智葉「……そうか、今日は七夕か」

智葉(今日組まれている試合を終えた帰り、私は街の雰囲気がいつもと違うことに気がついた……よく見れば、立ち並ぶ家には竹を飾っているところもある)

智葉「昔は願い事を短冊に書いて吊るしたりしたっけ……もう何年やってないだろう」

智葉(……)



マイドアリー

智葉(買ってしまった……笹)

智葉(もう夢は叶ったし、そういう年頃でもないような気もするが……)




京太郎「おかえりなさい、智葉さん」

智葉「あぁ、ただいま京太郎」ギュッ

智葉(あぁっ、堪らないな、帰宅を出迎えてくれる最愛の夫というのは)

智葉(特に最近は古参のプロたちに集中攻撃されるからより癒しが必要だ)

京太郎「今日は七夕ですから、ちらし寿司を作ってありますよ」

智葉「おお、それは楽しみだ」

ちらし寿司
色彩鮮やかなちらし寿司、京太郎の手作り
ピカピカのお米が眩しい

お味噌汁
赤味噌にダシが効いてる

七夕ゼリー
こちらも鮮やかな模様が見てて楽しい
市販品

サイダー

智葉「あははっ、子供のごちそうみたいだ」

京太郎「ご不満ですか?」

智葉「まさか。いただきます」パク

智葉(んっ、久しぶりに食べたけどやっぱり美味い)

智葉(このごちゃ混ぜの海鮮類が温かいご飯に絡んで……箸が止まらない)

智葉(おっと、わさびを忘れてたか……)ヒョイ

京太郎「……」チラッ

智葉(……)

智葉「どうしたんだ?珍しく食事に夢中じゃないようだが」

京太郎「いえ、智葉さんの買ってきた笹が気になって」

智葉「あぁ……」

智葉(そういえばスッカリ忘れてた……)

京太郎「何か、願い事でもあるんですか?」

智葉「ああ、違うんだ、なんとなーく買ってみただけ……」

智葉「……でも、そうだな、せっかくだから、あとで願い事を吊るしておくか」

京太郎「短冊は?」

智葉「あ……」

京太郎「ふふ、智葉さんらしいですね。じゃあ、あとで用意しましょう」

智葉「すまない……」パクパク



智葉(結婚して3年……か。子供が欲しい、と吊るしてみようかな)

オチはなくカン。