神戸連続児童殺傷事件


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両親は悪くありません!


 この事件は衝撃的だった。たいてい「まさか14歳の少年がここまでするのか?」といったニュアンスで語られることが多かったように記憶している。しかし、それなら女子高生コンクリ事件の方が残虐に感じたのだが。よく考えると被害者の頭部を校門に置いたという異常性の方がより不気味に見えたのかなと思う。律儀に犯行声明文を出すあたり、宮崎勤の影響を受けたのだろうか。それはともかく、さっそく宮崎勤の時同様にメディアの謎解きがはじまったのだが、やはりというか当てにならなかった。しかしこれはかつて麻原彰晃の逃走ルートを予想してものの見事に当たってなかったという先例があったのでたいして気にならなかった。

 自らを酒鬼薔薇聖斗と名乗る少年Aは犯行声明文で「透明な存在である」と訴えた。逮捕後に、あれは犯行を隠蔽するためのものだったと供述したようだが、そうはいっても多少は彼の本心だったのではないかと思えて、心に残った。ちょうど自分が中学3年頃に感じていた、学校という同年齢が作り出す同一性を重んじる独特の雰囲気・空気である。その中で埋没していかざるを得なかった、そうした空気に沿わない自分のもやもやした感情、そして一度空気に合わせだすと、それが当たり前になってしまい、周りに伝わらないという、何とも絶望的な気持ちを持っていたことを、なぜか勝手に思い出していた。というか、多分コミュ二ケーションのとれない人なのではないかという印象があった。
 それだけに、逮捕直後の朝日新聞の社説(6月29日)は、犯人が少年である以上に衝撃だった。深い洞察や内容が著しくなく「なぜ!」を連呼しているだけだった。日本を代表する朝日新聞、学校が教材に使用する朝日新聞というからには市民のことを一番わかっているのだろうと勝手に思い込んでいた朝日新聞を書いている人達は、物分かりがいいようで実は一番市民のことをわかっていないのではないか?事件に何も答えられない朝日新聞の書き手と(当時の)10代の間には大きな溝ができているように感じてならなかった。そして、その後本屋で立ち読みした『朝日新聞の正義』(小林よしのり/井沢元彦)なる本において、小林よしのりがまさに「なぜだ!」を連呼しているだけだと書いていて、ますます朝日新聞は終わったな、朝日新聞的な性善説や理想を前提とする考え方ではダメだと思った。

 99年になって少年Aの両親が『少年Aこの子を産んで』という手記を発表した。「まさかあんなことをやるとは」という内容が所々にあり、確かにこういう両親(主に母親)ではあの事件を食い止められなかっただろうなと思った。しかし両親の育て方が悪かったから事件が起きたとまでは言えないなとも思った。また重要な手がかりがあった。この本に先立って一部では報じられていたが、「ADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断された」という記述である。この事件でADHDというのを知ったわけだが、これって幼少期の漏れにまさにピッタリ当てはまっているな~。ただ猫を殺すと性的に興奮するという性的サディズムというのは正直まったくわからん。



1―あらまし


 97年2月、神戸市須磨区で小学生2人が何者かにハンマーで襲われ、3月には山下彩花ちゃん(10)が八角げんのうで襲われ死亡した。その後5月24日、土師淳くん(11)を「青い色のカメを見よう」とタンク山に誘い出し絞殺した。27日朝、友が丘中学校の正門前に、淳君の頭部が切断された形で置かれた。口に挑戦状が挟まれており、「さあゲームの始まりです、愚鈍な警察諸君、ボクを止めてみたまえ」と書かれていたため世間は騒然とした。この挑戦状にある「酒鬼薔薇」を、当初誰もが読み方がわからず、「さけ・おに・ばら」と読んでしまった。その後6月4日、神戸新聞社に犯人から再度挑戦状が送られ、「名前を読み間違えるのはこの上なく愚劣な行為」として、改めて自らを「酒鬼薔薇聖斗(さかきばらせいと)」と名乗った。
 当初警察側や専門家は犯人像を「20歳~40歳、身長170センチ前後」と見て捜査していた。しかし、6月28日に逮捕されたのは中学3年の少年だったことで世間に衝撃を与えた。また、少年の両親は手記などで終始「我が子が犯人と思わなかったと」主張するが、少年は常に猫殺し、万引き、暴行など度々問題を起こしていたため周囲の誰もが少年だと思っていたこと、さらに当時マイナーだったインターネットや週刊誌に本名と顔写真が掲載されたことも問題となった。これらの結果、少年の心の闇、教育や親の責任、少年裁判のあり方ついて多くの論争が生まれ、2000年に少年法が改正されて、刑事責任を問える年齢を16歳から14歳に引き下げられた。
 事件の背景として、母との葛藤の中で愛着を形成できずに育ち、唯一心のよりどころだった祖母の死を契機に動物を殺すことに目覚め、そこに性的興奮が合わさっていったと見られている。少年は関東医療少年院、さらに東北中等少年院に送られ、05年に退院した。



