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「……jaldb、…ppahujs;dfn……hnaofoeiajhfi!??!?!??!?!?!?!?……accelerator!!!!!!!!!!!!!!」

「……、……、L、……ohhsaaly……」



――続かない永遠


わたしは質素だが幸せな暮らしをしていた田舎娘だった。そんなわたしが『こんなこと』になったのは約2週間前のこと。

約1ヶ月前、今まで感じたことがない圧倒的な魔力を持つ化物がわたしたちの住む世界に現れ、暴走した。
その強大な魔力の前には創作者である老夫婦にもどうにもできずに防戦一方で、世界は崩壊寸前まで追いやられた。
あと数日……、いや数時間でもあれの自滅が遅ければ、きっとこの世界は完全に滅んでいいたことだろう。

あの化物が自滅してからの世界は地獄だった。豊かだった緑も、澄んだ清らかな水もほとんどあの化物に『無』に還されていたのだ。
わたしの住んでいた村は小さな小さな山奥の村だったため王国や大魔法使い様からの支援もでず、村民は飢え、死に絶える者も出てきていた。
毎晩毎晩あれの消滅を願い、やっと救われたというのに自分たちは死んでしまうのか? 村民皆もがそんな恐怖を感じていた……、――――、そんな時だった。あの老夫婦が現れたのは。

老夫婦はわたしたちの前に突如姿を現し、
「皆さんの永遠の幸せを約束します。ですから、そこの娘さん。どうか私たちの夢を叶える手伝いをしてくれませんか?」
と、悲しげな顔で語りかけてきたのだ。

限界状態だったわたしたちは深く考えずにその交渉に二つ返事で了承した。
すると老人は杖を空高く掲げ、不思議な呪文を唱え始めたのだ。すると空から暖かな眩しい光が村全体に注ぎ、村はあれが現れる以前よりももっと豊かな村になっていたのだ。
村民たちは皆「奇跡だ!」「神様だ!!」と涙を流して老夫婦に心からの感謝を送った。
わたしも“そのときは”皆と同じくその老夫婦に永遠の感謝を送った――。



それから数日後、老夫婦はわたしを自宅へ招待してくれた。……、『夢を叶える』ために。
老夫婦の家に向かうまでの間、自分たちのようななんの取り柄もない村民を救ってくれた神様のような方の夢を叶えるお手伝いができることがそのときのわたしはすごく光栄に思っていたことを今でもよく覚えている。



「さて……、よくきてくれたね。婆さん、茶でも出してくれんか」
「はい、お爺さん」
老人はそういうと目深に被っていた深緑色のローブのフードを外し、少しウエーブのかかった真っ白な長い髭を整え、わたしの瞳を哀しそうな眼で見つめてきたのだ。
「あの……、お手伝い、って、なんでしょうか? わたし器量もとびきり良いわけではありませんし、勉強もできません……。わたしなんかにお手伝いができるのでしょうか?」
「…………、君じゃあなきゃダメなんだよ。君じゃあなきゃ、あの子の後は継げないんだ……」
「へっ、継、継ぐ!? あ、あの、継ぐって……!?」
大魔法使いよりも強い魔力を持っているだろうこの老人に『継ぐ』などという話をされたわたしは今までにない程の名誉と恥じらいを感じ、混乱してしまった。
――、だが、わたしが継ぐ運命は嬉しさのあまり顔を火照らすようなものではなく、失意のあまりに血の気が無くなるような、そんな運命だったのだ。

「――、…………、魔力永久精製機関ario」
「へ……?」



「君が継ぐのは、『ario』…………、この世界を破滅に追い込んだ、あの化物だ」





永遠なんてないんだ、とわたしはこの時知ったのだ。
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