離れ技だよ。
完全に試験委員が間接的に関与してるな。酷い話だ。

169 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 11:39:22 ID:???
刑事系がほんとならさすがに許せない。ここまできての慶應生のだんまりっぷりも許せない。

驚き、怒り、呆れ、絶望がスレに渦巻くなか、答案練習会の問題を所持するという者が現われた。

56 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 10:56:03 ID:???
 >>15
おれは慶應卒じゃないが、その資料なら、もってるな。
所論がいうように、ビデオの犯人宅の撮影とか、証拠法のところも的中だな。

彼の手による模範解答のUPや、それに続く問題文の引用は、スレの住人をさらに嚇怒させる。

167 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 11:39:11 ID:???
http://keio-ls.ath.cx/upld/file/file002.jpg (現在はリンク切れ)

全資料もっているので、慶應が虚偽の報告をしたようなときは、ぜんぶだ出せる。
今は、当局の調査と対応、慶應の調査公表と謝罪などを待てば良いと思う。

※ 現在のリンクはこちら。これは、問題文ではなく、作問者による模範解答です。


275 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 12:05:24 ID:???
 >>167を分かる分だけテキストに起こして見る。

模範解答例
あくまでも一例を示しただけ。くれぐれもこの答案を覚えようなどとしないこと。
■(2月24日実施)刑事法 第二問 出題者による参考答案例

問1について
甲宅の監視や捜索について
 一般に、犯罪捜査として重要参考人宅を見張る行為は任意捜査として許されると
思うが、その一貫として人の容ぼうを写真撮影する行為は、プライバシー侵害のお
それもあるので、捜査目的に応じた必要性及び緊急性のある場合で、その方法も相
当である必要がある。
 本件は、現に8歳男児の誘拐と思われる事件が発生中で、被害者が所持している
携帯電話からの電波が一定の場所から発信されていることから、被害者が犯人の元に
監禁されている蓋然性が高い。電波の発信源がわずか50世帯に絞られ、そのう
ちの甲に男児に対する罪の前科があることから、甲宅の人物の容ぼうを撮影し
て甲か否かを確認することは、甲宅の捜索許可状発布の疎明資料…
である。被害者が□■…

919 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 14:47:43 ID:???
問題文を推敲する作業があるから、本試験の出題問題は昨年の内に決定している。

250 :167:2007/06/26(火) 11:56:26 ID:???
問題文ももってるけど、特定可能性があるのでネットでは無理。
生の書き込みやアンダーライン等が残っていることが理由。

司法研の問題は、未成年者誘拐罪の事案であること。
メモリースティックの差押えも問われていること。
捜索現場における令状によらない写真撮影も問われていること。
自宅の撮影は、ビデオじゃなくて、望遠レンズ付き赤外線カメラであること。
以上の特徴がある。

もちろん 「文科省が禁じる答練実施」の問題には、あてはまります。
くそまじめに答練をやらなかった学校もあるというのに、、、、。

287 :167:2007/06/26(火) 12:08:20 ID:???
前科も聞かれてるよ。
同種前科の判決謄本を、犯罪立証に用いて良いか。具体的にはわいせつ目的について問われています。
複数問われている論点のうち、本試験の2つを的中という形になります。

※ 本試験の刑事訴訟法第一問は、強制処分と任意処分の区別、
  ビデオカメラによる犯行予測地点・被疑者宅門前の撮影など、複数の論点が出題されました。
  また、刑事訴訟法第二問は、「同種前科の判決謄本を、犯罪事実の立証に用いて良いか」という問題でした。

模範解答を目の当たりにし、問題文の詳細を知ることにより、スレの住人の怒りは頂点に達した。

203 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 11:45:33 ID:???
 >>178
これはアウトでしょ…
「出題者による参考答案」で

