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9 ID:paopetWB0


○月×日 

最近ミュウツーの食事量が少し増えた気がする。
元々小食の細身だった彼女からすれば少し良い傾向かと思える。
リザードンの様に筋肉質やフシギバナの豊満な胸に憧れての傾向だろうか?
時折無理して食べてる時も見えたが嘔吐せぬ様に注意したらいう事を聞いてくれた。

△月▼日 

とある町につき買い物に行く。ミュウツーは珍しくグレープフルーツがほしいと言い出した。
料理を勉強しているのは知っていたが、彼女が何か食べ物を強請るのは珍しい。
食べ物の好みが出来たのだろうかそれとも新しいレシピへの挑戦か?
3個ほど買ってあげたら喜んでくれた。

*月$日 

今日ちょっとした騒動が起きた。
リザードンが最近ミュウツーが腹が出てきたと指摘したら二人が何時もの通り喧嘩になった。
その後、当人も気にしていたらしくその日から夜運動することにしたらしい
ただ、腹筋をすると痛むといっておりその不甲斐なさから落ち込んでいた。
無理をしないことを促しながらもポケモンセンターでは妥当かわからないので
どこか研究所を探すことを予定に入れたいと思う。

10 ID:paopetWB0


■月★日 

フシギバナが食料について報告したいことが在ると言って来た。
どうやら、酢や、レモン汁が減っているらしい。
調味料として遊びで買っていた品であり普段使わなかったのだが
改めてチェックしていると減っているとの事。
甘い物や酒だったら何となく犯人は解りそうなものだが如何せんあまりに接点が見付からない。

%月&日 

ミュウツーが最近良く咳き込んだり吐き気を感じさせている様子だった。
食べ過ぎかと思われる日々の反動だったのだろうか香りの強いモノが受け付けなくなっていた。
最近は夜も眠れないのかだるそうにしており、コレは何かの病気かもしれない。
彼女はどこぞのMAD爺の功績と出生の関係か研究所と言う場所を嫌っており調べるたがらないで居たが
コレは無理をしてでも連れて行こうと決意する。此処から一番近いのはウチキド博士の研究所だ。



「そして、ココに辿り着く前日にぶっ倒れて私の寝ているのをたたき起こして連れて来たと」
「は、はぁ。すいません。何分急だったものと何よりポケモンセンターでは症状がわからないという事で」

11 ID:paopetWB0


ミュウツーは今ベットで休んでいる。ことの顛末は今目の前に居るウチキド博士が話してくれたことと参考に見せた日記の通り。
今読み返して見ればミュウツーは大分前から体調不良の兆しが見えていた。
何のための日記をつけていたのかと思うと、恥かしい気持ちで一杯だ。
ポケモンの体調管理も出来ないで何がトレーナーかと自分を責めながらも今はウチキド博士頼る他が無い。
姿格好が水着に白衣だったり寝てる時全裸だったりと、少し変わっては居るがまぁ研究者なんて
大なり小なり変わり者だという偏見は既に形成されているので耐性が出来ていたのが幸いだ。

「で、如何なんでしょう博士。ミュウツーは何か病気かそれとも」
「んー、何せ新種のポケモンでしかも遺伝子構造が複雑だし、一朝一夕で解るものじゃないけど、推察は出来るわね」
「それはやはり、怖い事なんでしょうか」
「そうね、うーん。コレはちょっと大変よ?」

自分の中では何個か嫌な予感や推察は出来る。
元々ミュウツーは実験体のポケモン。ポリゴンなどの人造として作られて定着ポケモンとは違い
まだ、経過も成長も見守らなければいけないポケモンだ。
幾ら数値的な能力が最強と言われても外の自然や食べ物の影響、ましては生命活動が何年続けられるかすら怪しい。
そう、脳裏に浮かび上がる二文字。それは『寿命』。ミュウツーは何年生きられるかが全く解らないのだ。
何せ世界で一匹一体目のポケモン。明日死ぬか何百年も生きるか解らないのだ。
その不安を抱えながらも俺はウチキド博士の視線にこくっと頷いて結論を聞く覚悟を決めた。

12 ID:paopetWB0


「コレは推測なんだけど。彼女、孕んでるわね」
「は?はら…む?」
「う、ウうわぁああああーーーーーーん、主は不潔さぁぁああ嗚呼あああーーーーーーーーーーーー!!」
「てめぇ、何時の間に!? こんのドスケベトレーナーがぁぁあっ、地球NA☆GE!!!」

その言葉に困惑している自分を尻目にピカチュウは滝の様な涙を流しながら研究所から高速移動で逃亡。
俺はあれよあれよと言う間にリザードンに胸倉を掴まれて研究所の窓から外へと放り投げられて体を外の木にぶつけて強打。
回収しに来たのは、フシギバナだったが、何故か草タイプなのに威力1,5倍のれいとうビームの視線を浴びせかけてく。
イタイイタイ、マジで痛い。凍る! 本気で凍るよ!? その視線は。
おまけに重いもの持ちたくないと言って、体を痛めて起き上がれない俺を力の無いダークライとイーブイに運ばせることになった。
俺は二匹に手をつかまれたまま顔面を地面や床に擦り付けられながらもずるずるとウチキド博士の前へと連れて行かれた。
勿論途中でひっくり返したりせず、途中の僅かな段差でガンガン顔がぶつかって鼻血も出るし顔も腫れる。
正直、この二匹の無意識の黒さが何時覚醒するのかと思うと、引き摺られながらも恐怖のどん底へと落ちていく。

13 ID:paopetWB0


「アナタのポケモンは随分なつかれて愛されてる様ね。愛も深くて重そう」
「深度に比例する圧力と重圧で押し潰されてしまいそうですが」
「その冗談が返せるなら結構。まぁ、冷静になりなさい?
 そもそも人間とポケモンでそう簡単に子供が出来る訳ないでしょう」
「そ、そりゃそうだ!(そうね!)」
「すいません。そんな安易に頑張れば出来るみたいな含みは止めて下さい。無理って言って下さい」

その言葉にはっと気付いたのかまるでコーラスの様に二匹は顔を付き合わせてああっと頷く。
急にフシギバナもリザードンも我を取り戻して申し訳なさげに俺の服についた泥を落とそうとする。
言われる前に気付け。むしろ、そんな行動でフォローに入るより、そのコンマ数秒で結論に至った考え方をちょっと改めてくれ。
まず、トレーナーを勝手に投げるな。トレーナーにれいとうビームとか食らわせるな。こっちはどこぞの某サトシ君と違って
劇場版になったら超アクションを展開したりV-MAXで海を泳いだり出来ないんだぞと心の中で愚痴る。
また、それとは別に難しい話になりそうなのでイーブイとダークライにピカチュウを探しに行かせる事にした。

「で、取り合えず俺を瀕死にさせているのですからさっきのは冗談でしたって訳じゃないですよね?」
「勝手にくたばったのは貴方達なんだけどね。 まぁ、結論から言ってしまいましょう。
 遠まわしに言うと今度は貴方も病院送りになりそうだし♪」
「最初から言って下さい。と言うか、なんでそんなに楽しそうなんですか」
「私の安眠の代償にはコレ位愉しませてくれないとダメよ。
 で、彼女はね、コレは推察なんだけど症状からしてやっぱコレしか考えられないのよね」

俺はその後の言葉を聞いたとき世界と生命の偉大さにひれ伏すことしか出来なかった。
                                                      続く