「京ちゃーん」ギュー

「お、おい、どうしたんだよ、咲」

「えへへ。もうすぐ今年も終わるから最後のぎゅーってしたくて……ダメだった?」

「いや、別にいいけど……ちょっと恥ずい」

「そ、そうかな。……その今日はおばさんたちもいないからいいかなって……」

「……咲、大胆になったよな」

「恋すると女の子って変わるらしいよ」スリスリ

「まぁ、そんな咲も全然ウェルカムなんだけどさ」

「……? 京ちゃんなんで離れて……んっ」

「…………」

「…………っ、はぁ……ぁ」

「……新年、最初のキスいただき」

「も、もうっ。急すぎるよ!」

「嫌だったか?」

「嫌……じゃないけど」

「好きだよ、咲」ギュッ

「うん、私も。……大好きだよ」

「……咲」

「京ちゃん……」

腕の中にいる少女の瞳はトロリと垂れて待ち遠しそうにこちらを見つめている。

その距離はすぐになくなり、俺は柔らかな唇を重ね合わせた。


カンッ