◎辻垣内邸


智葉「だから何が不満なんだ」ハァ

京太郎「全てですよ!この状況の全てに不満しかないですよ!」


智葉 in 牌のおねえさん’s衣装&ツインテール&リボン&ノーメガネ&ノーサラシ  ドンッ!!  威・風・堂・々


智葉「どこから見てもお前の大好きな牌のおねえさんじゃないか」ヤレヤレ

京太郎「何ですかその『やれやれこれだから聞き分けのない子どもは』みたいな目は!」

智葉「やれやれこれだから聞き分けのない童貞は」

京太郎「聞き分けのない童貞て!!自分だって処女のくせに!」

智葉「処女言うな。そもそも処女は希少価値だが童貞は無価値だ」

京太郎「謝ってください!主に俺と俺の友人たちに謝ってください!」

智葉「友人が童貞だと安易にバラしてるお前も大概謝るべきだと思うが?」

京太郎「フッ…俺たちモテない男の友情は永遠なんです!大人になっても俺たちは今と変わらず遊ぶんです!
    今年のバレンタインだってお嬢以外から貰った一個だけで…」グスッ

智葉「泣くなみっともない。ちなみにお前の言う友達とは、うちにも来たことのある高久田とかいうアイツか?」

京太郎「別に誠だけじゃないですけど…よく覚えてましたね」

智葉「うちの稼業ことを知っいて、それでも物怖じせず入ってくるヤツは珍しいから…というのもあるが」

京太郎「?」

智葉「この間うち(臨海)の制服を着た女子と腕を組んで街を歩いているのを見かけたからな」

京太郎「…………………は?」

智葉「これぞ正しく、“一瞬よりも短い永遠”」フッ

京太郎「はやりんのセカンドシングルを汚さないでください!!」

智葉「~♪~♪」

京太郎「何か上手いのが腹立つな!!い、妹とか!妹とかかもしれないじゃないですか!!」

智葉「ほう…最近の兄妹は同い年で連れだってラブホテルに入っていくのが主流とは知らなんだな」

京太郎「………」

智葉「以下加減認めたらどうだ?聞き分けのない童貞よ。お前の友人は“モテない俺たち”というノリを楽しんでるだけで
   実際には年齢相応にヤルべきことをきちんとヤっているんだよ」スパッ

京太郎「………グッハァ!!!!」ドサッ

智葉「現実という負荷に耐えられず精神が崩壊したか…では今のうちに」カチャカチャ

京太郎「…って何やってるんですか!」

智葉「チッ…起きたか」

智葉「そもそもお前が他の女に鼻の下を伸ばしてるのが悪いんだ」

ドサドサドサッ

京太郎「あああああああ!!それは我が生涯の心の女神、はやりんの写真集にDVD!!」

智葉「…」カッチーーーーーーン

京太郎「さてはお嬢、俺の部屋を漁りましたね!ヒドイじゃないで…」

ドサッ

京太郎「!?お、お嬢?(お…押し倒された!?)」

智葉「…なあ京太郎。かつてのカワイイお前はどこに行ってしまったんだ?」

京太郎「ち、近いですお嬢!顔が近い!!(い、いろんなとこにやわらかい感触が…)」

智葉「いつも私の後をついて回っては若い衆たちを困らせてたな」

京太郎「そ、そうでしたかね?(なんかいい匂いする…安心できる匂いだ)」

智葉「『さとはおねえちゃんといっしょに寝る!』と言っては布団に潜り込み」

京太郎「ぐうっ」

智葉「ちなみに寝たフリをして顔を胸に押し付けてたのは気づいてたからな」

京太郎「あうっ」

智葉「寝るときだけじゃないよな。『おねえちゃん一緒にお風呂入ろ!』と風呂場にほぼ毎日突撃」

京太郎「はぐっ」

智葉「物心ついてからは、私が何も言わないのをいいことに、尻や胸、アソコをスキあらば凝視してただろ」

京太郎「えうっ」

智葉「お前が中学生に上がってもしばらくは一緒に入ってたよな。流石に友達にバレたら恥ずかしいからか、そのうちやめたが…」

京太郎「もう黒歴史の掘り起こしは勘弁してください!」

智葉「お前さえよければ私は今でも一緒に風呂に入っていいんだぞ?」ボソッ

京太郎「!?…いえ、それはいろいろとマズいので(俺の我慢がきかない的な意味で)」

智葉「フッ、まあ今日はこれくらいで許してやる」スッ

京太郎「…すみませんでした」

智葉(今日は…な。お前の最初の…私の最後のインハイが終わったら覚悟しておけよ)


カン! 

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最終更新:2018年05月02日 20:57