ID:EIAjh9qoO氏:雨の日のありがちな日常

外はどしゃぶりの雨が降っている。
びしょぬれに濡れたサイズの合わない服を気だるそうに脱ぎ捨てる。
そしてタンスの奥から取り出してきた懐かしい子供服を着てみる。
これ以上ないくらいぴったり似合っているのを確認し少し複雑な気分になりつつも話を聞く。

みゆき「いいですか!?あなたの正体が泉こなたである事は私とあなただけの秘密!決して誰にも言っちゃだめです!もちろんかがみさんにも!!」

かがみやつかさを巻き込むわけにはいかない、ここは博士の言うとおりにしようとうなずくと同時にこなたに意外な声が届いた。

かがみ「こなたー、いるのー?」
こなた「え?」

聞き覚えのある声。いや毎日聞いてる幼なじみの声。
そして玄関あたりから足音が聞こえる。こちらに向かってるようだ。


かがみ「もー、帰ってるんなら電話くらい出なさいよー カギも開けっぱなしよー!」


こなた「か、か、かがみだ!!」
みゆき「いけない!早く隠れて!」
こなた「か、隠れろって?どどどこに?」



ガチャ─


かがみ「あら、みゆき来てたんだ」
みゆき「は、はい おひさしぶりですねー かがみさん」

あいさつと同時にかがみは書斎の本を眺める。

かがみ「あいかわらずすごい本の数ねー それも同人誌ばっかり…」

こなた(あぶない…見つかるとこだった)

とっさに机のしたに隠れたこなたはない胸をそっとなで下ろす。

みゆき「え、ええ…泉さんのお父さまは世界的な同人作家ですからね…」

そして呆れたような表情でかがみが言う。

かがみ「こんな本に囲まれて育ったからこなたがオタクになっちゃうのよ…」

こなた「う、うるさいな…」

自分の趣味を軽く皮肉られた気持ちになり思わず声がこぼれる。
言い終わると同時にハッとした表情。
こなた(ってあああ!しまったああああああ)

かがみ「誰?机の下に隠れているのは…」

みゆき「あ、い、いえ この子はその…」
こなた(ま、まずい…)

なんとかしないと と父親の机の下に隠れているこなたは引き出しを開ける。

こなた(あ!?みゆきさんのメガネ!)

こなた(変装 変装…)

みゆき(…どうして昔私がなくしたメガネが泉さんのお父さまの机の中に…)

かがみ「なに、この子…」

不思議に思いつつもこそこそと自分に背中ばかり向けてるこの子を少しかわいらしく思ったのだろうか。

かがみ「もー照れ屋さんねー…」
かわいい子を見つけたとヘラッとしたながらかがみは言う。

かがみ「コラ!こっち向きなさい!」

こなた(ヤバッ!)

とっさにメガネをかけると同時に目が会う。



空気が止まる───
会話が途切れ外の雨音だけが響く───

かがみ「こ、この子…」
こなた「アハハ…」


かがみ「かわいー☆」

かがみは小さなこなたをかかえギュッと抱きしめる。

こなた(ム、ムネが…)
かがみ「この子だれ?」
みゆき「わ、わたしの遠い親戚の子です」
かがみ「ワタシいくつ?」
こなた「じゅうろ…じゃなくて… 6歳!!」
かがみ「小学一年生かー…」
こなた「う、うん…」
かがみ「名前はー?」

こなた「な、名前はこな…でもなくて…」

かがみ「んー?」


こなた「え、えーっと…えーっと…!?」



こなた「あ、あたしの名前は、江戸川コナたンだ!!」


~続かない~
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