憧「はー…」
京太郎「お、なんだお疲れか?主役さん」
憧「あ、京太郎…」
京太郎「ほれ、水。ジュースの方がよかったか?」
憧「ううん、ありがと…はふー」
京太郎「あらためて誕生日おめでとう、憧」
憧「…うん、ありがと」
京太郎「にしても盛り上がったなぁ、誕生日会…盛り上がってるって言う方が正しいか、今もだし」
憧「みんな揃ったのって久しぶりだもんね…」
京太郎「そうなぁ…さすがに騒ぎすぎと言うか帰るタイミング無くしちゃってると言うか」
憧「良いんじゃない、別に。皆このまま泊まっていったって」
京太郎「そんなもんかね」
憧「そーよ。主役が言うんだから間違いない!…さっきハルエ達が酔い混じりに皆の家に電話してたっぽいし」
京太郎「マジか…」
憧「…ね、京太郎。この後さ…部屋、行かない?」
京太郎「…憧のか?」
憧「う、うん…ほら、皆の前で祝ってもらったけど、恋人としても祝って欲しいし…その…もう一歩、先に進みたいっていうか…」
京太郎「…したいのか?」
憧「あ、あぅ…その、嫌なら」
京太郎「嫌じゃない。…もしもの時用に持ってた甲斐もあるしな」スッ
憧「そ、それって…」
京太郎「…憧。お前の部屋、行くぞ」グイッ
憧「ぁ…は、はい…」
――――
―――
――
晴絵「あ゛ー…床で寝たから身体いった…」
望「アンタすっかり酔い潰れてたもんねぇ」
晴絵「ぐぬぬ…しれっと部屋に帰って休みおって…何で私の分の布団無いのさ…」
望「仕方ないでしょ、他の子達寝かすのでいっぱいいっぱいだったんだし、大人なんだから我慢する」
晴絵「そりゃそうだけどさぁ…」
「あれ、二人とももう起きてたの?おはよー」
晴絵「ん、この声は憧か?おはよ…!?」
憧「?」ツヤツヤ
晴絵(コイツッ…!なんだこの輝きは…!?)
望(みんな固まって寝てる中別の場所から顔出して…しかもあの固まりの中に須賀くんがいなかった…ほほう、これはつまり)
憧「どしたの二人とも?変な顔して」ツヤツヤ
望「…ねえ憧、もしかしてアンタ『はいストーップ!』もがもご」
憧「???」ツヤツヤ
望(…何すんのさ晴絵)
晴絵(バカ!アンタバカ!見なさいあの顔!聞いたら絶対めんどくさいことになるわよあれ!)
望(えぇ?そうかなー…?)チラッ
憧「何?なんかついてる?」ツヤツヤ
望(そうかも…)
晴絵(でしょう!?だから絶対そういう話振っちゃ『朝だーーー!!』ヴェェェェェ!!??」ビクッ
穏乃「皆おっはよー!気持ちいい朝だね!」パタパタパタ
憧「んもー、相変わらずうるさいわねぇシズったら」ツヤツヤ
穏乃「いひひ、そんな褒められると照れる」
憧「褒めてないわよ、おばか」ツヤツヤ
穏乃「何さー、憧だって昔は…憧?」
憧「何?どうかした?」ツヤツヤ
穏乃「うーん…何かさ、今日の憧って」
晴絵「ばっ!?シズ、それストッ…!」
穏乃「キ ラ キ ラ し て る ね !」
晴絵「あ、ああ…」
憧「え、えへへ…わ、わかる?わかっちゃう…?えへ、えへへへへ…」ニヘラ
晴絵(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!)
望(あー、これはキッツい。独り身にクリティカルだ)
憧「えっとねぇ、恥ずかしいんだけど、その…京太郎とね…」
晴絵「…休む!私今日仕事休む!!やってられっか!!!」
望「まぁ、これはね…仕方ないかな、って…もう一回寝よ」
穏乃「えっ、なになに?どういうこと?」
―――この後、他のメンバーが起きてきた頃さらに高濃度なピンク色の空気が生産されて発生源以外全員参ってしまったのは別のお話。
カンッ
最終更新:2018年01月27日 20:55