2―流れ


82.7.7  誕生する
       ↓
89.3   小学校入学にあわせ、神戸市須磨区北須磨団地に引っ越す
       ↓
89.4   小学校入学
       ↓
91.    ノイローゼになりかけていると医者に言われる
       ↓
93.    春ごろ、唯一の大切な存在である祖母が死亡する
       ↓
94.    リビング・コープで万引き
       ↓
95.4   中学校入学
       ↓
95.4.7  同級生2人と火遊びをしていたところを別の小学校の生徒に咎められ、石や火の付いたライターを投げ、自転車をパンクさせる
       ↓
95.4.15 火炎放射器ごっこを下級生に咎められ、蹴りつける
       ↓
95.6.   卓球部練習中、部員をラケットで殴る
       ↓
95.6.20 同じクラスの女子の靴を燃やす
       ↓
95.6~7  この女子に脅迫文を送りつける
       ↓
95.7.11 仲間3人でリビング・コープでのこぎり、ナイフ、カッター、鎌、ガソリン・スプレーを万引き、水銀を盗む
       ↓
95.8.23 脳の異常を調べるため、心理テストや知能検査を受け、ADHD(注意欠陥・多動性障害)の疑いありと診断される
       ↓
95.9.13 脳のMRT検査で異常なしとされる
       ↓
96.3    別の中学の生徒にナイフで脅されたため、ナイフを護身用に持つようになる
       ↓
96.5    同級生と4人で同じクラスの女子を「バイキン」と呼び、「崖から突き落としてやる」と脅迫する
       ↓
96.11.5 ビデオ屋で万引きし、警察に捕まる
       ↓
97.2    上級生の女子を付回す
       ↓
97.2.10 女児2人をハンマーで襲う
       ↓
97.3.16 竜が台の公園で、山下彩花ちゃん(10)に八角げんのうを振り下ろす。27日に死亡
       別の小学生の女児をナイフで切りつける
       ↓
97.5.8  大学ノートにバモイドオキ神から聖名をもらう儀式「アングリ」をすることを予告す
       ↓
97.5.13 「アングリ」の第一段階として、「竜が台の事件は俺がやった」と脅し親友を暴行する
       ↓
97.5.24 「カメを見よう」と土師淳君(11)をタンク山に誘い出し殺害
       ↓
97.5.27 友が丘中学工の正門に、口に挑戦状をはさませ淳君の首を置く
       ↓
97.6.4  神戸新聞社に第二の挑戦状を送る
       ↓
97.6.28 逮捕される
       ↓
97.7.2  少年Aの顔写真が掲載された『フォーカス』が発売
       ↓
97.10.13神戸家庭裁判所は少年Aを医療少年院送致が相当と判断、関東医療少年院に移される
        ↓
98.3.13 中学の校長が、卒業式当日にストリップ劇場に行っていたことを『フォーカス』に晒され、定年後の再就職先がボツになる
       ↓
01.11.27東北中東少年院に移る
       ↓
02年ごろ 母親がAに冤罪の可能性を聞いたが、本人から「それはない」と言われる
       ↓
04.3.10 少年院を仮退院。この情報は法務省を通じ、被害者の家族に連絡された
       ↓
05.1.1  本退院が許可される



3―指摘されている要因


 Aとの関連性が指摘されているもので、病的レッテル張りに批判的な意見もあるが、この事件については、鑑定なども先天的な性質・疾患の影響を認めている(と個人的に受け止められる)のでやはり載せておく。しかしこれだけまじめに書いて、後になってこれらが全て事実と違っていたとなったらイヤだな。