重要参考人宅を見張るのは任意捜査でおーけーとして、
その一貫としての撮影はプライバシー侵害のおそれがあるので
目的に応じた、必要性及び緊急性のある場合で
その方法も相当なものって規範を導いて、当てはめつきかよ。

大抵の受験生は百選10事件の規範を書いてくるから
東京地裁の判例に似た基準で書かれているだけで
大きく有利になるよ。

207 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 11:46:37 ID:???
 >>203
しかも、第2問が前科。
これは、もう決まりでしょ。

277 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 12:05:47 ID:???
刑事は一回の答練で設問1設問2の両方が的中というのがありえない。
予備校がこんな的中の仕方したら、もうそうごい宣伝するぞwそれぐらい
一回で2問とも的中させるのは至難の技なんだよ。
それを慶応はやってのけた、さすがです。

278 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 12:05:48 ID:???
これが、許されるなら、この国の司法に未来はないぞ。

308 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 12:16:19 ID:???
植村個人の調査で終わったらもう法科大学院制度は無茶苦茶だ。
これ憤っている人いっぱいいるはずだよ。

ようやく慶應の奴が植村漏洩の件で反応が鈍いのがわかった。
確かに組織的にこーんな状態だったら感覚が麻痺するわな。

さらに、7月1日に至って、慶応で行われた刑事系答練の問題文と解説の一部がUPされた。

365 名前:慶應の人間は真実を語る義務がある[sage] 投稿日:2007/07/01(日) 10:09:30 ID:???
昨晩お約束した資料をアップしました。早め、はやめに確認するように。

慶應義塾大 司法研究室が実施した 刑事訴訟法答案練習会の実際
http://keio-ls.ath.cx/upld/file/file023.pdf

461 名前:補足[sage] 投稿日:2007/07/01(日) 11:18:00 ID:???
刑事訴訟法、解説・模範答案の結末部

  たわけではなく…
  もっとも、Xの証言を求めずに特信性を認めるのであるから、Zの…
  が十分に与えられている必要があるところ、本件ではZが公判で証言…
  通常、反対尋問の機会は与えられており甲の会話部分をわいせつ…
  として認定することは出来る。
(3)同種前科で犯罪の主観的要素を立証することは、裁判所に不当な偏見…
  で慎重に検討する必要があり、必要性がないのに証拠として採用すること…
  い、本件では、現に甲宅にⅩがいたことから未成年者誘拐の事実は認定…
  き、甲の(不明)が問題となっているところ、甲宅パソコンに残され…
  -タの内容や、上記Xと甲の会話部分からわいせつ目的を推認すること…
  ってそれ以上に同種前科があることを量刑の資料とするのならともかく…
  的の立証に用いることは許されないと考える。

452 名前:氏名黙秘[age] 投稿日:2007/07/01(日) 11:10:48 ID:???
刑事訴訟法の出題論点と配点表

①甲宅の見張りと写真撮影(10点)
②甲宅への突入行為(5点)
③令状を呈示せずにXの所在を探したこと(5点)
④甲逮捕の適法性(5点)
⑤パソコン差押と内容確認行為(5点)
(2)設問2・・・45点
①逃げる乙からメモリスティックを取り上げた行為(10点)
②封書の差押(5点)
③写真撮影(5点)
④メモリスティックと封書の内容確認をしたこと(5点)
(2)設問2・・・45点
①Yの証言
 Yの証言能力(5点)
 甲会話部分の証拠能力(10点)
②Zの証言
 Z自身の体験部分(5点)
 X会話部分の証拠能力(15点)
③判決謄本
 前科で犯罪行為を立証できるか(10点)

445 名前:氏名黙秘[sage] 投稿日:2007/07/01(日) 11:05:44 ID:???
法律良く分からない部外者だけど、上の資料は漏洩の疑い強いの?

