私が京太郎にいつもタコスをつくらせる理由、それは大して深いものではない。
まあ乙女なら誰でも考える心境だってことだじぇ。

考えてみて欲しい。
甲子園を目指す野球部男子が可愛くて気になる女の子の手料理をもらったらテンション上がるだろ?
間違いない、私もそうだ、誰でもそうだ。

そういうわけなので、私は自分の好物のタコスを京太郎に作らせてるんだじぇ。
気になる金髪のイケメンからタコスをもらえる特権、頑張る価値があるってもんだじょ。

しかも京太郎は毎日私のためにタコスの中身を変えてるんだ、すごいだろ?
こんなことされたら餌付けされるに決まってるんだじょ。

さらにさらに、京太郎は知り合いに頼んで私のためにタコスの作り方を習ったんだ。
これは『気になるあの人に少しでもおいしいお弁当を食べてもらいたい』という女子と同じ心境に京太郎もいるってことだ。

京太郎が私のことを愛してやまないのは状況的にだれが見ても明らかなんだじぇ!

優希「というわけで咲ちゃん、京太郎は私に譲れ、いいな?」

咲「何がというわけなのかな? 譲るわけないよ優希ちゃん
  私をいつも最初に見つけてくれるのは京ちゃんなんだよ、これは誰が見ても愛のなせる業だよね?」

和「どっちもどっちです……須賀くん、あっちの戯言は無視してネト麻しましょう後ろで教えてあげますから」


カン