① 発達障害


 発達障害は、何らかの先天的要因で脳の機能に問題があるために、認知・社会性・衝動性など発達が部分的に損なわれた状態で成長する障害である。アスペルガ―症候群・ADHD(注意欠陥多動性障害)・LD(学習障害)などの総称。ただし、一人の中に、アスペルガーの症状もあればADHDの症状もあるというケースが多いため、分類自体にあまりこだわらないほうがよいらしい。これについてスペクトラム状になっているという説明がされやすい。
 代表的な特徴は以下の通りで、2000年代には大分認知度が上がったから説明しないでも知っている人は多いだろうが、1990年代ではほとんど一般に知られていなかったため、周囲の人間ばかりか本人も発達障害に気付かず・知らずにいた。そうしたことから、犯罪に至るかはともかく、社会不適応を起こす可能性はありえた。また、未だに子供の話であって大人にはあてはまらないと誤解されているが、決定的な治療方法がないので生涯にわたってこの特徴は変わらない(というか、いわゆるニュータイプと考えられているため、「病気を治す」という感覚で治療する意味がないと考えられている。)

 アスペルガー症候群

  • 目を合わせるのが苦痛なため視線を合わせないor口の動きや顔の造形に気をとられて相手の顔を終始見ている。
  • 場違いなことを発言するなどの空気が読めない
  • 話している内容が意味不明かつ話が通じない。
  • 一方的に自分の興味のある話をするか、相手の話を聞き続けるだけで、振り返ると会話が成り立たっていない。
  • 相手のしぐさや顔の表情から「嫌がられている」ことを理解できないので、酔っ払いのようにいつまでも止めない。
  • 冗談や大げさな表現が理解できないため、「あなたはうちの子じゃありません」と叱ると、本気にして家を出る。
  • 電車の時刻表・天気予報・道路標識・地図・ニュースなどの規則性のあるもの、ミニカー・レコードやCDなどの形を脅迫的なまでに好む。成長してもそれらへの執着は残っている。

 ADHD(注意欠陥多動性障害)

  • 大人とは思えないぐらいに、著しく片付けや整理整頓・時間を守ることが出来ない
  • 大人とは思えないぐらいに、落ち着きがない。
  • 大人とは思えないぐらいに、平気で約束を破る・順番を守らない・急に話に割り込む。
  • 大人とは思えないぐらいに、すぐ切れ怒る。すぐ暴力に走る。
  • 大人とは思えないぐらいに、異常なまでにアルコール・パチンコ・ギャンブルにのめりこむ
  • 大人とは思えないぐらいに、何かをやりだす→すぐに飽きる→次の何かをやりだす→それもすぐに飽きる

 LD(学習障害)

  • 知能に遅れが無いはずなのに、読み書き計算などどのれかが1つが著しくできない。知能指数が100や110以上あっても、やはりどれか1つが著しくできないのがこの特徴。


② IQが70なこと


 ADHDと同じ時の検査により、IQが70であると測定された。これはよく知られているWAIS-Rによるものだろう。いや、14歳なのでこれの子供版だな。この70というのがFIQなのかどうかは不明だ。
 当時Aは反抗的で悪知恵が働くようになっており、真面目にやっていたか疑問もある。しかし、難解な文章を書く割には簡単なschoolのスペルミスに気が付かなかったり、算数が非常に苦手だったとも伝えられており、本人が異常性に悩んでいたらしいので、真面目にやっていたのではと思う。
 それまで脳の異常を心配していた母は「正常な範囲内」だと言われたため、それ以降このことについて全く心配しなくなったという。しかしこれは70を切ると「軽度精神遅滞」になるのだが・・・・・・。

 ウェクスラー成人知能検査(Wechsler Adult Intelligence Scale 略称WAIS)

 知能検査と言えばだいたいはこれを指す。ただこれは16歳以上を対象としていて、知能指数を言語性IQ=viq  動作性IQ=iq  合成得点による全検査IQ=fiq形で算出するのが特徴となっている。算出された数値は平均値を100として、110から90の間が上位25%~75%に収まるようになっている。そして、知的障害とされる知能指数70以下は全体の2%となる。
 知能指数70の場合、療育手帳が取得できるかどうかは微妙なところだが、実際に生活が困難・抑うつ状態ならば多分取れるんじゃないかな?


