「おはよう、こなちゃん、眠そうだね」「ふぐう…頑張ったら死んでしまった…記憶が飛んでいる」こなたはダウンした。「こなた!!こなたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」かがみは大声で叫んだ。
「というような夢を見たんだけど」「…お前なあ…」
第三話「烈風の糸使い」
「こなたさん!!お願いです!!陸上部に入ってください!!」陸上部の先輩が土下座するほど、こなたは注目されている運動能力を持っている。「嫌だよ」「どうしてですか?そこまで運動能力があって何故入らないのですか私の聞く限り、どの部活も断っているらしいじゃないですか!!」「だって部活に入るとさ…ゴールデンタイムのアニメが見れないじゃん」「…」
「というわけで断れました」「なんという断り方だ!!しかし…この陸上部のキャプテンであるこの私○○からは…あれ?何で名前が伏せられているんだ?おれの名前は○○」「脇役だから伏せられているんじゃないですか?」「何という理由だ!!おれの存在意義はないのか?」「仕方ないぜ部長!!相手も相手だから」「みさお部員…んっ?何で貴様は名前が登場するんだ!!背景の癖して!!」部長○○はみさおに一気に近づき、肩をつかみがくがく振る。「美○かがみさんに言えってヴぁよ!!」「誰だよ!!」部長○○は頭を抱える。
倒して倒して日が暮れて…飯を食べりゃあ、倒して倒してまた日が上がる姉さん、姉さんどこいくの?私は、日本の始末部隊、泉こなたと申します「それで今回は…誰をやればいいんだい?」「そろそろ…国家予算がまずくなってきましたね。」「うむ…じゃあ…今回も誰か犯罪者を犠牲にして、そいつの盗んだ金で税金を補うか」
この国の借金は笑えない状況になっている。「今回はこの詐欺師を殺してもらおう…」被害額がだいたい2憶を突破している。もはや完全なる。プロフェッショナルな詐欺師である。2憶はいくら何でもないものの10%の2000万円くらいはあるだろう。電話を取り出し、始末部隊関東舞部隊につないだ「もしもし…泉ですけど?」「仕事ですよ、…今回はみさおさんと一緒に出陣してください」「パートナー指名、それも陸上部ということは、今回は本気で行けということですかい?」「…」「はい、成功報酬は標的の持っている全財産の10%です」「…大仕事っぽいね…」「確か、あなたの家の新聞は××警察新聞[警視庁発行ww]ですよね…確かその朝刊で詐欺師の指名手配表にとうとう被害額が2億を突破した人がいるじゃないですか」「この人ですか?標的は?」「そのとおりです、早速手配にかかってください」
こなたは電話を切り、みさおと電話をつないだ。「陸上部、陸上部!!」「何ですか?あ~これは隊長隊長!!」陸上部の兄が電話に出た。「おぉちびっ子か」「国の方が直接陸上部を指名して依頼を頼んできたよ」「ちびっ子…そろそろ私をみさきちと呼んでくれよ」「…表の世界で知り合ったらね…」「畜生、一応同じ学校通っているじゃないか」「表の世界では赤の他人ということにしているはずだよ?」「かたいなあああ…ちびっ子…」「ルールはルールだからね…でいつなら大丈夫そう?」「その依頼の期限は?」「一応無制限ってことにはなっているけど」「じゃあ…今日の深夜あたりに…茨城の某駅で集合な!!」「了解!!それでは私は今から寝るからイブニングコールを送りたまへ」「図々しい奴だな…」「じゃあお休み」「…もう寝やがった」
「…何故か朝になっていたんだけど…」「御免だってヴぁ、私も兄貴も寝過してしまっただけだってヴぁ」電話越しでみさおが必死に謝っている。「おっすこなた来たよ~」「あっ…かがみんが来たからこれで電話切るね」「なんだと!!うちの柊がちびっ子の家にだと!!みゅ~」つーつーつーつー「あっ!!あのちびっこ!!電話切りやがったな!!」「…詐欺師が総額二億も奪っていったらしいわよ、一般人をだまして」「そうだよね…正直あれってさ騙す方も騙す方だけど、騙される方も騙される方だよね」「…まあ…それくらい話術がウマいということよね」「じゃあ…口先の魔術師の○原 圭一君は詐欺師になる素質があるということだね」「…なぜ途中でそっち系の話になる」「まあまあいいじゃん…」こなたはそう言ってパソコンの電源をつける。「こなた…ところでいつ来る時も家族を見かけないけど」「お父さん、仕事で家にいないだけだよ」「そう?