《優先権》/用語・ルール


定義

カードのプレイや起動効果の使用、攻撃、ノードのセットといった行動を行う権利の事を「優先権」と呼びます。この権利は基本的にターンプレイヤーが持ちます。ターンプレイヤーが優先権を使用して行動した場合、優先権は非ターンプレイヤーに移ります。
非ターンプレイヤーは優先権を得た事により、ターンプレイヤーの行動に干渉する事が出来ます。非ターンプレイヤーが優先権によって行動した場合、優先権は再びターンプレイヤーに戻ります。
また、行動せずに優先権を放棄した場合にも、優先権が移動します。
全てのプレイヤーが連続して優先権を放棄した場合、そのフェイズを終了します。


コメント

 カードのプレイ、起動効果の使用、攻撃、ノードのセットといった各種の行動は、優先権を持つプレイヤーが、優先権を行使した上で初めて行えるという制約。
 基本的に優先権はターンプレイヤーが持っているが、優先権を行使した、または優先権を放棄した場合非ターンプレイヤーに優先権は移動する。
 このため相手ターンに干渉以外でカードのプレイや起動効果の使用できるのは、ターンプレイヤーが優先権を放棄した場合に限られる。

 例えば、ターンプレイヤーAのメインフェイズ中、Aが攻撃を宣言しキャラクターXをスリープ状態にした時、非ターンプレイヤーBが「攻撃の前に十六夜 咲夜/1弾をプレイし、(自動β)でXをスリープさせておきます。攻撃は出来ません」というプレイングは不適切である。
 ただし、アクティブフェイスメンテナンスフェイズドローフェイズの任意行動期間中にBが優先権を得るタイミングが存在するため、メインフェイズに入る前であれば「十六夜 咲夜/1弾をプレイし、(自動β)でXをスリープさせておきます。」というプレイングは適正である。

 したがって、ターンプレイヤーは各フェイズの移行を確定する前に非ターンプレイヤーが何か行うのかを確認するのが望ましい。
 なぜならば、非ターンプレイヤーが「○○フェイズで使いたいものがありますがいいですか?」と、先に宣言しておくようにした場合、ターンプレイヤーは「非ターンプレイヤーが何かしようとしている」と知った上で行動でき、有利になるからである。
 あくまでターンプレイヤーは、「非ターンプレイヤーが何をするのか、あるいは何もしないのかわからない状態」で、優先権を行使または放棄することを選ばなければならない。
 ただし大会などでは慣例として、その都度行動の有無を尋ねるのではなく「アクティブ(フェイズ)」「メンテナンス(フェイズ)」「ドロー(フェイズ)」という形で移行先のフェイズ名をコールする手法が推奨されている。

 なお、各フェイズは何も干渉が行われていない状態で全てのプレイヤーが優先権をパスすると終了し、次のフェイズへ移行する。よって「優先権をパスし、対戦相手が何もしなかったらカードを使う」というプレイングはできない。干渉についても同様である。
ただし、これらのゲーム進行は「全てのプレイヤーが連続して優先権を放棄した場合」にのみ行われるため、「Aが優先権放棄→Bは行使」だったり「Aが行使→Bは放棄」という展開であれば、ターン進行や解決開始とはならず、Aが優先権を得ることができる。
 ようするに、「Aが放棄→Bが放棄」または「Bが放棄→Aが放棄」となったとき、それらが行われると考えればよい。



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最終更新:2009年11月08日 08:50