449 名前:氏名黙秘[sage] 投稿日:2007/07/01(日) 11:08:43 ID:???
君が刑訴の基礎を10時間ぐらいで教わって、慶應ローの答練の解説授業を俺から教わったら、
君は、新司法試験の刑事系第2問は合格ラインに乗る。


そして8月23日、司法研答練の各回につき、問題の冒頭部分を写した写真がUPされた。

これは、司法研答練の第一回から第七回について、問題用紙の冒頭部分を写した写真である。
これによれば、新司法試験の刑事訴訟法の問題と酷似した出題のあった第六回答練のみ、
他の回とは違って、出題者名が表示されていないことがわかる。

また、「これは昨年度の第一回新司法試験の予備問題であった」と平良木教授が自慢したという、第三回答練は、
たしかに平良木教授が出題者となっている(この疑惑については、ページの末尾を参照)。
新司法試験の予備問題が、どのようにして考査委員ではない平良木教授の手に渡ったのか、疑惑は深まるばかりである。



・刑事系疑惑に関するマスコミの報道

8月23日、われわれ受験生が調査を求め続けてきた刑事系疑惑に、ついに報道の光が当てられた。


 今年五月に実施された新司法試験の刑事系科目の論文試験で出題された事例や設問が、慶応大学が試験前の二月末に開いた答案練習会のテストと酷似していることが分かった。テストの出題者は、法務省から同大法科大学院に教授として派遣されている検事(46)。新司法試験をめぐっては、出題を担当する考査委員だった同大法科大学院教授が事前に答案練習会を開いていた不祥事が六月に発覚している。新たな指摘に同省は「漏えいの事実はなかった」としているが、その的中ぶりに他大学の教員らからは不信の声がくすぶっている。

 今回類似が明らかになったのは、新司法試験の刑事系論文試験で二問出題されたうち、放火犯特定のための捜査で、警察が令状を得ないままビデオ撮影を行った事例を基にした問題。ビデオ撮影の適法性と、同種犯罪の前科を公判の事実認定の証拠として用いることができるか-について論じる設問が出された。
 一方、慶応大の答案練習会で出題されたのは、令状なしで誘拐犯などを写真撮影した捜査事例を示し、撮影の適法性、前科を証拠として用いることの可否-の設問。法科大学院とは別組織で、在校生や卒業生の受験支援をする「司法研究室」が開催し、法科大学院生ら約二百人が参加した。

 関係者によると、テストを作成したのは「実務家教員」として二〇〇五年四月、検事の身分のまま派遣された刑事法担当教授という。

 考査委員による答案練習会の開催が明らかになった後、司法研究室主催の練習会についても類似性が指摘されたことから、同省は検事らから事情を聴くなどして調査。
 その結果、今回は「実際の試験問題を知る立場にはなく、考査委員から試験情報を得た事実も見受けられない」(人事部)として“偶然の一致”と判断。法科大学院以外での予備校的な受験対策に検事が関与した点についても「公務ではない」(同)と不問とした。

 別の法科大学院で刑事法担当教授を務める弁護士は「まったく異なる論点を問う二つの設問が的中するとは、あまりにも不自然。身内意識を排した第三者による徹底した調査が必要だ」と主張している。  (東京新聞)

319 :氏名黙秘:2007/08/23(木) 16:33:10 ID:???
マジに質問なんだが
慶應の司法研は学内的にはどういう組織なのですか。
①学内の機関なのか、それとも任意団体なのか。
②任意団体としてもその団体の責任者はだれなのか、学生なのか教員なのか。
③責任者が学生だとしても教員が顧問や後見人としてかかわってはいないのか。
④答案練習会以外にはどのような活動を行っているのか
以上の点につきご存知の方は教えて下さい。

司法研は実質的なロー付属の受験指導機関であるとすれば、新試験の精神にもとり、
予備校となんらかわらないことになると思いますので。

410 :氏名黙秘:2007/08/23(木) 17:16:58 ID:???
東京新聞の記事のポイントは3つ
①司法研の直前答練の問題が的中 → 漏洩?
②派遣検事が司法研の答練問題作成 → 公務員の副業?
③司法研の答練に慶応ロー生のほとんどが参加 → 答練禁止の回避策?


