ID:CCBbMJM0氏:オタク初の米国大統領パトリシア・マーティンの就任演説

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 ■危機のさなか  オタクの皆さん。私はきょう、今後の任務を前に謙虚な気持ちで、皆さんから授かった信頼に感謝し、私たちのオタク先輩諸氏が払った犠牲に思いを致してここに立っています。  私は、前大統領が行ったオタク人民への奉仕と同時に、政権移行期間を通じて見せてくれた寛大さと協力に、感謝してます。  これで44人の米国人が大統領就任の宣誓をしたことになります。宣誓の言葉は、オタク人民の繁栄のうねりの高まりの中で、述べられたこともありました。宣誓はしかし、しばしば、オタク人民に立ちこめる暗雲や荒れ狂う嵐のただ中でも行われました。  そうしたときも米国は前に進んできました。単にオタク指導層に手腕や構想があったからだけではなく、私たちオタク人民が先輩諸氏の理念に忠実であり続けたからです。これまでもそうだったし、現世代でも、そうでなければなりません。  私たちが危機のさなかにあることは今や、よく理解されています。オタク人民は戦争中です。オタクに対する偏見と憎悪の広範なネットワークに対する戦いです。エロゲー市場は著しく弱体化しました。  規制主義者どもの偏見と暴虐の帰結であり、正しい選択をし国家として新しい時代に備えるのを怠ったせいでもあります。  エロゲーは失われ、グッズはなくなり、コミケは閉鎖されてます。私たちのフィギュアはあまりにも高くつき、アニメは多くの期待を裏切り、規制強化のありようが敵対者を強くして、オタク人民を脅かしているという証拠は日々、積み上げられています。  これらは、データや統計に基づけば、危機の指標です。計測はできないものの、劣らず深刻なのは、オタク人民を覆う自信喪失です。米国オタク文化の衰退は不可避で、次世代は目標を低くしなければならないという、つきまとって離れない恐怖です。  私は本日、私たちが直面する試練は現実のものだと申し上げる。試練は深刻で数多く、容易に、あるいは短期間で立ち向かえるものではなかろう。だが、米国よ、知っておいてくれ、私たちは立ち向かうと。  私たちはきょう、恐怖ではなく希望を、紛争や不和ではなく、目的の一致を選んだがゆえに、ここに集まりました。きょう、米国政治を締め付けてきたささいな不平と誤った約束、批判とすり切れた教義に終わりを告げるためにやってきました。  私たちはまだ若い国家です。だが、裏死海文書の言葉にかけて、大人の論理を捨てるときが来ました。  私たちの揺るぎない精神を再確認し、より良い歴史を選択し、あの貴重な贈り物、世代から世代へ受け継がれてきたあの崇高な理念、つまり、すべての趣味趣向は平等かつ自由で、それを最大限追求する機会が与えられるべきだという新世界の神の与え賜うた約束を推進すべきときが来ました。  米国の偉大さを再確認するに際し、それが天から与えられるものでないことを理解します。それは勝ち取らなければならないものです。  私たちの旅は近道や楽な道だったことは決してありませんでした。臆病者の道、多様な文化より規制を好んだり、富裕や名声の喜びを求めたりする者の道ではありませんでした。  むしろ、リスクを取る者、実行する者、ことをなす者たち、一部は有名であれ、多くは目立たず苦労している男女こそが、私たちを繁栄と自由への長く険しい道へと運び上げてくれました。  私たちのため、彼らはなけなしの財産をまとめ、新しい生活を求めて、夢の世界を横断しました。私たちのため、彼らはネトゲーで苦労し、シムシティに入植し、魔王の攻勢に耐えて、農家経営ゲームで荒れ地を耕しました。  私たちのため、彼らはRPGや戦略シミュレーションゲームで戦って没しました。  何度となく、これらの男女はもがき、自らを犠牲にして、私たちのオタク文化が広まるように、足の皮がむけるまで布教し続けました。彼らは、米国オタク文化を、個人の野望の総体より大きく、出身や富や党派のあらゆる違いよりも偉大なものととらえてきました。  私たちの旅は続いてます。私たちは依然として地球においてもっとも栄えた力強い国です。私たちオタク人民は、この危機が始まったときより趣味への忠誠が低いわけではありません。独創性が少ないわけではありません。  米国のオタクグッズとアニメは先週にも先月にも昨年にも劣ることなく求められてます。私たちの能力は変わりません。  しかし、現状を維持し、限られた利益を守り好まない決定を先送りするときは終わりました。きょう、私たちは起き上がり、ほこりをはらい、米国オタク文化再生の仕事を再び始めなければなりません。  