咲「京ちゃん、オカルトが欲しいって言ってたよね?」
京太郎「ん? ああ、言ったなー。お前らに50連敗したとき捨て台詞的に」
咲「そんな京ちゃんのオカルトが、お姉ちゃんの手によって明らかになりました」
京太郎「ほほう、聞こうじゃないか」
咲「京ちゃんのオカルトは、『幼馴染の文学少女の好感度を稼ぐ』力です」(ニッコリ
京太郎「そーか、そーか」
咲「あれ? どうして携帯を手にするのかな?」
京太郎「あ、照さん? 俺と付き合って……」
咲「違うでしょ!? そこは私に告白するところでしょ!?」
京太郎「お前がアホな嘘つくからだ。ちなみに電話はかけてない」
咲「うぅ……」
京太郎「普通に付き合ってくれっていやいいのに、めんどくさいなこのお姫様は」
咲「だってぇ」
京太郎「ほら帰るぞ、喫茶店にでも行こうぜ」
咲「あの、この手は?」
京太郎「俺のオカルトは『幼馴染の文学少女の好感度を稼ぐ』んだろ?」
咲「……うんっ!」
その日、夕焼けに照らされた繋がる手と、ちょっとばかり赤い顔の男女が目撃されたとかなんとか
カン
照「私に電話したらOKだったのに……」(プクッ
最終更新:2017年10月20日 00:54