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【the seven order】プロローグ1」(2013/03/23 (土) 22:00:54) の最新版変更点

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蒸しかえるように暑い体育館の倉庫 用具に溜まった埃の臭いを覆うように、吐き気を催すような腐臭が漂っていた。 僕はその中で全身に汗を、この蒸し暑さとは違う理由で流している。 震える手で床に落ちた血塗れの携帯電話を拾い、ゆっくりと耳につける。 ひんやりと、僕の身体が血の冷たさを感じる 「何で…彼が?」 誰に繋がっているかもわからない携帯に、思わず呟いてしまう。 下を見ると、頭から血を流し冷たくなっている親友の姿が嫌でも目に入る。 少し沈黙が訪れ、次に聞こえてきたのは、 ボイスチェンジゃーで変えられた、不気味な声と、 僕を困惑させる言葉だった。 「…君は選ばれたんだ。」 「この学校にいる、600人の命を失いたくないなら」 「命令をこなしてもらうよ、ドッグ」 これは僕がこの高校に来る前、通っていた高校で起きた事件の話だ。 事故として取り扱われているが、これは事件なんだ。 多分、僕の人生の中で一番の、忘れられない出来事… これから起こるどんな出来事よりも、きっと強烈な体験… 誰にも言わなかった、僕だけの秘密… それを今から語っていこうと思う。 話す理由を今言ったら面白くなくなるから…最後に説明したい。 それでもよかったら、僕の話に付き合ってくれ。 アレは、夏の学校での出来事。 ちょうど、学園祭が行われたときだった…

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