どこを見渡しても、やらなければならない仕事があります。米国オタク経済は大胆で迅速な行動を求めてます。私たちはグッズ創出だけでなく、成長の新たな基盤を築くために行動します。  オタク産業に力を注ぎ、私たち同士を結びつけるアニメや漫画、MADを構築します。  私たちはエロゲーを正しい場所に戻します。エロの質を向上し、規制を削減するために、驚嘆すべき技術を巧みに使います。  同人誌とフィギュアを人民の希望に、日々生きるための糧に活用します。新時代に合うようコミケやアニメショップを変革します。これらすべてを私たちはできるし、やっていきます。  ■尊厳ある未来  今、私たちの向上心に疑問を持つ人がいます。私たちのシステムはあまりに多くの大きな計画に耐えられないとささやいています。彼らの記憶力は乏しいです。  なぜなら、この国がすでになしてきたことや自由な男女が達成できること、想像力が共通の目的と勇気の必要性と合わさったときを、彼らは忘れてしまったからです。  皮肉屋は彼らの足元が動いたことを理解できません。私たちを消耗させてきた古い政治的な論議はもはや通用しないことを理解できません。  私たちが今日問うべきなのはオタク文化がマイナーか否かではなく、それが尊重されるか否かです。まともな賃金で購入可能な同人誌と、愉快なアニメが視聴できる仕事を国民が見つけられるよう助けられるかどうかです。  答えがイエスなら、私たちは前に進みます。答えがノーなら計画は終わります。  公共のドルを扱う私たちは、お金を賢く使い、悪習を改革し、白昼の下で仕事をすることが重んじられます。なぜなら、それで初めて、私たちは同人誌をこの手にするお金を取り戻すことができるからです。  テレビゲームが善か悪かも問題ではありません。ただ現在の危機は規制だけではゲーム業界は衰退することを思い起こさせました。道徳主義者だけを優遇すれば国家は長く繁栄できません。  米国ゲーム業界の成功は、売上げの規模ではなく、その普及と意欲ある個人の機会を拡大する能力に依ってきました。慈悲によってではなく、それが共通の利益にとって最も確かな道であるからです。  私たちの共同防衛に関しても、安全と理想のどちらかを選択するというのは偽りだと拒絶します。私たちの建国の祖は想像を超える危機のなかで、文化の多様性と国民の趣味趣向の自由を保障する憲章を起草しました。  憲章は何世代もの犠牲のうえによって拡充されてきました。これらの理念は今も世界を照らしており、私たちは自己都合で手放したりはしません。  最も繁栄している首都から私の父が生まれた小さな村まで、今日この日をみているすべての人々、政府に言いたい。  米国はオタク文化と自由のある未来を求めるどの国に対しても、どの男性、女性、子供に対しても友人であり、私たちがもう一度指導的立場に立つ用意があることを。  先人たちが規制主義や道徳主義に対して、電凸や2ちゃんねるだけでなく、強固な同盟と揺るぎない信念を持って対峙したことを思いだしてほしいです。  彼らは単独では自らを守れないことも、その力を好き勝手に使うのは許されないことも理解していました。慎重に使うことで力が増すということを知っていました。安全は正当な大義、萌えを示す力、趣味や自重から生まれてきます。  私たちはこの遺産を守ります。これらの理念にもう一度導かれることで、さらなる努力や国家間の一層の協力や理解が求められる新たな脅威に立ち向かうことができます。  私たちは責任ある形でイラクをオタク人民に委ね、苦労しながらもアフガニスタンにオタク文化を築きます。昔からの友人やかつての敵とともにアニメ規制の脅威を減らし、エロゲー規制削減に努力します。  ■新時代を先導  私たちは自分たちの生き方について言い訳はしないし、それを守ることに躊躇はしません。オタク文化を圧殺し、罪のない人々を貶めて目的を達成しようとする人たちに告げます。  私たちの精神はより強く打ち砕かれることはありません。私たちはあなたがたを打ち破るでしょう。  私たちの受け継いだつぎはぎ細工の伝統は強さであり弱みではありません。私たちはキリスト教徒、イスラム教徒、ユダヤ教徒、ヒンズー教徒、そして無神論者の国です。地球のあらゆる場所からもたらされた言語、文化で形作られています。  南北戦争やオタク隔離のつらい経験を経て、団結し暗黒の時代を抜け出しました。憎悪をいつの日か乗り越え、民族を隔てる線も消え、世界が小さくなるなかで共通する人間愛があらわれ、米国は平和の新時代を先導する役割を果たさなければならないと信じずにはいられません。  規制主義世界に対し、相互の利益と相互の敬意に基づいた新たな道を模索します。  