じーっとオレを見つめる視線。

真っ直ぐで純粋な視線にオレは思わず目を逸らす。


京太郎「ダメじゃないですかセーラさん。セーラさんからしてくれるって約束ですよ?」


楽しそうに、そしてからかうように言いながら、京太郎はオレの顔を元に戻した。


セーラ「……どうしてもせなあかん?」

京太郎「んー……無理にとは言いませんが……」


口ではそう言いつつも、目は思っきし期待しとる。

でもきっと、ここでオレが本気で拒めば京太郎はこれ以上要求せんやろう。

大事にされとる。

そう実感し、心にくすぐったい何かがすーっと入り込んできて、満ち溢れるように注がれていく。

でもだからこそ、オレはここで勇気を出さんといかんな。


セーラ「……少し待ってや。もうちょっとだけ、準備させて」

京太郎「いいですよ。いくらでも待ちます」


優しく、ふんわりと。

まるで割れ物を扱うかのような手つきでオレをそっと抱き寄せながら京太郎はそう言った。

うん、大丈夫。

これで京太郎が喜んでくれるんやったら、少しの恥ずかしさなんて問題ない。

今でこそ京太郎はオレに愛を囁いてくれとるけども、オレの周りには魅力的なやつがぎょーさんおる。

おっぱい大きくて包容力があって、誰もが甘えたくなるような竜華。

儚げで、でもいつもどこか楽しそうで、ついつい守ってあげたくなってしまう怜。

他にも泉や船Qだって、オレにはない沢山の魅力がある。

そんな魅力に京太郎が靡いてしまうかも分からん。

だったら自分は今京太郎に出来ることをするしかない。

京太郎が喜んでくれる最大限のことを。


セーラ「京太郎。いくで」

京太郎「はい」


ぎゅっと京太郎のシャツを握りしめて京太郎を見据える。

目指すは唇。

ゆっくり、ゆっくりと標準を合わせ、オレはそっとオレのそれと重ね合わせた。


セーラ「んっ……」


何度もしているはずなのに、熱く情熱的な何かが流れ込んでくるこの感覚には未だに慣れない。

おまけに自分からするという気恥ずかしさも相まって体がおかしくなりそうだ。

でも、だけども。

京太郎の幸せそうな、愛おしいものを見るような目を見たらそんなことはどうでもよくなった。

あぁ、京太郎が喜んでくれとるって。

たったそれだけで、体の熱さはふわふわと体を包む温もりへと昇華した。


セーラ「……なぁ、もう1度やってもええか?」

京太郎「セーラさんさえよければ、何度でも」


そうしてまたゆっくりと啄むようにくっつけて、離して、くっつけて、離して。

しばらくそれを繰り返した後、満ち溢れていく幸せを逃したくないと、オレは京太郎の胸に顔を埋めた。

セーラ「京太郎、俺今幸せやで」

京太郎「俺もです」




竜華「なーなー。うちらこれいつまで見とったらええの?」

怜「そんなん知らんわ。あの2人が飽きるまでとちゃう?」

竜華「……そんな時来るんか?」

怜「こんやろ」

竜華「せやろなぁ……」

船Q「もうデータもいっぱいですしいい加減にしてほしいですわ……」

泉「あはは……うち最近あの2人のせいで甘いもん食べんくなったから、少し痩せちゃいましたよ……」


千里山は呆れながら見守ってくれそうだなって

カンッ