ID:cUYwgTFi0氏:がんばれつかさ

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こなた「ふぃーやっと学校終わった、今日バイトだー」 つかさ「そうなんだー、がんばってねこなちゃん」 こなた「うんうん。あれ、かがみんは?いつもなら終わったらすぐこっちくるのに」 つかさ「あ、今日委員会の仕事があるらしくてちょっと遅くなるって」 こなた「そなんだ、んじゃこれかがみんに渡しといて、頼まれてたゲーム」 そういうとこなたは茶色い紙袋をつかさに渡した。 つかさ「あ、うん、わかった」 こなた「そんじゃ、バイトあるし先に帰るね、ばいに~」 つかさ「ばいばーい」 トボトボと校庭を一人歩くこなた。 それにしてもかがみんがみんゴル(みんなのゴルフ)やりたいなんてね~。以外だ。 前うちに来たときに、私にボロ負けしたのがそんなに悔しかったのかな・・・。 そういえば今日は先生からエロゲ借りたんだった。しかも百合物。 まさか先生があんなのやってたなんてね~。 バイトなかったら帰って速攻できるんだけどな。 そういや袋で渡されたからまだパッケージも見てなかったな。 鞄からそれらしき袋を取り出す。 ガサゴソ、ガサゴソ・・・。 どれどれ・・・。 期待に胸を躍らせて袋から出したゲームを手に取る。 「みんなのゴルフ」 あ・・・れ・・・? し、しまった、間違えたぁあああああ!! ぐ・・・教室に戻ってる時間はない・・・。 ごめんかがみんわざとじゃないんだわざとじゃ。 明日絶対もってくるから! 一度教室のほうを振り返り、颯爽と学校を後にした。 つかさ「お姉ちゃん遅いなー」 一人教室でイスに腰掛けてかがみを待つつかさ。 時計の針は5時を示していた。 うーん・・・退屈だなー。 そういえばお姉ちゃん何のゲーム借りたんだろ? ガサゴソ、ガサゴソ・・・。 「濡れた百合の花達」 ゴトッ。あまりの衝撃に床にゲームを落としてしまった。 ゲームのパッケージには制服を着た双子のような女の子達が あんなとこやこんなとこをさらけ出したままキスをし合っている様子が描かれていた。 う、うそ、お姉ちゃんこんな趣味あったの・・・。 よ、よりにもよって双子もの。 見なかったことにしよ、うん、さっさと拾って袋にしまわなくちゃ。 かがみ「おーっす、おまたせー」 ビクゥ!!下半身から脳天へ向かってぞくぞくと何かが張っていく感覚に捕らわれた。 突然の後ろからの声。かがみには見えないようにエロゲを袋に入れ直して振り返る。 つかさ「お、お、遅かったね、お姉ちゃん」 かがみ「ごめんねー、ちょっと長引いちゃって」 つかさ「そ、そうなんだ、・・・あ、日も落ちてきたしかえろっか」 他に誰もいない校庭を、校門に向かって二人きりで歩いていく。 かがみ「あ、それ、もしかしてこなたに頼んどいたゲーム?」 つかさ「え、えぇええ、えっと、うん、こ、こなちゃんバイトあるからって」 かがみ「あ、そっかー、中身見た?」 つかさ「み、み、見てないよ!」 かがみ「なんでそんなに動揺してるのよ、別に見られて困るもんでもあるまいし     見たんでしょ?」 つかさ「・・・う、うん」 かがみ「前こなたの家にいったときちょっとやらしてもらったのよ。     それが面白くてね~、まさか私がハマるなんて思ってもみなかったけど」 つかさ「そ、そうなんだ、お姉ちゃんもああいうの興味あるんだ」 かがみ「以外におもしろいのよね。     フルパワーで打ったのが穴にスッコーンって入ったときはゾクゾクきちゃうわよ」 つかさ「は、はわわ・・・、そ、そっか、そうだよね、女同士でも入れたりするんだよね」 かがみ「女同士って、まぁそうだけど、あれは先に入れるか入れられるか、そういうゲームよ」 みるみるうちに赤面していくつかさ。 