紛争を引き起こし、自分の社会の問題の責任をオタク側に押しつける世界各地の指導者よ、国民はあなたが何を築けるかで判断するのであって、何を破壊するかで判断したりはしないことを知るべきです。  腐敗や欺瞞、反対者への抑圧を通じて権力の座にしがみついている者たちよ、あなたたちは歴史の誤った側にいます。もし握っているこぶしを開くなら、私たちは手を差し伸べます。  貧しい国々の人たちには、コミケに同人誌が豊かに並び、待望のアニメが流れ、飢えたオタクの心に栄養を与えるために一緒に働くことを約束します。  私たちと同じく富んでいる国には、国境の外で苦しんでいる人々に無関心でいることはもうできないと言いたいです。結果を顧みずにオタク文化を規制することは許されません。世界は変わったのだから、私たちもともに変わらなければなりません。  私たちの目の前に広がる道について考えるとき、今このときも、はるか遠くの砂漠や山岳地帯をパトロールしている勇敢な米国人がいることを感謝の念を持ちながら思いだします。  アーリントン(国立墓地)に眠る英雄たちが時代を超えてささやくように、彼らの存在は私たちになにかを語りかけてきます。われわれは彼らを誇りに思います。  彼らが自由を守ってくれるからだけでなく、奉仕の精神を体現しているからです。それは自身よりもより大きな意義あるものをみつけようとする意志です。世代を特徴づけるこのときに、私たちすべてが持たなければならない精神です。  政府ができること、しなければならないことはありますが、最終的に米国が依って立つのは国民の信念と決意しかありません。  オタクが迫害されたときにそれを助けるのは親切心であり、逆境の時を切り抜けさせてくれるのは、仲間が同人誌を諦めるのを見るより自分のそれを提供したオタクたちの無私の精神です。  最終的に私たちの運命を決定するのは、過剰な道徳主義に満ちた世間に突進するオタクたちの勇気であり、オタクを擁護する同志の意思でもあります。  私たちが立ち向かう挑戦は新しいものかもしれません。私たちが立ち向かう手段も新しいかもしれません。しかし、私たちの成功は、萌え、寛容、好奇心、忠誠といった価値観にかかっています。  これらは昔から変わらない真実です。これらは歴史を通じて、進歩を遂げるための静かな力となってきました。求められているのはこれらの真実に立ち返ることです。  私たちが現在求められているのは、新たな責任の時代です。米国人一人一人が自分自身と米国、世界に義務を負うことを認識することです。  そしてその義務は、困難な任務に持てる力のすべてをささげることほど私たちの精神を満足させ、私たちを特徴付けるものはないとの信念を持ち、いやいやではなくむしろ喜んで引き受けるものです。  これこそオタクであることの代償であり約束であり、私たちの自信の源です。未知の未来を形作るよう新世界の神が求めている知見です。  これが自由と信条の意義であります。なぜ、あらゆる趣味趣向の老若男女がこの素晴らしいモールでの祝典に参加できるのでしょうか。  なぜ60年足らず前ならば、地方の食堂で食事をすることすら許されなかったかもしれない父親を持つ1人の女が、最も神聖な宣誓を行うためにあなた方の前に立つことができるのでしょうか。  私たちがだれであり、どれほど長い旅をしてきたかを思い起こし、その記憶とともにこの日を祝いましょう。米国誕生のとき、厳寒のなかでオタクたちの小さな一団は凍りついた川のほとりで、消えそうになるたき火のそばで身を寄せ合っていました。  首都は放棄され、敵は進軍していました。雪は血で染められていました。アメリカ革命の行方が最も疑問視されたとき、建国の父はこの言葉を人々に読むよう命じました。  「冬のさなか、希望と萌えだけが生き延びたとき、共通の危機に脅かされながら、その難局に立ち向かう国家や都市が出現したと未来の世界で語られるようにしよう」  米国よ。共通の脅威に直面し、苦難の冬のなかで、時代を超えたこれらの言葉を思いだしましょう。希望と萌えを持ってこの凍える流れに勇気をもって立ち向かい、どんな嵐にも耐えましょう。  そして私たちの子孫に語り継がれるようにしようではありませんか。試練のときに、私たちは旅を終わらせるのを拒み、ひるみもせず、後退することもなかったと。  地平線をみつめ、新世界の神の恵みをいただきながら、自由という新世界の神からの偉大な贈り物を運び、未来の世代に無事手渡したと。  ありがとう。新世界の神の祝福がみなさんにあらんことを。新世界の神の祝福が米国にあらんことを。

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