・第六回司法研答練の出題者に関する法務省からの回答

東京新聞による報道と前後して、民主党から法務省に対し、刑事系疑惑に関する追及が行われた。

58 :TripleD ◆yju6qTZNPI :2007/08/23(木) 23:23:38 ID:???
お尋ねいただいておりました慶応大学司法研究室の第6回答案練習会(刑事法)をめぐる疑惑について、
昨日改めて法務省の担当者に問い合わせたところ、次のような回答がありました。

(1)出題者は法務省から慶応法科大学院教授に派遣されているA検事である(実際の回答は実名でした)。
  問題の作成はA検事が一人で行い、採点などは慶応大学の別の教員らが手伝って行ったと聞いている。

(2)問題の作成にあたり、慶応法科大学院で非常勤教員を務める新司法試験考査委員なども含め、
  本試験の問題を知り得る立場にあった者の関与は見出せなかった。

(3)A検事は、司法研側から依頼されて勤務時間外に問題作成などに従事したと承知しており、
  報酬も得ていると理解しているが、勤務時間外の行為なので、
  公務員の兼業の届出義務などの対象とはならない。

(4)法務省としては、新司法試験考査委員に対しては答案練習会などの試験対策は行わないよう要請してきたが、
  考査委員以外の法科大学院教員については、(文部科学省の所掌する問題だが)
  法科大学院の正規の課程内であれ課程外であれ、
  現時点で答案練習会などの試験対策を行うべきでないという結論に達しているとは認識していない。
  したがって今回のA検事の行為についても現時点で特に問題があるという認識は持っていない。
  このため、法務省として出題者であるA検事の氏名などを公式に明らかにする考えはない。

法務省の「偶然の一致」という主張に対しては、
既に受験生有志の手により、第四次の情報公開請求が行われている。



慶応義塾大学司法研究室とは?

司法研究室とは、法曹及び国家公務員(Ⅰ種)を目指す塾生・塾員をサポートする機関です。
塾生・塾員の方(過去に慶応大学に在籍したことのある人)ならどなたでも入室することが出来ます。

Q1) 入室は他の大学の人も出来ますか?
A1) 司法研究室は慶應義塾大学の塾生及び塾員の方しか入室できません。
    他大学の方はご遠慮いただいております。

Q2) 他大学の法科大学院の学生も入室できますか?
A2) 塾員であれば、入室することが出来ます。
    (入室の際に確認しますので、入室手続きのページ持ち物の欄をご覧ください。)

以上の記載は、慶応義塾大学司法研究室のホームページからの引用です。



刑事系疑惑に関する慶応生へのインタビューの概要

刑事系答練疑惑について、2名の慶応大学ロースクール関係者から、貴重な回答が寄せられました。
記事の分量が多くなりましたので、別のページをご用意することに致しました。
インタビューの内容については、こちらのページからどうぞ。



・公法系漏洩疑惑と本件との比較

公法系論文試験における疑惑では、司法試験考査委員を務める教授が、本試験の問題作成後に、自ら答練の問題を作成し、法科大学院の学生に解答させ、解説していた。解説授業では、本試験で出題される論点と同じ論点の解説が行われた。
また、答練で出題された事案と本試験の事案は、「外国人の退去強制処分」という同一のものであった。

これに対し、この刑事系における疑惑では、問題作成者は、慶応義塾大学司法研究室の関係者と考えられるが、この回だけ出題者の明示がないため、不明である。
ただし、問題作成時期は、本試験の問題作成後であると考えられる。

919 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 14:47:43 ID:???
問題文を推敲する作業があるから、本試験の出題問題は昨年の内に決定している。