かがみ「でも最初はうまくいかなくてね、タイミングとか強さとか間違えちゃうと     女の人が叫ぶんだけどあれなんていってるのかな、ファー?アアー?」 つかさ「い、いいよ、そんなこといわなくて!(どんなプレイ!?)」 かがみ「あ、でねでね!普通にプレイしてるだけでもおもしろいだけどさ     クリアしていくと新しいアイテムとか買えたりしてね     キャラクターのコスチュームとかも変えられるし、性能のいい道具とか買えたりするのよ」 つかさ「そ、そうなんだ、道具ってそんなに種類あるんだ・・・」 かがみ「そうね~、テクニックが上がる道具とか、変わったのだとバットとかもあるわよ」 つかさ(痛いのはいけないと思います) かがみ「あ、そうだ、帰ったらつかさも一緒にやろうよ」 つかさ「え、ぇええ、い、いいよ、私は」 かがみ「なんでよー、一人より二人のほうが熱くなれるのよね」 つかさ「わ、私今日宿題いっぱい出ちゃったんだ、明日のお弁当当番も私だし     夜のうちに仕込みしとかなきゃだし、あ、あとそれに・・・」 かがみ「もうー、わかったわよ、一人でやるわよ一人で」 つかさ「う、うん・・・ごめんね。え、えへへ」 気づけば駅のホームまで来ていた。 次の電車までは5分弱。あたりは大分暗くなってきていた。 向かいのホームでは会社帰りのサラリーマンが傘を使ってゴルフのスイングをしていた。 それを見つめるかがみ。二人の間に少しだけ沈黙が流れた。 かがみ「そうね~、うーん・・・」 つかさ「どうしたの?お姉ちゃん」 かがみ「ん?あぁ、ゲームもいいけどやっぱリアルでもやってみたいなーってさ」 つかさ「・・・」 2歩下がるつかさ。 かがみ「な、なによ、確かにちょっと大人の遊びだし高校生がやるもんじゃないとは思うけど」 つかさ(大人ならいいのかよ!) かがみ「でも気持ちいいだろうな~、こう、腰をひねって前に突き出すようなかんじでやるのよね」 つかさ「ちょ、ちょ、ちょっと、お姉ちゃん人いるんだから!」 かがみ「はいはーい。ま、最初のうちはゲームみたいにうまくいかないだろうから     穴は穴でも違う穴に入っちゃいそうだけど、水いっぱいの穴とか、あはは」 つかさ「ちょ、ちょっと、ちょっとちょっと!」 かがみ「タッチとか古いわよつかさ」 つかさ「ちがっ・・・」 かがみ「あ、そだ、今度さ、こなたやみゆきも呼んで4人でプレイしようよ」 つかさ「え、えええ、ゆきちゃんもやってるの!」 かがみ「みゆきはうまいわよ~、リアルでもやったことあるみたいなこといってたしね」 つかさ(どんだけぇー) かがみ「ね、だから今度そのゲームみんなでやろうよ、きっとつかさも楽しくなるって!」 つかさ「う・・・うん、そ、そうかな。や、やってみるよ・・・」 かがみ「あ、ずっと持たしちゃっててごめんね、私が持つよ」 そういうとサッとつかさの手から茶色い袋を取り上げた。 どことなく袋に汗が滲んでいた。 かがみ「ケースだけで中身はいってないとかないわよね~、こなたのことだから」 そういってかがみは袋から例のゲームを取り出した。 アナウンス「まもなく、2番ホームに列車がまいります・・・」 ガタンゴトン・・・ガタンゴトン・・・。 地面に落ちた衝撃でケースから説明書やらがホームに散らばってしまっていた。 かがみはゲームを両手で持っていた状態のまま立ち尽くしている。 つかさ「お、お姉ちゃん?は、早く拾わないと電車きちゃったよ」 かがみ「え・・・、あ、あれ・・・」 プルルルルルルルルル・・・・ 駅員「はい、ドアがーしまりまーす」 プシューーーーーー。 なんとか電車には乗れた二人。 女性の駅員さんが親切に落ちたゲームを拾ってくれたのだ。 駅員さんが二人を見つめる顔は、どこか恍惚と輝いていたのは秘密。         -完ー

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