Su-25UTG


ロシアの主力攻撃機として開発されたSu-25の艦載複座練習機バージョン。
ちなみに、UTGとはUchebno-Trenirovochnyi Gakovyi、艦上訓練用練習機の略である。
つまりSu-25UTGは完全な練習機であったが、本機はさらに兵装の搭載能力が付加されている。
これには、空母シベリアの対地・対艦攻撃力を補うだけでなく、新たに導入された消火用の装備を使用する狙いがある。
そのため厳密には「UTG」の部分は誤りであると言える。

Su-25は近接支援用の亜音速航空機であるために、主翼は直線翼に近く、前縁の後退角は19度、
後縁の後退角はつけられていない。主翼配置は肩翼でエンジンは主翼付け根にある。
操縦席はチタン合金で補強され、また、両エンジンの間にチタン板を入れて片方のエンジンが被弾しても
もう片方のエンジンが影響を受けないように改修した結果、重装甲による高い生存性を証明している。

本機は兵装の搭載能力を付加するにあたり、近代的な兵装を運用できるだけの改造も施されている。
また、グラスコックピット化や細部の空力特性の改善も行われている。

Su-25K


Su-25UTGとは別系統で開発されたSu-25の艦載単座型。
基本的には改造後のSu-25UTGと変わらないが、単座の分電子機器や燃料の搭載量が大きい。

仕様(陸上タイプのSu-25TMのもの。あくまで参考程度に。)

全長: 15.36 m
全幅: 14.36 m
全高: 4.80 m
翼面積: 33.70 m^2
空虚重量: 9,500 kg
運用時重量: 14,600 kg
エンジン:R-195 ×2
推力(A/B):44.13 kN ×2
最大離陸重量: 17,600 kg

性能

最大速度:950 km/h
航続距離:2,500 km
上昇率:58 m/s
最大運用高度:10,000 m
翼面荷重:584 kg/m^2

兵装

GSh-30-2 30mm機関砲×1 (250発)
500kg、250kg爆弾×8-10
Kh-25ML、Kh-29L、S-25L、R-60
GSh-23L 23mm連装機関砲ポッドSPPU-22

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最終更新:2012年12月18日 05:22
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