京太郎「淡、どうしてこんなことをしたんだ?」

俺は足に鎖がついたまま目の前で笑う少女に問いかける

淡「キョータローが私のものにならないからだよ
  何度繰り返してもキョータローはテルーや菫先輩と仲良くなって、亦野先輩と釣りに行って、尭深先輩とお茶を飲むの
  何度も何度も、私はキョータローが取られるたびに時を巻き戻してきた」

照さんは分かる、でも後の3人は誰だ? そもそも俺は淡とすら会ってまだ数日だぞ

淡「でも気付いたんだ、今この時なら京太郎を自分だけのものにできるって
  そう、最初から麻雀部になんか近づかなければいいの
  そうすればずっと二人で、一緒にいられるんだよ、キョータロー」

京太郎「何、言ってるんだ?」

淡「大丈夫、京太郎のために料理も覚えたし好物も知ってる、胸だって、これから成長するよ
  だからね、ここで暮らそう、誰にも見つからないように、ね」

淡は口元を半月状にゆがめて嗤う

淡「そう、この時間軸ではキョータローは誰にも渡さない、私のなんだ!」

なんでだ? 昨日まで淡はアホっぽく笑ってたのに、なんで急に今日になってこんなことに

淡「キョータローを手に入れるためには私は悪魔にだってなる、そうこれが愛だよ」

俺はこれからどうなるのか、希望を持てずにただただ淡を見つめていた


カン