この答練に、問題作成者による模範解答が添付されていることは、リンク先からの画像ファイルを見れば、明らかである。
ここから読み取れる論点は、「重要参考人宅の住人に対する写真撮影の適法性」であり、これは本試験の刑事系(刑事訴訟法)第一問に出題された論点と酷似している。
また、答練の第二問では、「同種前科の判決謄本を、犯罪立証に用いて良いか」という論点が出題されている。これは、本試験の刑事系(刑事訴訟法)第二問とまったく同じ問題である。

事案の類似性という点から考察すると、答練がわいせつ事件、本試験が放火事件であるから、問題文に現われた犯罪の種類は別である。
しかし、それに対する捜査手法は、「隠しカメラによる秘密撮影」であって同一であり、その捜査手法の適法性が問われる問題であるという共通点が指摘できる。
また、第二問は刑事証拠法の問題であるが、答練と本試験とで、「悪性格立証」に関する同一の問題が出題されている。

両者を対比すると、以下のようになる。

               公法系疑惑           刑事系疑惑
出題者       司法試験考査委員      不明(慶応司法研の関係者)
作問時期     本試験の問題作成後       本試験の問題作成後
解説        本試験の出題論点      本試験に酷似した模範答案
論点          本試験と同一          本試験と同一
本試験との一致   事案の種類が同じ      捜査手法・証拠の許容性が同じ



・本試験の問題(刑事訴訟法)と慶応答練との比較

<第一問>

80 :氏名黙秘:2007/07/01(日) 19:34:33 ID:???
本試験と答練の類似点(第一問)

本試験は、夜間の放火が直接の被疑事実である。
これに対する捜査として、数箇所にひそかに監視用のビデオカメラを設置し、
犯行現場や被疑者の容貌を撮影した捜査手法の適法性が問われている。
即ち、この捜査によって制約を受ける人権は、京都府学連事件最高裁判決で承認された、
「妄りに容貌を撮影されない自由権」である。
本試験では、既に過去の経緯から被疑者の目星はついている。
監視カメラ設置について、令状などは取られていない。
監視カメラの中には、被疑者宅玄関ドア前の公道上を撮影するカメラが含まれている。
これは、被疑者が放火のため夜間外出する様子を撮影するためのものと考えられる。
監視カメラには、被疑者宅(アパート)の玄関ドアから公道上に出て来た人物を撮影する能力がある。
撮影範囲は被疑者の玄関ドアが写り込まないよう、
即ち被疑者の室内という重要なプライバシーを必要以上に侵害しないよう、慎重に選択されている。

これに対し、慶応答練では、子供の誘拐事件が直接の被疑事実である。
これに対する捜査として、隣家宅の屋上に捜査員を張り込ませて監視させ、
さらに被疑者の容貌を撮影した捜査手法の適法性が問われている。
即ち、この捜査によって制約を受ける人権もまた、京都府学連事件最高裁判決で承認された、
「妄りに容貌を撮影されない自由権」である。
慶応答練でも、既に過去の経緯から被疑者の目星はついている。
写真撮影について、令状などは取られていない。
慶応答練では、被疑者がタバコを吸いにベランダから出て来た場面が捜査員によって撮影されている。
被疑者宅はカーテンがかかっており、室内は撮影されないため、
被疑者の重要なプライバシーは必要以上には侵害されていない。

本試験第一問と、慶応答練第一問を、比較すると以下のようになる。

                  本試験                  慶応答練
被疑事実           放火事件               子供の誘拐事件
捜査手法       ビデオカメラによる隠し撮り      隠れた捜査官による写真撮影
捜査場所         被疑者の自宅前の公道        被疑者宅のベランダ
捜査目的         被疑者の容貌を撮影         被疑者の容貌を撮影
被侵害法益        被疑者のプライバシー        被疑者のプライバシー
最高裁判例との差     現行犯性がない           現行犯性がない