私、いつもいないタイミングでやってきているのね」こなたは両親がいないことを悟られないために…いろいろと陰で努力をしている。まあ…その努力を説明する意味はないけどね。「あんた、こういう新聞を読むのね」昨日、読んでいた××警察新聞を取り出し読み始めた。「…さすが××警察新聞…指名手配の現在金額が書かれているのね」かがみはさらに深く読む。「もし…始末部隊の関東部隊の隊長に関する情報を得て、それが逮捕につながれば千万か関東の始末部隊の隊長は日本の始末部隊で一番以外に動くと聞くからね」「そうだねえ、関東部の隊長は顔も全然割れないし日本警察も本気になっているんだよね」こなたはそう言って、お茶を取りに行った。「私の首にここまでかけられているとは…」慎重に行動をしないとならないなあ…こなたはそう思った。
「かがみ、お茶持ってきたよ」「おーありがとう」
かがみが帰ったあと。こなたは再び、みさおに電話をつなげる。「もしもし隊長のこなたです」「チビッ子オオオオオオオオ、うちの柊に手を出しやがって!!」「…所有権があんたにあるのかよ」「柊は私のだからな!!」「いいよ、私とかがみんは親友だからあんたのような百合百合にはならないと思うし私はリアルの同性愛にも興味はないし」「百合って…」「そんな事より始末部隊の仕事の話っだ…今日こそイブニングコールを送るってね」「…だから図々しいな…チビッ子…」「というかこの依頼は本来なら降りたかったんだよね…」「なら引き受けるなよ…」「私が下りると、政府が殺し屋を雇ってきそうで怖いんだよね」「あ~…」「というわけで風呂から上がったからもう寝るね…」「…だから図々しいってヴぁ」「グー…」「もう寝やがった」
そして約束の時間帯…「ぐーぐーぐー…」目覚まし時計が鳴る。こなたは時計を止めた。「やっぱり、陸上部は起きなかったか」こなたは受話器を取り出して、みさおの電話番号を入力する。「…すまんだってヴぁよ!!」「陸上部…かなり寝ぼけているな、大丈夫?」「…」
「ゆい姉さん、本当にこのホテル?」「うん…このホテルに詐欺師とその仲間がいるということらしいよ…ただ気をつけて…ここにいるということは、どこかで警察が張り込み捜査しているから」「…まあ…警察でそのような情報を得ることが出来るという事はそういうことになるよね」「で…私の勘ではあのホテルのあの部屋から監視をしている可能性が最も高いんだよね…昨日ずっと別の部屋を借りて電源を切って辺りの状況を探っていたんだけどね…」「…」「…この時間帯ならだれもいないから、唯一の風呂に入れる時間帯だな」詐欺師のリーダー格は、露天風呂に入った。そこには先客がいた一応、男性である。「こんばんわ」「先客がいましたか…」「いい湯ですよ…空の向こうもかなり美しいでしょうね…」「あの~思いっきり…曇りなんですけど…」「それでは見せてあげましょうか?早速」その男性は、その一言の後、持っていたピアノの糸の両端を引っ張る。「うぐぐぐぐぐぐぐっ…」次の瞬間、ピアノの糸が詐欺師のリーダー格を絞めた。「…苦しいか?そうだろうな?でもな?お前が傷つけた心の傷より軽いものだよ。」「あががががが…ぐっ…」リーダー格は顔を下げた。みさおの兄貴は、ゆっくりと近付き心臓が動いているかどうかを確認した。「人生何が起こるかわからないからな…勝ち続けの人生でも…殺されたらその場で終了だ」みさおの兄貴はピアノの糸を切って、リーダー格の頭を風呂の中に入れた。
そして…脱衣場に戻り服を着てその場を去る。
みさおは…廊下の曲がり角の非常口の階段で待機をしている…「ふう…退屈だぜ」一人の詐欺師を待っている。しかし…なかなか現れない「ふう…冷蔵庫販売(冷蔵庫の中にある飲み物を引き抜くと料金が加算される仕組み)がないのはきついな…」その一人の詐欺師がみさおの横を通り過ぎようとした時、みさおはその人の服を思いっきり引っ張り、その非常階段の元へと引っ張った。「なっ!!何者だ!!」「あなた如きに名乗る名前は無いんだってヴぁ」みさおは、口にくわえていたゴールテープを手に取り。それで相手を斬った。「がはっ…ぐほっ…ががががががが」みさおはさらに斬る。「あがっ…」そして、みさおはその人を階段から蹴り落とした。
