ロウヒーロー
彼は法の英雄、秩序の守り手。
ならば、彼がこの場にて成すのは支配だ。
法とは支配者の操りし者なのだから。
初めに出会いしは少女、そして青年。
裁きを下そうとするも、青年は命懸けで少女を逃した。
青年は自由そのもの、なれば彼の支配を受け入れるはずがなく。
次に出会いしは、英雄と狂女。
狂女に法が通じるはずもなく、彼の支配はまたも届かず。
そして悪法は英雄によって正される。
これは決して革命の物語ではなく、ただ支配者足らぬ者がいただけの話。
最終更新:2013年02月06日 20:08