―昼下がりの部室―
スヤ…スヤ…ウトッ!
京(ん……あーいけね…いつの間にか寝ちゃってたか…)
京(ソファー座ってイヤホンで音楽聴いてたんだから…まあ眠くなって当然だけど…)フワァ
コトン
京(ん?右肩がなんか重……えっ?!)
スースー…
京(女の子?誰だ??見慣れない黒い制服着てるってことはウチの高校じゃないっぽいけど、なんでこんなところに?)
京(ポニテでメガネでかなりのおもち…そんな知り合いいたか?…でもなんか見覚えある気がする…誰だっけ?)
スー…
京(俺のイヤホン片方してる…俺が貸したのか。まだ寝てる?いやなんか起きてるような気もする…)
京(しかしこそばゆいなこの状況…でもそれでいてすごく落ち着く…)
ニコッ
京(あ……なんかこの子が愛おしく見えてきた……今告白したらOK貰える確信がある……)
『あ、あのさ○○。もし良かったら俺と付k……』
―――
京「…という夢を見たんすよ」
爽「うーわー」
揺「童貞かよ」
京「ど、ど、ど、ど、童貞ちゃうわ!」
誓「結局その知ってるかもしれない女子って誰だったのかしら?」
成「話を聴いてると中学の時のユキちゃんが近そうです!」
ユ「えっ」
爽「あー、私達が初めて会った頃のユキがそんな感じだったなー」
京「そうなんですか?」
揺「あの頃のユキは頼まれ事は断らず何でもやってたから。告白したら付き合えるんじゃないかって思うのもまぁ分かる」
京「へぇ~」
ユ「……」
誓「流石に今は違うと思うけどね」ハハッ…
成「えーユキちゃんは今でも素直ですよ?」ニコニコ
京(他意はないんだろうなぁ成香先輩…)
ユ「……試してみますか?」
全員「えっ?」
ユ「わたしで本当に告白したくなるか。試してみませんか?」
京「あのー…ユキさん?」
ユ「よろしくお願いしますね」ニコッ
京「は、はいっ!」
こんなんこのあと滅茶苦茶告白するしかないやんね!
カンッ!
最終更新:2018年04月30日 19:55