「なかなか帰ってこないな…」「長風呂しているんじゃないか?この前の仕事は、大仕事だったそうだから」コンコンコンコン…「…この時間帯に何者だ?」「とりあえず…お前が行ってこい」詐欺師の一人がゆっくりと玄関に近づく。「何者だ!!」「俺だよ!!俺!!キーを忘れたんだ!!」間違いなく、メンバーの一人の声だった。「何だよ…忘れたのかよ」その一人は、扉を開いた。しかし、そこにいたのは。メンバーの一人ではなかった「なっ…何者だ…」青い髪の少女はすぐに首に向けて一撃を決めた。その人の首は折れた。「地獄からの使者だよ…長旅になるからそれなりに覚悟しな」「どうした?どうした?」もう一人のほうがやってきた。「うっ!!」最後の一人は…状況を理解する。「お前…始末部隊の人間か!!」「そうだよ、君を冥土を送りに来たんだ」「…いやだいやだいやだいやだ…こんなところで死にたくない!!」そう言って逃げ出した。「ちっ!!腰抜けタイプか!!」こなたはそのあとを追いかけるが少しだけ私のほうが速いがこのままだと逃げられるその時にゴールテープが横から飛んでくる。「陸上部!!」「まったく隊長と呼ばれているのに敵を逃してちゃあ、話しにならないじゃないか」ゴールテープは逃げた、最後の一人の体を縛る。「魔法みたいなゴールテープの使いだね…」こなたは、そう言い残して一気に敵の首を思いっきり敵の首を折った。「あががが…」呆気なくその場で倒れた…
こなたはそれを確認して、詐欺師たちの部屋に這いずりで入り金庫を調べた。「鍵をかけないとは無防備な!!」「でもまぁ…そのお陰で楽に奪って来いと言われた金庫の中のお金をすぐにとることが出来るけどね、こういう仕事のサクサク感は好きだぁ」「…でもやっぱり納得いかないな…こういう仕事の時は何か悪人っぽくて」「何を勘違いしているんだ…始末部隊は正義もくそもないよ」こなたはみさおに先に去るようにと指示を出し…金の計算をし始める。「とりあえず…わたしと陸上部は100万円ずつか」金庫の中には3千万円程度…こいつら遊びすぎているな、とこなたは考えたその時である。「うわああああああああ!!なんじゃこりゃああああああああああ!!」明らかに始末部隊のメンバーではない声…死体が見られてしまったな。一番まずいパターンである。何度も何度もこういう状況にはなったことがあるが、いつになっても慣れない。何より最悪なのは、張り込みしている警察官が向こうにいるという事だ。警察からそういう情報がすぐに行きわたり直接ホテルに入るだろう。何故かもうパトカーも来ている。
警察官が走る音が聞こえる。「この倒され方は…」「警部、間違いありませんね。始末部隊の隊長の殺し方です」「このホテルの入り口を完全に包囲せよ!!それと宿泊客には悪いが全員集めてくれ」「その中に宿泊客じゃない人がいればその人が始末部隊の人ということですね?」「その通りだ。まったく油断しやがったな…こんな所に死体を放置するなんて」こなたはその会話を聞き。(少し不味いな)と考えた逮捕する気満々ならば、絶対立入禁止区域も調べるだろう。しかし…五年もやっているので流石にこういう時の対策も構えている。「ゆい姉さん!!」こなたは持っている無線を取り出した。「こんなところで、ピンチになるなんてこなたもまだまだね、一分くらい待っていなさい…今の位置から万が一の時に用意していた位置に移動する時間は大体それくらいかかるから」「…一分か…長いね」「文句を言わない…もともとへまをしたこなたが悪いんだから」「はいはい」こなたは、自分の髪を結び、顔と髪を隠すようにタオルを巻いた。「…なあ…あの子供、明らかに怪しくないか?」「可笑しいですね、明らかに服装と顔を隠している時点ですごく怪しいですよ」元々、この顔隠しは元々目立つので…短時間専用である。逃げながら一分を待つ…「逃すな!!絶対捕まえろ!!捕まえたら、少なくとも昇進があるぞ!!」「…うおおおおお!!」警部は写真を撮りたかったが、顔が見えないので撮っても意味がない。そろそろ一分経つこなたは、窓の近くに辿り着いた。「くっくっく…追い詰めたぞ…」こなたは地上を確認する。階段を登って行ったので4階にいる。「さてと…その面を拝ませて貰おうか?」こなたは、横の窓を突き破り、外に出る。「なっ!?」そして、トラックが一台そこに乗せてあるマットにこなたは、無事着地した。「おい!!地上のやつらに伝えろ!!マットを乗せたトラックを追いかけろと!!」「はっはい!!」
「やっぱり…そう簡単には逃がしてくれないみたいだね…ゆい姉さん」「はいはい」ゆいは、顔を隠すものを付けて、拳銃を取り出した。運転は、こなたがトラックの後ろでゆいが追いかけてくる、パトカーに銃を構えている。
