【精霊との邂逅 刺客】


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

こちらスーパーコナミではチームを組んだ四人がそれぞれのデッキを確認していた。

「俺のは……どうやらカエルデッキのようだな」

「私のはゴズミック?聞いた事もないわ」

遊吉と莉江がデッキを一通り確認すると、莉江が困惑の表情を浮かべる。

「あたしはどうやらヴォルカニックとフレムベルのハイブリッドか~!面白そうだな!」

アンジーがやけにウキウキした表情でデッキを見ている。とそこで不意にアンジーの手が止まる。

「どうしたんですかアンジーさん?」

1枚のカードを手に取り凝視しているアンジーにりさが尋ねる。

「いやぁ、何か見たこともないモンスターがいたもんだから、つい見とれちまった」

ポリポリと後頭部を掻くアンジーの言葉に莉江は反応する。

「見たこともないカード?」

「ああ、シンクロモンスターで名前はえーと何々?【P-陽炎の朱雀】?」

アンジーがカードの名前を手にすると突然カードが輝きだした。

「!?」

「何だ!?」

「うおっ!?」

「これは!」


四人が驚くのと同時にカードの輝きが収まりアンジーの目の前には両腕に真紅の翼、体の至る箇所に風魔手裏剣を備え付けた太陽の光を湛える人型のモンスターがいた。

『参ったな。どうやら焔とはぐれたか』

「あ、あなたは……?」

りさは恐る恐る目の前にいるモンスターに尋ねる。


『俺か?俺は【P-陽炎の朱雀】だ』

「精霊……ではないわね」

莉江が朱雀の雰囲気から直感的に感じとる。

『確かに俺は精霊ではないが……説明するにはあいつがいないと無理かもな』

朱雀が腕組みをして考えていると遊吉がりさに尋ねる。

「そう言えばりさのデッキは?」

「あ、そうですね!えーと私のデッキは……」

りさは自分もとい他人のデッキの内容を確認すると眉をひそめる。

「BA(ブレイジング・アサルト)?聞いた事ないですね」

「どれどれ?」

アンジーがりさの隣に移動して手にしているデッキを覗き込む。

「ほぉー、炎属性と光属性を併せ持つのか!これも楽しそうだな!」

「楽しそうって……」

遊吉はアンジーの反応に苦笑する。

「あれ?これって」

りさが取り出したカードは【憑依装着-ライナ】と【憑依装着-ヒータ】のカードである。
すると再び朱雀と同じようにカードが輝きだした。

「また!?」


りさの声とカードの輝きが収まりのと同時に二人の少女が立っていた。


「ふぃー、ようやく出られたぜ!」

「あのまま出れなかったらどうしようかと思ったよ」

「あなた達も精霊かしら?」

莉江が二人の少女に問い掛けるとヒータは堂々と胸を張って、ライナは控え目に答える。

「おうよ!」

「はい」

「また見たこともないカードがあるぜ」

アンジーがエクストラデッキにある白と黒の2枚のカードを手に取るとまたもやカードが光る。

「って待て待て!どんだけ精霊持ってんだ!?このデッキの奴!?」

アンジーがツッコミを終えるのと同時に銀髪のファーのついた白いコートを着た青年と、オレンジ色の髪に山吹色と橙色の着物を着た女性が現れた。

「ふむ。勢櫻とはぐれたのは予想外だったな」

「仕方ありませんよ。それに私達も今までカードから出られませんでしたし」

「えと、あんた達も精霊か?」

「ええ」

「む。我の場合は精霊とはちと違うがな」

「ん?あんたらこのカードのイラストじゃドラゴンの姿になってるが?」

アンジーの手にしているカードには確かにドラゴンのイラストが描かれているが目の前の二人はどうみても人間の姿をしている。

「当たり前だ。これは仮の姿だ」

青年はそう言うと神々しい光を放つ純白のドラゴンに姿を変えた。

「因みに私も同じです」

女性も姿を朱雀と同じ太陽の光を放つドラゴンに姿を変える。

『自在に姿を変えられる精霊という訳か』

『そう言う事だ』

「取り敢えずこれで全員のデッキを確認したな?」

遊吉は場の収拾がつかなくなる前に取り敢えず全員に確認する。

が……

「こらー!!あたしを無視すんな~!!」

アンジーのデッキから怒鳴り声が聞こえた。

「あん?」

「え、今のって……ヒータ?」

「あ?何言ってんだよ?アタシはここに……」

『あー、すまん。恐らく俺の連れだ』

アンジーがデッキを取り出すと1枚のカードが光り、怒り狂う少女が現れた。

「あー、ようやく出られたぜ。危うく忘れ去られるところだった」

「あ、アタシィィィィ!?」

その場にヒータの絶叫が響く。






その一方、工場地帯で何やら不穏な動きがあった。

「おいおい!今回の獲物は殆どガキばっかりじゃねえか!」

工場の騒音に紛れて煙を燻らしながらD・パッドに映し出された映像を見ながら愚痴る声が響く。

「こんな連中に俺が出向けってのかよ!?全く面倒臭いぜ!あいつらも何考えてんだ!?」

口にくわえたタバコを掴み、空に向かって煙を吐き出す。

「だがいいか。俺達の目的に近付ければこんなガキ連中でも御の字だ」

声の主の視線は映し出された映像の1つに止まる。

「手始めに……こいつらか」

射抜くような視線は7人の男女が作戦を立てている映像を見据えていた。

(e-2 5:30)


【東野りさ@LIRE遊戯王】
〔参戦時間軸〕不明
〔状態〕突然の精霊の出現に困惑
〔デッキ〕BA(遊戯王Xs)
〔思考〕
・精霊がこんなに!?
・デッキ内容が良くわからない
・全員で脱出したい。


【後藤遊吉@~カード達に祝福を~】
〔参戦時間軸〕不明
〔状態〕精霊の出現で少し気分高揚
〔デッキ〕カエル(Gray foolishness)
〔思考〕
・精霊がこんなに!?
・ますます自分のデッキはどこに!?
・全員で脱出したい

【菜崎莉江@-night school-】
〔参戦時間軸〕本編以前
〔状態〕精霊の出現により少し疲労
〔デッキ〕ゴズミック(遊戯王-duel garden)
〔思考〕
・一気に疲れた感じ
・りさ達と一緒に行動する
・私のデッキはどこに?

【Austin Angelica@遊戯王championshipにっ!】
〔参戦時間軸〕SHADOW最終決戦前日
〔状態〕見たこともないカードに興味津々
〔デッキ〕ヴォルカニック+フレムベル(遊戯王PERSONA)
〔思考〕
・おいおい何だ!?面白そうじゃねえか!!
・彼氏を見つけないと!
・全員で脱出