プカハンタ
身長 |
136cm |
体重 |
76kg |
年齢 |
60代前半(享年) |
またの名を『魔妖香酋長』(まようがしゅうちょう)
サイボーグとしての身体能力は並以上のものではないが、
(サイボーグとしてなので、普通の人間を細切れにするくらいの芸当は難なくこなせる)
体内に内蔵された小型の毒物生成装置により、呼吸により取り込んだ外気を元として
神経毒物質、金属腐食物質など、人体・機械問わず、
ありとあらゆる有害物質を生成し、毒霧として放出することができる。
また、覚醒作用のある物質も調合可能であり、これで自身や味方の強化や、
精神力の弱い相手なら自我を奪って手駒にすることもできる。
弱点は武器である毒自体。耐性が完全ではないので、長時間の使用は自身にも悪影響を与える。
QX団創成期より参謀としても活躍した古参であり、団員も彼女の頭脳には一目を置いている。
追記
モデルはエンヤ婆。
見た目はネイティブアメリカンの衣装を纏った小柄な老婆。
顔はシミと皺で覆われ、背骨も曲がりきっている。
名前の由来はポカホンタスと、毒煙を「プカァー」と噴き出すイメージから。
先祖代々の土地と生活を維持する為に秘密結社
ブラッククロスに協力。
見返りとして己が薬学を駆使し、数々の毒物を開発してきた。
その後、土地を買い入れるだけの金銭を儲け、
忌まわしき過去と共に、一人の母親として精一杯幸せな生活を送っていた。
だが、平和な時は突如終わりを告げる。息子も成人し結婚するとなった際、
婚礼に必要な祝物を
ヂェロニモと採集したある日の事である。
目的の物が手に入り、息子達の笑顔を思い浮かべて帰途したその果て……
それは『見るも無残』と言うには、余りにも『残酷な現実』であった。
集落はインディアン狩りに現れた
白いタキシードのキザ男達の手によって壊滅していたのだ。
苦楽を共にしてきた仲間達、その全てを殺され、壊され、燃やされた……
その中にはプカハンタの息子、そしてその妻となるヂェロニモの妹も含まれていた。
プカハンタは
ヂェロニモと共に復讐を決意し、
白タキシードの男が現れるという日本地下プロレスへと向う。
しかし、復讐は予想だにしない形で果たされることとなった。
『サイボーグとしての豪力で持ってヂェロニモを
その仇目掛けて放り投げ、二人を殺害したのである』
意外な結末ではあったが、哀れで悲しい復讐鬼はここに救われた。
この日から……プカハンタは百文字の為に生きると決意する。
そして同時に『百文字の為に死す』と覚悟をしたのだ。
主な活躍
デスロイド襲撃の際、幾度にも策を講じ迎撃する。
倒すまでには至らなかったものの、それら全てを成功させる等、
EEEにも評価されていた頭脳は伊達ではなかった。
万策尽きた彼女は最後の仕事。『
超人間オレグレイの覚醒』を完遂すべく、
あえてオレグレイが誇るモノを侮辱し……殺害された。
「体の自由を奪っただけ。だから意識はあるハズじゃあ~~~。」
外伝SS「地下プロレス最期の日」
人間として
地下プロレスの絶対王者として君臨していた百文字であったが、
ヂェロニモを殺す際、
サイボーグとしての豪力を使った為、その存在そのものが危ういものとなっていた。
その事実を
アントン辰巳に利用され、窮地に追いやられる様を見ては居られず、辰巳を暗殺しようとするが、
辰巳の本性である
ドラゴンアントの姿を見、その脅威の力により、手足を引き千切られ、
百文字への見せしめとされてしまう。
しかし、それは、ドラゴンアントの存在を伝承で知る
レディに今後の対策を練る希望へとなった。
地下プロレスの存在と辰巳の正体を
日本防衛軍にリークし状況を打開する事なったのだ。その後
QueenXと邂逅し、
QX団に入団する事となるのだが、その時、百文字とレディの頭にあったのはプカハンタの事であった。
彼女が居たから、この窮地を脱する事が出来た。このまま逃亡生活を送るよりも、サイボーク組織であるQX団に入り、
プカハンタをサイボーク化させ、今の不自由な状態から脱してやる事が肝要ではないかと判断したからである。
後の百文字達にとって非常に重要な意味を持つQX団であるが、
その入団経緯がプカハンタの為と言うのは面白いモノである。
外伝SS「暗殺!ゴブオバ・ボブド」
2年を掛けた綿密な調査から
レディ・ミィラが割り出した侵入経路を確保すべく軍事基地を強襲。
高純度のクロロホルムを散布し
PPPのP国の軍人を眠らせ、更に同タイプの
サイボーグの指揮もこなす。
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