《闇符「霧の倫敦人形」》
No.1302 Spell <
第十四弾>
NODE(5)/COST(1) 術者:アリス・マーガトロイド
効果範囲:目標を取らず、複数のカードに及ぶ効果
発動期間:瞬間
Xダメージを〔あなたの任意のキャラクター〕に割り振る。Xはあなたの場の「人形」を持つキャラクター全ての攻撃力の合計に等しい。
彼女が操る人形の連携から逃れる術は無い。
コメント
アリス・マーガトロイドの
スペルカード。
コストや効果だけを見るなら、簡易版
紅魔『スカーレットデビル』。
あちらが13ダメージ固定なのに対し、こちらは場の
人形の攻撃力の合計分。地味に人形の攻撃力を参照するカードは珍しい。
コストに至ってはあちらが術者必須クラスの重さなのに対し、こちらは術者を据えずに撃っても無視できるほどの軽さを誇る。
展開力にはそれなりの定評のある人形、しかも枚数ではなく攻撃力を変数にする訳だから、一見かなりのダメージが期待できると思うかも知れない。しかし、このカードを使いたい局面を少し想像してみると、人形では相討ちが取りにくいキャラクターが4,5枚並んでいる状態であることが多いはずだ。その局面においてこちらが求めるダメージ量を出せるほど人形を展開できているか、と考えると完全に信頼しきれるカードでもないということは分かるだろうか?
このカードは、スカーレットデビルのような「相手の攻勢で得たグレイズで大逆転を狙う」という使い方よりも、「相手の攻勢が始まる直前に撃って、相手の動きを数ターン止める」、「最後の詰めの前に膠着化した盤面を打開する」という使い方を意識していく方が効果的である。
似たようなカードでも運用方法が大きく違う好例である。
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最終更新:2013年09月16日 21:22