神を薙払う者


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「……『このエリア内ではデュエルし頂点を競い合ってもらう。敗北したものは配布されたデッキとエントリカードを相手に譲渡する。すべてのエントリーカードを集めたものが優勝となる』」

 Dパッドに表示された文章を読みながら、白髪に朱い眼を持つ少年は小さくため息を吐いた。
 彼のため息は、草原の柔らかな風が奪い去っていく。

「……遊星さんに気晴らしに勧められたゲームがこんなことになるとはな」

 自身の正体が、精霊を心臓に組み込まれた『半人半獣』と知った遊真は、『不動 遊星』に勧められたゲームに参加していた。
 その最中、突如としてログアウトが不能になり今のようなメッセージが表示されたのである。

「…………」

 そして不可解な事に、デッキは遊真本来のものでなく、『ガスタ』というシリーズのデッキだった。

「……ギースもマッハも幽真も無しか……」

 それは遊真の心臓となっている【The God Sweeper】を召喚出来ない事を意味している。
 遊真は左胸に手を当て、空を見上げた。

「……俺は俺の満足のいくデュエルをするだけだ」

 そう、空に向かって呟くと草の絨毯を歩き出す。
 草原には目的不明な像が複数鎮座しており、その中のいくつかには見覚えがあった。

「これは……スターダスト……」

 遊真の尊敬するデュエリスト『不動 遊星』のエースであるドラゴンの像だ。
 それに見とれている内に、突如静寂を破る男の声が耳に飛び込んできた。

「……な、な、ななななな……なんじゃこりゃああああ!?」

 年は遊真とさほど変わらないであろう少年が、絶叫しながら像の影から飛び出して一目散に走り去っていったのである。
 方角的には市街地へ向かっているようだ。
 デュエルをするしないに関わらず、何か情報でも手に入れられれば……。

「……とりあえず、追って見るか」

 そう決めると、遊真の足は自然と市街地の方へと向かうのであった。

「……さあ、満足させてもらおうか」






{H-5―0:00}
【神薙 遊真@遊戯王GS】
[参戦時間軸]
対幽真戦直後。
[状態]戸惑いは無くはないが、鬼柳魂で開き直る。満足しまくってやるぜ!
【The God Sweeper】は移動せず、心臓に留まっている。
[デッキ]ガスタ。
[思考・状況]
1:満足する
2:奇声を上げる少年の追跡。
3:自身の精霊の捜索。
[備考]
遊真はブレイド、柚木の来訪は知らないです。



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