ID:2gkwckSO氏:期間限定ですのでお早めに

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「にゃ~……」  青い空、見渡す限りの海、そして今ここで幸せそうな顔で寝息を起てている青い髪の少女。 「もう食べれないよ~」  お決まりの台詞なんて言わなくて良いから、早く起きてくれ。物語りが進まないじゃないか! そして早くこのモノローグを替わってほしいものだ。 「ほぇ?」  お、ようやく起きたな。それでは私は退散しよう。後は頼んだぞ主人公! 「んぁ~……ここは?」  私の目の前には広大な海が広がっていた。そして私が寝ていたところは砂浜……、なんだ、夢か。  夢ってさ、これが夢って分かるときあるじゃん? 今の私はまさにそれを体験してるわけ。どーせならアニメキャラでも出てきてほしいなー。 「しかも無人島ですか」  後ろにはジャングル。ありきたりな設定だなと思いつつも、夢で無人島って珍しいんじゃないかとか思ってしまう今日この頃。皆さん、こんにちは、こなたです。それにしても暑いですねー。 「ん? 暑い?」  これって夢だよね? そっか、きっと暑苦しくてこんな夢見ちゃってるのか。納得納得。 「それにしても……」  何で私、水着? しかもスク水と来たよ。まぁ、それしか持ってないんだけどもね。  そしてこの頃になって、ようやく頭が覚醒してきた。リアルな波の音、砂浜の感触……身体を自由に動かせるこの事から……。 「夢じゃない……」  試しに足を海に浸ってみる。うん、冷たい。冷たいと感じる事が出来るイコール……。 「夢じゃない……」  私はそのまま固まった。 「え、ちょま……なにこれありえない! 暑っ!」  今更になって足が熱くなった、砂浜特有の熱さだね……あちち! とりあえず、近くの木陰に退避! 「ふぅ……」  これからどうしよう……。 目が覚めたら別世界なんてよくあるシチュだけど……こういう時は何すれば良いんだろ? ゲームとかなら何かイベントが起きるんだろうけど、リアルだしね……。望みは薄い……。  とりあえず所持品の確認でも……。 「所持品、スク水。終わり」  orz。なんでよりによってスク水なのさ! 作者の趣味だね。変態だね! 作者って誰だ、混乱してきた。 「ん?」  左胸に何か違和感……何だろう? 誰も居ないし脱いでみた。そこ、変な妄想禁止だよ。  さぁ、何があるのかな? 「五千円札……」  これで一体どうしろと? 神は私を見捨てたのかー! 「あぁ~……」  ぐぅ~、とお腹の虫が鳴る。こんな時でもお腹空くんだね……。 「ジャングルだし、果物くらいはあるよね?」  私は五千円札をポッケ……は無いので、元の位置にしまい、僅かな希望を持ってジャングルの中に入っていった。 「んしょ、たぁっ!」  さっきからジャンプしてるけどダメだ……、果物はあっても届かなきゃ意味がない。木に登るという手もあるけど、こんな格好じゃ肌に傷がついちゃうし……何でスク水なのかなー……。  どうすれば良いんだろ……。 「そうだ、ローソン行こう!」  ジャングルの奥に進むと、案の定ローソンがあった。 「いらっしゃいませー!」  そうか、五千円札はこの為にあったのか!! 「お握りおいしー♪ からあげくん美味ーい♪♪」  お腹が空いたらローソン行こう! みさお「からあげクン、ミートボール味だってヴぁよ!」 こなた「はっ、ドリームか!!」ガバッ

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