「こちら45号車、カーナンバー隠されていて不明、一味と思われるものがこちらに銃を構えています」「了解、気をつけろよ」「了解!!」
警察官も銃を構える。ゆいは、マットを立ててそれを盾に利用する。たまたまそこを走っていた、一般車に拳銃を撃つ。
「うっうわああああ!!」回転した一般車に連続でパトカーがぶつかり。全台追える状況ではなくなった。そして、数時間後…
「ふう…危なかった」トラックをどこかに捨ててその中に合った服に着替えたこなたはこう言った「こなた、はいコーヒー」「陸上部は?」「さっき帰ったとき誰にも見つからずに済んだらしいよ。」「とりあえず…こちらの被害は0か」「じゃあ…帰るか」ゆいが停めていた、車のエンジンを付けてミッドナイトの夜道を駆け抜けた。「手緩い奴らだ…ここまで捕まえるチャンスであったにもかかわらず逃してしまうとは!!」警視庁総官は結果報告の電話を投げ捨てた後に怒涛の声で言った。「仕方ありませんよ。関東の始末部隊は、他の地方の始末部隊よりも質がいいらしいので」副総官は、総官を落ち着かせようとしている。「それも一番経験が長い、隊長ですからね。余程のことがない限りどう足掻いても無理ですよ」副総官はコーヒーをいれて、総官の席に置く。「…まぁいい…とりあえずチビッ子というのは事実なんだな」「…それだけじゃあ、いくらなんでも捕まらないでしょう」総官は、少しだけコーヒーを飲む。「…まあ…いいだろう…そのうち捕まえてやる…」
こなたは学園に到着した。
「へええ…警察は、関東部隊の隊長を逃したんだね」「もうちょっとしっかりしていれば捕まると思ったんだけどね…」「それほど単純なものじゃないよ…それ位で捕まるならこの世の中誰も苦労しないよ」「まあ…それもそうだけどさ」こなたはおいしそうにチョココロネを食べる。
こなたはこういう時が一番好きである。みんなと平和そうに過ごすこの時が…この学園の生活を終えたあとどうしようかとも考えているくらい。
「お~い泉~ひとつ忘れていることがあるで~」「先生?」「…泉…今度世界史の追試や追試で赤点取っても陸上部入部を条件に助けてやるが…」「絶対に合格してやる…」「そういうと思ったわ…あのキャプテンお前に熱心すぎるでもっと大事なことがあるのにな」こなたは溜息をつく。
第四話に続く
キャラクター紹介日下部 みさおこなたと同じ高校の高校一年生陸上部に所属しており実力も先輩も一目している程始末部隊の中でも、かなりの実力、日本政府が真面目に依頼するときはこなたかみさおを指名するくらいである。殺し方はゴールテープに仕込んでいる。附子の毒を塗った刃で敵を斬っていく。ほぼ確実に一撃必殺の上、ゴールテープの動きはかなり独特なので、非常にかわしにくい。しかしこなたと隊長の座をかけて、ただのゴールテープで戦ったのだが何故か一度も当たらず勝てなかったまた、このゴールテープは人を捉えるのにもつかわれる。走って標的に近づき、すぐに倒しすぐにその場を去る「烈風の糸使い」と言われている
みさおの兄貴恋人がいるらしい。原作には登場しないキャラクター戦闘方法は基本的に仕掛けていた。糸の両端を引っ張り。窒息死させる
こなたの特殊技?
こなたは、基本的に格闘技や人の骨を折って殺すことが基本だが任務を成功しやすくするために、特殊道具を作っておいておく事がある。第二話の靴の仕込みがいい例である。また今回使った変声は、戦術を叩き込まれるときに取得した。ちなみに関東部隊でこの技を使えるのはこなたのみである。
次回予告
「ねえ…まつりお姉ちゃん…ここの妖怪ってどんなの?」「そうねえ…私も最近こういう仕事をしていないからわからないのよねえ…つかさ」「かがみお姉ちゃんは何でこういう事をしないのかな?」「霊力が弱いからよ、あなたがかがみの分の霊力を奪ったからそのお陰であなたは、柊家の中では一番の霊力の持ち主よ」「お姉ちゃんが奪ってくれればよかったのに」つかさとまつりは、不気味な気配を感じる山を登り始めた
次回始末部隊VS柊家の巫女達
SP1予告
「…豪華客船って何でこんなに居づらいんだろう」「仕方ないっすよ先輩!!普通こんな所に乗りませんから」「でも礼儀よく食えってのは難しいと思うぜ」「お姉ちゃんこれってどうやって食べるんだろう?」
「こなた、アメリカに行く」
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