<第二問>

100 :氏名黙秘:2007/07/01(日) 19:48:59 ID:???
第二問について

本試験第二問においては、被告人の同種前科にかかる判決調書(執行猶予)を用いて、
被告人が本件の犯人であるという事実を認定することができるか否かが問われている。
即ち、性格立証の許容性と例外の問題である。
答案は、一般的には性格立証から犯罪事実を立証することは許されないこととその理由、
例外的に許される場合があることとその理由、本件がその例外的な場合にあたるか否か、
という順番で書き進めて行くことになる。
結論は、特異な手口から犯人の同一性を立証することが許される、というところに落ち着くと思われる。
即ち、これは例外的に性格立証が許される場合を問う問題である。

慶応答練第二問においても、被告人の同種前科にかかる判決調書(実刑)を用いて、
被告人にわいせつ目的があるという事実を認定することができるか否かが問われている。
即ち、性格立証の許容性と例外の問題である。
こちらの答案も、一般的には性格立証から犯罪事実を立証することは許されないこととその理由、
例外的に許される場合があることとその理由、本件がその例外的な場合にあたるか否か、
という順番で書き進めて行くことになる。
結論は、既に犯罪事実の客観的要素が立証されている場合は、犯罪のわいせつ目的など、
主観的要素を被告人の同種前科から認定しても違法ではない(お布施サギ事件)、というところに落ち着くと思われる。
即ち、これもまた、例外的に性格立証が許される場合を問う問題である。

本試験第二問と、慶応答練第二問を、比較すると以下のようになる。

                  本試験                  慶応答練
被疑事実           放火事件               子供の誘拐事件
証拠物            判決調書                 判決調書
要証事実       前科犯人と被疑者との同一性       被疑者のわいせつ目的
論点          性格立証の許容性と例外         性格立証の許容性と例外

なお、本試験の刑事訴訟法と慶応答練は、
第一問目が、被疑者に知られない状態で容貌を撮影する捜査手法の適法性であり、
第二問目が、被疑者の犯罪事実を前科の判決調書から立証できるかという証拠法の問題であるため、
第一問目と第二問目の組み合わせは、本試験と慶応答練はまったく同一である。



・仮に漏洩だとすると、どのような手段が用いられたのか

本件が公法系疑惑と同じく、慶応大学に在籍する司法試験考査委員が関与した、本試験のリーク事件であった場合、そこではどのような手段を用いてリークが行われたと考えられるだろうか。

134 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 11:29:01 ID:???
やはりHなんだw

143 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 11:31:43 ID:???
 >>134
Hって、試験委員か?
つまり、ずばり的中は試験委員のいない憲法以外全部ってことだな。

216 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 11:48:57 ID:yPt8T63j
 >>131
ちょwまたヒララかよwww
あいつどうにかしろ。毎年漏らしてるじゃねーかよ

282 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 12:06:30 ID:???
慶應の考査委員が本試験の論点を把握したうえで
おなじ論点の問題を指定した可能性もあるのでは?

288 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 12:08:22 ID:???
 >>282
さすがに両方当たってるとその疑いが濃くなる。
片方だけなら有名論点だし、地裁もあるからまぐれあたりもありうるけど。

148 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 11:33:02 ID:???
1回の答練で、設問1設問2両方ズバリ的中する確率なんて
天文学的数字だろう。いまだかつてどの予備校もなしえなかった離れ技だよ。
完全に試験委員が間接的に関与してるな。酷い話だ。

慶応義塾大学司法研究室には、慶応大学に非常勤として在籍する元司法試験考査委員であるH氏も関係している。
司法研で出題された答練のうち第三回は、このH氏の出題である



・本件疑惑に対処する善後策

公法から民事・刑事と、とどまるところを知らない漏洩疑惑。どうすれば真実は解明されるのか?