③ 直観像素質


 一度みた風景や本のページを数年後でも原色、原形、ありのまま再現できる能力。ゲーテをはじめ、エジソン、アインシュタイン、モーツァルトなど、芸術・学術の天才に見られるとされる。中学2年のころ、母親に百人一首のうち一晩で80首覚えたら5000円をあげると言ったので80首以上覚えたエピソードがある。

④ 性的サディズム


 Aの場合はとりわけ、猫などの動物を殺すと性的に興奮をするらしい。オカズはもっぱら直観像素質により再現される動物を殺した時の記憶だったとも言われる。15歳未満の場合、思春期が早く訪れると、性的な衝動が突然、攻撃性につながる「中枢転移」なる現象が出ることがあるという。


以上の問題があって、それを無理やりこの事件に当てはめるとこんなところか?

  • 発達上の問題や直観像素質、強い衝動性があったこと
+1次的な問題を知る由もない母親など、周囲との関係をうまく形成できなかった
+A本人の中で、そのことでストレスが増大

祖母の死後から「動物の嗜虐待的殺害が性的興奮と結合」(精神鑑定)というより衝動性+ストレス+性欲の結合

社会からの孤立(中学時、動物殺しで射精すると仲間に打ち明けたら「おかしいんじゃないか?」と言われる) 
↓ 
追い詰められる→(「僕が死んでくれたら泣いてくれるか」→この数日後淳君殺害)



4―新聞


・何を語るこの悲劇 朝日新聞 97年6月27日


宮台真司:全く新しいケースだ。

福島章:攻撃衝動をコントロールする力がなくなっているように見える。学校で何か問題があったかもしれない。

赤石要一:この半世紀で子供達は大きく変わった。テレビゲームにふけり、自然体験の少ない子供が増えた。群れて遊ぶことを知らず、きわめて特異な事件と見なした方がいい。


・憎悪、潜む心の闇教育現場に戦慄 読売新聞 97年6月29日


宮台真司:中学生は世界と自分かかわりがわかっておらず安定していない。もともと微妙な時期なのにものすごくストレスがかかる。学校社会は対応を迫られることになる。社会への挑戦が犯行を促す方向に働いたのは疑いない。人間は長期間狭い空間に無関係な他人と押し込められるとストレスがたまる。今の学校のクラスというのはまさにそれだ。こういうストレスを生み出す環境を変えていかないといけない。

佐木隆三:学校に対する怒りとか憎しみといった感情・心情がストレートに表れた事件と感じた。社会を騒がせること自体が目的ではないか?

 これらの分析が当たっていたかどうかはともかく、ブルセラのおっさんの物言いがよくわからないので、要約がとりとめもないものになったことは確かである



・中学校三年生とは、なぜだ 社説 朝日新聞 97年6月29日


漏れがリアルタイムで読んで衝撃を受けた「なぜだ」ばかりを連呼するのは「なぜだ」の文。逮捕直後なことに注意。

容疑者は、十四歳の少年だった。神戸市須磨区の小学六年生、土師淳くんが殺された事件から一カ月余り。兵庫県警が逮捕した容疑者は、淳君と同じ区内に住む中学三年の少年だった。あどけない子供を絞殺し、首を切断して中学校の正門に放置したうえ、社会をあざ笑うかのような挑戦状と犯行声明を突き付ける。「こんなことをする人間がいたとは」と、誰もが絶望的な思いに駆られた事件であった。
 少年は、淳君とはわずか三歳しか違わない。しかも、顔見知りだったという。発生のときに受けた衝撃に重ねて、意外な結果に、何とも重苦しい思いをいだかざるを得ない。まだ、全容が、はっきりしない。何よりも、詳しい動機が今のところ分からない。捜査当局には、徹底した裏付け捜査を進めて欲しい。少年が、なぜあのような陰惨な犯行にいたったのか。事件の特殊性からすれば、精神医学や心理学などの専門家にも協力を求めて、動機の解明に、慎重に、しかも全力を尽くしてもらいたい。
 挑戦状の「汚い野菜共」や「積年の大怨」とは、何のことだろう。犯行声明の「透明な存在であるボクを作りだした義務教育と、義務教育を生み出した社会への復讐」や「今まで背負ってきた重荷」などの文言には、どのような意味があるのか。「自分の存在がけがされる事には我慢がならない」といいながら、他人の存在を平然と否定し、殺すことを楽しむと犯行声明に書いていた。このような衝動は、どこから生まれたのか。

