京太郎「新子さん?」
憧「ひゃう!? ……あ、え、えと、こないだの?」
京太郎「おう、和の友達で清澄の須賀だよ。こんにちわ」
憧「こ、こんにちわ」
京太郎「……あー、そう言えば男が苦手なんだっけ。見知った顔だからつい声をかけちゃったけど……ごめんな? 大した用事もないんだ」
憧「い、いえ。だ、大丈夫。須賀くん……は、どうしてここ、に?」
京太郎「あ、ああ、買い出しだよ。ほら」
憧「……すごい量の袋!? こんな量を一人で持つなんて」
京太郎「いやいや、このくらい軽い軽い」
憧「でも……」
京太郎「雑用みたいなもんだし、せめてこのくらいはやらんとな」
憧「……」
京太郎「それじゃ俺はこれで。……突然声掛けちゃって、ほんとごめんな?」
憧「あ、う、ううん? 気に、しないで?」
京太郎「熱中症には気を付けろよ。じゃあなー」
憧「あ、バイバイ……うう、私のバカ! せっかく会えたのにどもるとかもー! ありえないし!」
憧(でも……力持ちでカッコよかったな)
憧(一目惚れ、なんておかしいよね……けど、また逢いたいな……)
カン
最終更新:2018年04月29日 21:40