25 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 10:36:11 ID:???
なるほどね、こうやって、ほぼ全問を上手にお漏らしして来たから
慶応は旧試でも合格人数を増やしてこれたんだね。納得。
でも、これじゃ自浄作用は期待できないね。すべての科目で慶応の
試験委員は漏らしているわけだし、ただやり方が上手いか下手かの
違いだけだもの・・・
政治も行政も、今回の件だけはうやむやにしないで、徹底的に調査
して膿みを出し切って欲しい。

240 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 11:54:04 ID:???
とりあえず法務省には
 ・憲法でも上様による漏洩があったこと
 ・民事・刑事についても一定の疑いがあること、その調査が容易であること
を伝えるべき

395 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 12:36:01 ID:???
 >法相は「本人ももちろんだが、こういう事を生ずる雰囲気があるのではないかということを含め、関係者に姿勢をただしてもらいたい」と発言
ばれなきゃいいってことか?

238 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 11:54:03 ID:???
法務大臣の言うとおりじゃん
「こういう雰囲気」があるんだよ慶應には
徹底調査を望む

325 :氏名黙秘:2007/06/26(火) 12:19:51 ID:???
こんだけ疑わしいんだから、国政調査で議院は調査に動くべきだとおもう
ロー制度の根幹にかかわる大問題だよ

受験生を始めとする、日本に住む全ての人が、疑惑の解明を望み、疑惑の関係者や関係省庁の動きに注目している。
事実は既に挙げられた。必要かつ充分な公的調査と公式な報告が行われる事を期待する。



・緊急速報!刑事系科目の漏洩疑惑に新展開!

300 :正義 ◆SuSYjvNEBI :2007/08/12(日) 00:49:37 ID:???
★刑事系間接リークについて★

慶應司法研のヒララギの回で、ヒララギが解説講義で何て言ったか憶えている奴居ますか?
ヒララギは、「第1回新司法試験では、実際に出題された問題にするか、今回の答練で出題した問題にするか最後まで委員らが迷った」というような趣旨の発言をしていたらしいんだよ。(ちなみに、答練で出題したのは訴因の問題です。)

この発言が事実であることは、ほぼ間違いない。
司法研に参加していた慶應学部出身の俺の友人数名が口をそろえて証言している。
また、リークスレの最初の方にもこの情報が何回も書かれている。

リークスレでこれに関する書込みを見た当初、俺は、ヒララギは第1回新司法試験時に考査委員でもなかったのに、そんな情報知ってるわけね~だろ、ガセ情報流すなよ・・・と思った。

しかし、司法研の刑事系リーク疑惑を知って、発想が逆だったと遅まきながら気付いた。
つまり、「ヒララギは考査委員ではなかったんだから、そんな情報知ってるわけない」というのは間違いで、
「ヒララギは考査委員でもなかったのに、なぜか考査委員しか知らないはずの情報を持っていた」
 ・・・どうやらこのように考えるのが正しかったようだ。

ヒララギは、なぜか考査委員しか知らないはずの情報を持っている。
そして、慶應司法研の担当者不明の回で完全的中・・・。
刑事系の間接リークの重要な証拠になりますよね・・・。

誰か、ヒララギの回の解説講義を録音していた奴いないか?

307 :氏名黙秘:2007/08/12(日) 00:53:32 ID:???
新たな情報GJ!
彼は旧司法試験の試験委員ではあっても、新で試験委員だったことないんだろ?新たな突破口だ。

358 :氏名黙秘:2007/08/12(日) 01:21:43 ID:???
注目!
刑事系漏えい疑惑に突破口が開かれた瞬間かもしれない。
少なくとも国家公務員法違反(守秘義務違反)の証拠にはなっている。
なぜなら、考査委員が当該教授に漏らさない限り、
考査委員でない当該教授が本試験作成状況を知りえる訳ないのだから。


みなさま、司法研答練において平良木教授が出題した回に関する情報を、当サイト情報提供コーナーまでお寄せ下さい!

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最終更新:2007年09月11日 22:09
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