 少年逮捕を聞いた小杉隆文文相は「ここまで来たか。少年などではないことを祈っていたのに。背景を見定め、学校、家庭、地域社会がどう対応すべきか検討したい」と言った。教育界が大きな衝撃を受けたのも当然だろう。最近、少年の凶悪事件は、急速に増えてきている。昨年は、強盗などで検挙された少年が二十六年ぶりに千人を超えた。その動機には短絡性が目立っている。こうした傾向を重視した警察庁は、少年事件に対して、これまでの補導を中心とした捜査から、悪質な場合には逮捕も視野に入れて臨むことを決め、全国の警察に指示したばかりだ。それにしても、今回の事件はあまりに特異すぎる。電子ゲームなどの画面を介した情報環境が、子どもたちをますます現実から遠ざけている。この犯行の薄気味悪さは、現実身が希薄なことと無関係ではないだろう。
 警察の捜査に任せるだけではなく、社会全体の課題として考え、真相に迫っていかなければなるまい。あらためて、淳君と遺族が受けた無念や恐怖、悲しみの深さを思うとき、なお言葉もない。地元では、三月に小学校の女児二人が殺傷された事件が未解決でもあり、住民の不安は消えてはいない。逮捕されたのが少年と知って、子をもつ親として、新たな課題の重みを感じた人も多いだろう。たとえば、この社会に生きる子どもたちの本当の姿を、どこまで理解していたか。今回の事件を、私たちは冷静に解読する責任がある。その作業を通して、社会の在り方に欠点があるとすれば、どこにどのような要因があるのか、深く考えなければならない。


 この文章を書いた人は、前半では威勢よく「「自分の存在がけがされる事には我慢がならない」といいながら、他人の存在を平然と否定し、殺すことを楽しむと犯行声明に書いていた。このような衝動は、どこから生まれたのか」などと少年を批判するが、そのくせ最後には「社会の在り方に欠点があるとすれば、どこにどのような原因があるのか」などと、日本の社会の在り方に疑問や欠点があると感じている人を平然と否定していますよ!!! 何も揚げ足取りで指摘しているのではない。もう少し自分たちの主張に責任を持つべきではと言いたいのだ。朝日新聞は、日頃から社説や読者投稿欄(というより、市民を装った「プロ市民」の自演だらけ)で「異文化・他者との差異を理解し共生する」とか、「多文化共生」などと主張しているのだが、そういう人が「社会のあり方に欠陥があるとすれば~」などという文の中に、独善的で傲慢な本性がにじみ出てしまっているのが笑えるね!
 ある人にとっては良くても、別の人にとっては良くない価値観があるから、否定されうることをどこかで考え、社会に欠陥があることを前提として臨まないといけないものだと漏れは思うんだがね。特に社会批判をするような連中ならなおさらだ。結局のところ、自分たちを脅かさない程度の差異は認められても、自分たちを根本的に脅かす差異に関しては気づかない・見ない・認めないので「タカ派・ネオコン・ねらーは危険ださんざんレッテルを張りまくるのである。」これでは、「このような衝動」を持つAと同じだと思う。後半も酷いねwまず、少年の犯罪は増えたというよりむしろ減少しているんじゃないのかね?あとね、特異すぎるからといって浅薄なゲーム批判はいらんよ。この時点では全然ゲームと結び付いてないし…しかも現実感があったらやめられるのなら、そもそもあんな猟奇的なことはしないだろ。なんというか、読んでいてこの社説は本当に中身なさ杉~

これ読んで、本当に朝日新聞が信用に値しないものだと納得しますた。



5―神戸家裁決定要旨  1997年10月18日 朝日新聞


① 共感性の欠如・認知のゆがみなどといった、性格的な偏り+衝動的・爆発的な性格+サディズムが犯行の要因として認めている(1次的なものだな)

