0002_第一話


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第一話

しばらくして、俺にもようやく状況が飲み込めてきた。

とんでもなく大変だったよ。

ベッドから動けないし。

基本盗み聞きなんだけど、赤ん坊だからなのか眠いのなんのって。

調査の結果どうやらここは、ハルケギニアのトリステイン王国っぽいことはなんとなく推測できた。

しかも、俺は完全無欠にどこをどう見ても平民なんだよなぁこれが。

おそらくゼロ魔……だよね?

しかし……、こんな理不尽あんまりじゃないか? 神様よ?

普通、こういう転生とかって、チートな能力があったりするもんじゃないのん?

もしくは、せめて貴族の生まれで現代知識使って内政したり。びっくり魔法使って、周囲をあっと言わせたりとか。

あるいは、出版とかどうよ? 

物語アレンジして書いてって……。

そんな金なんてあるわけねぇし。

しかも、よりにもよって貴族至上主義のトリステインとは……。あれ? どうしようもない?

……ふっふっふ。だが神よ、甘いぞ?

この程度の苦境、どうということはない!

変態を怒らせるとどうなるか教えてやらねばならないようだな!

いつの日か、この一般平民から成り上がり、見事幸せになってみせるさ! 

……いや、それだけじゃあ生ぬるいな。

どうせなら才人ではなく、この俺様が英雄として君臨するってのはどうだろう?

原作キャラは俺の嫁じゃ! ざまみろ才人め!みたいな? 

目標は高くってね!

妄想に浸っていたら、いつのまにか俺を巨大な影が見下ろしていたのだけれど。

……アー、ですからね? お母様? 

お願いですから、オムツを替える時は目線を逸らしていただけると……、アー。

おっきいほうとかマジで勘弁。



ぐぐぐ、屈辱!

こうなれば、活動開始は早いほうがいい!! 

首が据わったら、歩けるように特訓だ!

目指せ二足歩行!!

バブデシ! バブデシ!

誰も見てないところで特訓特訓!!

バブデシ! バブデシ!

捕まり立ちの次は腕立てでもするか!

バブデシ! バブデ……アー、体あがらね。
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