Quo Vadis

発火点 著者:真保祐一

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なんとなく手に取ってみた。
これは人を選びそうな小説である。
父親を父親の友人に殺された青年の話なのだが、事件当時と現在で時間軸が行ったり来たりするので、僕にはテンポが悪く感じた。
おいおい、そこで過去に戻るなよという感じだ。
あくまで主観の話だが、過去の話に魅力が無いからこう感じてしまったのだと思う。
現在の話は面白いのに……結果の分かってる過去は面白みに欠ける、なにかしら一味欲しかったな。

加えて主人公の精神が少し独特なのも、読み手を選びそうだ。
何度も何度も自分は『子供だ、甘えてる』と自分に言い聞かせているのだが、行動はちゃんとしてるところもあるし、そんなに甘えてるようには見えなかった。
何故か主人公だけが大人子供の曖昧さに固執してるイメージが強い。
主人公はかなり頭も回るようで、さらにそんな印象を強めてる。

誰かにオススメ!って感じの一冊では無いけれど、結構厚い本なので時間つぶしにはもってこいかも。
発火点をアマゾンでチェックする。
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