② ①の要因に加え+低い自己評価、弱肉強食などの自己正当化も犯行の要因として認めている(2次的なものだな)

③ 性格的に偏りがあっても心神耗弱だったはとはいえない、精神病ではないとして、責任能力はあると判断した。

④ 治療方針は、性格の偏りや共感性の乏しさ・認知のゆがみを修正して普通の人に近づけますよ、という内容。


 ここにはADHDのAの字も出てこない。ついでに精神分裂病(=統合失調症)などの精神病でもないとしている。しかし、よくメディアで話題にされる性的サディズムのことは対して問題にされておらず、①の性格的な偏りの中で生まれたものとしている。④の治療方針の内容は、どうみても発達障害児の療育方法を参考にしたとしか思えない内容なのである。さらに、①の性格的な偏りは、そのまんまアスペルガ―症候群やADHDの特徴や問題点として語られている(発達障害の本を立ち読みして確認しよう)。

 結局この判決や共同鑑定は、性格的な偏り・共感性の乏しさなど=発達障害のせいするとまでは認めていない。しかし、治療方針は発達障害児の療育法を流用・応用しているのだから、やはり性格的な偏り・共感性の乏しさが発達障害によるものだと事実上認めているだろうなと、個人的には思うのです。



7-酒鬼薔薇の発言とされるもの


  • 「俺、全然そんな風に思わないけど」

 小6の修学旅行の時、試食したものがまずくて皆がおいしいとお世辞を言う中で言い放った

  • 「何かあると先生はすぐ俺のせいにする。みんなが俺を避けるのは、そのせいもあるんや」

 中2のころ、女子生徒からAら数人が脅し文句を吐いたことで訴えられていたことに対する言い分

  • 「自分以外の人間は、みんな野菜に見える。野菜には、何をしてもいいんや」

 懲役13年をワープロで清書した親友にたびたび言っていたとされる

  • 「僕はやります。まだ××をやり足りません」 
  • 「××が苦しんでいた時間より、僕が苦しんでいた時間が長いから許せません」
  • 「先生やお父さんにいくら怒られても、謝る気はない」
  • 「人の命はそんなに大事なんですか?人の命も、アリやゴキブリの命と同じやないですか」

 その親友殴打事件の後、学校に呼び出された時のもの

  • 「母さん、僕が死んだら泣いてくれるか?」

 淳君殺害の数日前に語ったとされる

  • 「自分より弱いと思ったから」
  • 「僕の血は汚れているので、純粋な子供の血を飲めばその汚れた血が清められると思ったからです。幼い子供の命を奪って、気持ちよいと感じている自分自身対する自己嫌悪の表れなのです」

 逮捕後、淳君の殺害に関して語ったとされる。しかしこれより前の彩花ちゃん殺害は殺意がなかったらしい

  • 「ヒトラーはすごい。仮借なく大勢の人を殺せたからすごい」

 逮捕後、97年8月鑑別で 野口弁護士に語ったとされる。犯行前から母に本を買ってもらい、入れ込んでいた

  • 「一生、僕の犯した罪を背負って生きていきたい。いつか許されるのなら、直接、被害者に謝罪したい。僕にできることは何でもやりたいです」

 現在の心境。でも多くの人が更正教育の効果をよく知らないし、信用してもいないっていう。まあ、サイコではないかも

  • 「僕は異常だ」

 自身の見解。この種の発言は逮捕前からよくしていたらしい

  • 「かわいいブタ、 死ね」
  • 「帰れ豚野郎!」
  • 「母を必要以上に愛していたというか、僕のすべてでした」
  • 「(殺人を犯して)帰ってきて玄関の戸を開けたら、お母さんがテレビ見ながら大笑いしてた。お母さんにえらいことをしてしまったと分かってほしかったんや、でも全く分からなかった。そこで僕はすごい衝撃受けて、僕の母親はやっぱし豚野郎だ、あいつは人間やない、母親じゃないと思った。あの時すごいショックを受けた」

 逮捕後に母親について語ったとされるもの。最後の発言に母子関係がよく現れている



8―酒鬼薔薇の世界


 特異な文章や内的世界は、良かれ悪しかれ多くの人の関心を集めた。とりあえず代表的なものをよそ様からコピペしたので、各自読んで見て欲しい
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