ID:PapgQy > C0氏:タイトル不明

かがみ「ほらつかさ、ちゃんと食べて」
かがみ「ああ、またこぼして!大丈夫拭いてあげるからつかさは動かなくていいからね」
かがみ「フフ、ちゃんと元気になってまたこなた達と学校行くんだもんね」
ガチャ
柊父「かがみ、夕飯だよ・・・」
かがみ「今行く。ちょっと待って」
柊父「かがみ・・・」
柊父「・・・つかさはもう・・・居ないんだよ・・・」
かがみ「何を言ってるのお父さん?つかさはここに”いる”じゃない
     大分よくなってきてるもんね、つかさ?」
柊父「かがみ、もういい加減に・・・!」
かがみ「あははつかさ、お姉ちゃんちょっと夕食食べてくるね?
     大丈夫だよすぐ戻ってくるから。つかさは私がいないとだめなんだからずっと一緒に居てあげるからね?つかさ・・・」


あの日を境にみんな変わってしまった。
ある日を境にかがみは学校へ来なくなった。
ある日を境に私も学校へ行かなくなった。
つかさが死んだあの日から。

私はつかさが居なくなった教室にいるのが居た堪れなくなった。
つかさが居なくてもいつも通り流れる毎日。
私は涙が枯れるほどに泣いたのに
どうしてこの人は笑っていられるの?
どうしてこの人は悲しくないの?
どうして・・・


そして傷を舐め合う仲間を求めて私はネットの世界に身を窶した。
ネットの知り合いは悲しんでくれた。
つかさの死を知らせたとき私を慰めてくれた。
親身になって話を聞いてくれる、彼らよりずっと暖かい。

「こなた、ここに晩飯置いとくからな?たまには一緒に各ゲーしてくれよ?
 父さん寂しくて死んじゃうぞ?」
あの人も同じはずなのに。大切な人を失ったはずなのに。
何も分かっていない。何も分かってくれない。
私は何も言わずただひたすらにゲームを続ける。


また先生が来た。学校へ行っていたときも大体毎日ログインしていた。
だが最近私が不登校になるとずっと早い時間にログインしてきている。

「泉?また学校休んどるやろ?はよ来いや
みんな心配しとるで、高良なんか特に」
「私のことは放って置いてください」
「放っておける訳ないやろ!お前私の生徒やんか!!」

ログアウトしました

所詮はあの人も偽善でしかない。
みんなが心配している?嘘だ。つかさが居なくなっても変わらないクラスが?
そもそもみゆきさんは・・・


私はキャラクターセレクト画面を眺めキャラクター削除にカーソルを合わせる
消してしまえばもうあの煩い人に会わなくて済む。

このキャラクターを削除しますか?
はい
本当によろしいですね?

不意に頭によぎる。
ずっと育ててきたキャラクター
私が操っていたにしてもこの子には世界が広がっていたはずだ。
つまり消すということは死を意味する。
死?なんだ簡単なことだったんだ、どうして気づかなかったんだろう?
私もつかさに会えるんだ



このキャラクターは削除されました。



「お父さん!私つかさに会えるんだ!」
「何言ってるんだ?つかさちゃんは亡くなったんじゃ・・・」
「会えるんだよ!つかさに!」
私は興奮を抑えられず今を飛び出し、一気に階段を駆け上がる。
そして自室の窓を勢いよく開ける。
「待っててねつかさ、すぐいくからね!――――」


「ぅおっ!」
素っ頓狂な声を上げて目が覚める。
嫌な夢だったなーなんて思いながら目の前のTV画面に目をやる。

BADEND

そういえば新しいギャルゲーやっててエンディング見ながら寝てしまったんだっけ
それにしてもなんという鬱END

「おーいこなた、そろそろ起きないと遅刻するぞ」

あーまずいまずい
また先生に妙な言い訳しないといけないしね
それにかがみとつかさに今日の夢はなしたらなんて反応するか楽しみだし

「うーん今行くー」
ガチャバタン

おしまい
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