京太郎「霞さん、教えてくださいよ永水のこと」
霞「だめっ、小蒔ちゃんのことは裏切れないぃ」
京太郎「なら、やめちゃいますよ？」
霞「そ、そんな……」
京太郎「霞さんが話してくれないなら滝見さんに聞こうかな」
霞「やだ、やだ……教えるから、続きしてぇ……小蒔ちゃん、ごめんなさい」
憧「あっ、あっ、あっ、教えるから、全部言うから、玄も宥ねえも連れてくるからぁ」
京太郎「そんな簡単に裏切っちゃっていいの？ 男嫌いだったんだろ」
憧「だってこんなの知ったら、それに裏切りじゃない、皆にもこんないいこと教えるんだからっ」
京太郎「約束な、憧」
憧「うん、うんっ、だからもっと深くっ」
菫「馬鹿なのか君は？ 三連覇がかかってるんだぞ、そんなこと言うはず……」
京太郎「じゃあ体に聞きますよ」
菫「や、やめ……やめる、なあ、はふ、はっ」
京太郎「言いたくなるまで寸前で止めますからね」
菫「そんな、そんな……わ、私が話さなかったら他の部員にも、まさか……」
京太郎「まあ、そうなりますかね」
菫「こ、これはみ、皆を守るためなんだ。奥、奥ぅっ」
塞「ひどい奴だ、君は……私たちの夢が、こんな形で」
京太郎「じゃあ夢をとって今の幸せ捨てますか？」
塞「できないの、知ってるくせに……もういい、溺れさせてくれ。罪悪感も忘れるぐらいに」
京太郎「素直でいいですよ。終わった後も会いに来てくれていいんですからね」
ネリー「え、こんなにくれるの？」
京太郎「ああ、悪くない話だろ？」
ネリー「うーん、そうだねえ、そっちがスポンサーになってくれるなら、他で見せ場作っちゃえばどうとでも」
京太郎「もちろん他のスポンサーにも配慮するよ。善戦してくれればいい、他とは話ついてる」
ネリー「八百長なんてひどい話だねえ、本当に高校生？」
京太郎「ただの雑用さ」
ネリー「じゃ、この金額で」
爽「はっはっ、んんっ」
京太郎「そっちの目的はポストはやりんでしょ？ 別に勝ち負けでなく目立てばいいですよね、アイドルなんだから」
爽「そ、そう、だな、んく、はふ」
京太郎「ちゃんと副将のあの子を目立たせてあげますから、ね」
爽「ああ、ああっ、それでいい、いいっ」
京太郎「部長、ミッションコンプリートです！」
久「いやー、さすが私が仕込んだわけあるわね。刺されないように気を持たせ続けて貢がせる手練手管の方は？」
京太郎「そっちも並行中っす。でもいいんですかね、こんなの咲たちにばれたら」
久「その時は私の教えたやり方で丸め込みなさい」
京太郎「『どうしてもお前を勝たせたかったんだ、俺お前が好きだから……こんなことでしか力になれなくて軽蔑したろ？』ですっけ」
久「そうそう、憐れみを誘って雑用し続けた同情心をかって、麻雀教えなかった罪悪感を刺激して、最後に快感で落とす」
京太郎「全くもって悪女ですね、部長は。思い付きが悪魔的です」
久「皆のためと、他の美少女食べれるからって乗った誰かさんには言われたくないわね」
京太郎「雑用ばっかでご褒美ないんだから、たまにはいいじゃないですか」
久「まあねー。裏の優勝の立役者は間違いなくあなたよ須賀くん。私、やるからには勝つ主義なの」
京太郎「勝ち方を選ばなすぎな気がしますが、もう吹っ切れました。いい目も見せてくれるし、ここまで来たらついていきます部長！」
なお不正行為はばれかけたが、悟ったプロが男性に縁がなかったため簡単に騙され言いなりになったという裏話はまた別である
カン
最終更新：2018年04月26日 22:24
