京太郎「よし、これくらいでいいかな。うぅ……さっぶ……」
豊音「京太郎くん、お疲れさまー!」
京太郎「姉帯さん」
豊音「ありがとね、ウチの雪かきまで手伝ってもらっちゃって」
京太郎「どういたしまして。姉帯さん一人じゃ大変でしょ? 家の人も、用事で今いないみたいですし」
豊音「そうなんだよ……そんな時にかぎって大雪で、ちょー困ってたんだ」
豊音「ささ、あったかいもの用意したから、入って入ってー」
京太郎「じゃあ、お言葉に甘えて」
豊音「腕によりをかけて作った料理だよー」ジャーン
京太郎「わぁ、すごい。レバニラに、アボカドの胡麻和え、それと……」
豊音「こっちは、にんにくとしょうがたっぷりのつくねのスープ、このオクラとなめこが入ったとろろはご飯にかけて食べてね」
京太郎「美味しそうですね。これは?」
豊音「牡蠣のバターソテーだよ。今が旬だから、ちょー美味しいよー」
京太郎「おおっ、もう我慢できません! いただきます!」
豊音「はい、召し上がれー。あぁ……あと、ね?」
京太郎「んぐ?」モッキュモッキュ
豊音「デ、デザートも、あるんだよ?」
京太郎「ほうなんでふか?」モッキュモッキュ
豊音「う、うん。だから……」
シュルシュル パサッ
豊音「ソレも、美味しく食べてもらえると、う、うれしいかなーって……」
京太郎「…………」
京太郎「ハフハフモグモグ!!」ガツガツ
豊音「京太郎くん!? そんなに急いで食べたら……」
京太郎「んぐっ!?」
豊音「ほらもう! これ飲んで!」
京太郎「す、すみませ……ごくっ」
グビグビ ダンッ
京太郎「まむしドリンクだこれ!」
豊音「ワン・モア!」
カン このあと滅茶苦茶除雪した
最終更新:2017年07月23日 09:37