「や、やめて!」
ゆたかは言った。彼女は今レイプされている。
下校途中後ろから襲われて、路地裏に引きこまれた。
男はゆたかの口を塞ぎ、体をおさえながらゆたかの服をぬがす。
「んぅーんぃーう」
ゆたかは口に布をかまされて声が出せない。
男はゆたかの体をつかった。
男はゆたかの体をもてあそんだ。
ゆたかは泣いた、叫んだ、助けを求めた。
でも誰も助けてくれない。
男はゆたかをレイプし終わるとゆたかを車に乗せ、男の家に向かった。
ゆたかの体はしばられており、みうごきがとれなかった。
男の家につくと、男は部屋からノコギリを持ってきてゆたかの体をバラバラにした。
血が飛び、ゆたかは死んだ。
「ゆーちゃん遅いねー」
二時間後…
「警察に連絡しよう」
そして、ゆいがやって来る。
「ゆたかまだ帰ってないんですか?」
「うん。さっきみなみちゃんにも電話したんだけど知らないって」
「まさか…ゆうかい!?」
「…」
男はゆたかの死体を海に捨てた。
そして、ゆたかがいなくなってから数日後…
警察がゆたかの死体を発見した。
警察は事件として捜査し始めた。
みんなゆたかの死を悲しんだ。涙が枯れるまで泣いた。
でも、みなみだけは泣かなかった。
「みなみちゃん悲しくないの!?ゆーちゃんが死んで泣いてもくれないの!?」
「!!わ、わたしは…」
「こなた…」
みなみは、ただ、ただ、許せなかったのだ。自分の友達を、いや、親友を殺した犯人が。
みなみは何をするかわからなかった。
始めの三日間。みなみは部屋にこもりきって外にでなかった。
葬式にもいかなかった。
みなみは、ある決心をした。
ゆたかをあんな目にあわせたやつを生かしておけない!
探し出して…殺ス!!
みなみは犯人を探した。
どんな小さな情報でもかきあつめてさがした。
そして、犯人が見つかった。
みなみは男に向かってナイフを持って駆けだした。
「ゆたかの仇!殺ス!」
ドン!!
男にナイフが刺さった。
みなみはナイフを抜き、また刺した。また抜きまた刺した。
こんなやつ、殺す!殺す殺す殺す殺す殺す殺ス!
みなみは刺すのをやめない。
気付くとまわりには警察がいた。誰かが通報したらしい。
「みなみちゃん…」
ゆいが近づき、みなみにてじょうをかけた。
みなみは逮捕された。ゆいに。
ゆいは泣いていた。そしてパトカーに乗る時、小さな声で、「ありがとう」と呟いた。
完
最終更新:2007年06月19日 22:22