ID:bKpqkX950氏:タイトル不明

夏休み近くの海まで遊びに行くことになった私たち。
前のように先生やこなたの親戚の車ではなく、電車でここまでやってきたわけだ。
電車内でも3人寄れば姦しいわけでまだ着いてもいないのに大いに盛り上がった。
こなた「うひゃーやっぱり夏休みともなると人もいっぱいだねえ」
そりゃそうよと相槌を打つ間にはもうこなたとつかさは波打ち際まで駆けていた。
私的な本来の目的とは裏腹に適当に遊んで私とつかさが浜辺で休憩していると、
こなたが「洞窟みつけた!」と目を輝かせていたので探検することにした。
それは海岸沿いに若干歩いていくとあった。
少し木が多い茂る程度で見つけにくいとは思えない。
まぁ安全だろうと私も内心わくわくしながら中に入る。
つかさはおびえつつも私たちがズンズンと進んでいく勢いにしぶしぶついて来た。
こなた「うひゃーやっぱり中はちょっと暗いね。」
かがみ「そうね。何か明かりもってくればよかったかしら」
こなた「じゃーん!ペンライトー!」
某猫型ロボットのようにどこからペンライトを出すこなた。
こういう準備周到さをもっと別のところに使ってくれればいいのにといつも思う。
こなた「なんかこういう洞窟ってわくわくするよね。RPGみたいで。なんかガーとかギャーとか出てきそうじゃん?」
かがみ「そんなこどもみたいにはしゃがないでよ。足もとくらいんだから転ぶわよ。」
と注意を促しておいた、その瞬間後ろでつかさがこけていた。
つかさ「あはは・・・ごめん。こけちゃった。」
こなた「つかさはパーティに必要な萌え要素を持ったヒロインだね」
かがみ「じゃあ私は?」
こなた「かがみは一人はいる熱い格闘系キャラだね。ハッ○ンみたいな。」
かがみ「なんだとコラー!」
そんなこんなで盛り上がりながら洞窟の中を進んでいく。


ずいぶん進んだ気がするけど行き止まりや出口などは一切見えてこない。
幸いRPGの如く分かれ道なんかは無かった。
かがみ「結構歩いたしそろそろ戻らない?」
少々疲れも出てきたので私は帰ることを促す。
しかしこなたは、「これからがゲームでいういい所じゃない、かがみ。きっと何かこの奥で眠っているんだよ!」
と相変わらず目を輝かせて言う。こいつの情熱をもっと別のところに向けられたらと毎度ながら常々思う。
つかさを見ると、疲れていると言うか少し青ざめたような顔をしていた。
かがみ「大丈夫?つかさ」
つかさ「・・・え?・・・うん・・・」
かがみ「こなた、あと少し行ったらほんとに戻るわよ!」
こなたはめんどくさそうにわかったわかったと答えてズンズンと奥へと進んでいく。


それからしばらく歩いて、そろそろ戻ってもいい頃合だと思い、こなたに尋ねる。
かがみ「ほらこの辺でいいでしょ?そろそろ帰るわよ。」
こなた「えーまだいいじゃん。」
みゆき「私もまだ大丈夫ですが・・・」
かがみ「まだそんな事言って、戻るって行ったじゃない!」
さすがにつかさが辛そうにしているのを姉の私は見ていられない。思わず声を荒げる。
かがみ「あのねえ・・・」
こなた「絶対この奥何かあるんだって!」
一体どこからその自身は来るのか問い詰めたかった。
みゆき「私も少々気になりますね。お恥ずかしながら・・・」
全くみゆきもそんなところで同感していないで・・・と思った刹那、
つかさが私の手をあり得ないほどの力で引いて、「戻ろう・・・!」と言った。
顔面蒼白だが血気迫る表情で私を見るその目に圧倒されてしまい、
「じゃあつかさと先に戻ってるからね!」と言い捨てるように元来た道を戻る。
こなたとみゆきはまだ奥へと進んで行った。
かがみ「つかさ大丈夫?早く戻っt・・・」
私がつかさに話しかけようとした瞬間つかさはまた先ほどの力で私の手を引き、今度は走り出そうとする。
かがみ「何!?ちょ、どうしたって・・・」
つかさ「いいから早く!」
つかさとは思えないほどの力と足の速さで一気に洞窟の出口まで駆け抜けた。
何がどうしたのか私はわからなかった。
かがみ「どうしたのよつかさ、何か・・・」
つかさ「だってお姉ちゃん!あの時の・・・・・!」
さっきはあれほど高かった太陽が、今はもう海の中へ沈もうとしていた。
そして私は赤く輝く海を見て気付く、おそらくこなたはもう戻ってくることが無いだろうと。
おしまい
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