最近は京ちゃんをつけ狙う虫達が周りを飛び回って五月蠅い
まあそうはいってもただ五月蠅いだけ、私と京ちゃんの間をどうにかできるわけじゃない

何しろ私たちは中学のときから大人の関係なんだ、夜を共にした回数なんて数えられない
私は京ちゃんを愛してるし京ちゃんも私を愛してくれてる

だからまあ、浮気の魔が差したって許してあげるんだ
私より京ちゃんの体を知ってる女なんていないんだから結局は私の元に戻ってくる
浮気は男の甲斐性って言うし、夜のスパイスになるんならいいよ

優希「咲ちゃん、私が京太郎にくっついても怒ったりしないんだな」

いつもみたいに京ちゃんにまとわりつく虫が何か言ってる、名前は……そう、片岡優希だったっけ?

咲「何度も言ってるけど、私と京ちゃんは優希ちゃんの思ってるような関係じゃないから」

そう、この虫の思っているような初心な関係はとっくの前に過ぎた
もっとドロドロに溶けあってお互いに離れられないんだから
抱きついたりハプニングで押し倒したりしたってそこに京ちゃんの感情がなきゃ無意味

優希「そうか、ならいいんだ、変なこと言って悪かったな咲ちゃん」

なんだか虫は機嫌よさそうに雀卓に向かう、まあどうでもいい
今読んでる本の方が大事、展開的にいいところだからね

和「須賀くん、どうしてそっちの牌を切ったんですか、牌効率を考えればこっちの方が断然有利ですよ」
京太郎「う、すまん」

おっぱいの大きい虫が京ちゃんを怒ってる、でも効率云々を突き詰めても勝てなきゃ意味ないよね
おっぱいは柔らかそうなのにどうして頭は固いんだろ?
あ、京ちゃんが横目でおっぱい見てる、仕方ないなあ
私にはない部分だから存分に触って感触堪能してもいいよ
どうせそんな頭だけの虫のテクじゃ今更満足できない

久「まあいいじゃない和、悪待ちになったんだから問題ないわよ」
京太郎「あ、あがった」

久「ね?」
和「結果論に過ぎません、いい待ちに取っておけば次の順でほら
  こっちの方が点数も高いし期待値が違うんです」

ずらされれば何の意味もないけどね
部長……本名なんだっけ?
まあとにかくおさげの虫の言う方が正しいんじゃないかな、最終的に勝てばいいんだから

久「ほら須賀くん、私直伝の悪待ちを教えてあげる」
京太郎「うす」

この虫も京ちゃんが好きなんだっけ?
手札が増えるのは悪くないよね、使いこなせればだけど
もっと真面目に見てれば京ちゃん専用の教え方に気づくんだからもう少し頑張ってほしいな
京ちゃんは勝手にチャンタ系を揃えちゃうんだよ
だからおっぱい虫の理論は論外だね、おさげ虫の方はまあ使えないでもない

久「さあ、須賀くんならこの状況で何切る?」
京太郎「こっちですかね」
久「私は断然こっちね、序盤の捨て牌のおかげで引っ掛けられるわ」
京太郎「性格悪い!」

まあおさげ虫はこの中では一番私に似てるのかな? 過程にとらわれすぎな気もするけど
この虫経験豊富なお姉さん演じて見せてるくせに変なところで初心だから経験ないんだろうね
京ちゃんがそういう生意気なのを組み敷いて屈服させてみたいって言うなら手伝ってあげてもいいかな

まこ「まあそろそろ休憩しんさい、ほれ」
京太郎「あざっす」

この虫は染谷……下の名前なんだっけ?
まあうん、いい人なんじゃない? でもそれだけだね
それと京ちゃんはそっちのメーカーじゃなくて別の方が好みなんだけど
あやっぱりちょっと顔しかめちゃった、もう口直ししてあげなきゃ


まあ麻雀部に敵はいない、京ちゃんをまともに見てないんだから当たり前
さてと昨日のご飯と今日のお昼から考えれば今京ちゃんが食べたいのはデミのオムライスだね
いつも通り作りに行って、そのまま夜を過ごそう

ん、何この雑誌?
あー、うっとうしい虫の顔見ちゃったよ、血縁上は姉だけど
私と京ちゃんの関係に嫉妬して散々口挟んできたからちょっとイラッとして叩きのめしたら東京に逃げたんだよね
おかげで京ちゃんのための姉妹丼プレイもご破算、メンタル弱過ぎでしょ
一応姉だから従っておけばおこぼれもらえたのに、馬鹿な虫だよね

え? あの実力でチャンピオンになれたの?
東京でよっぽど修業したのかな
あー、これはあれだね、力をつけて帰ってきて私を倒したら京ちゃんとハッピーエンドなんて甘い夢見てそう
京ちゃんをどう満足させるかに力を注げばいいのに本当にダメな虫だなあ

さてと、虫のことはもう考えるのやめて京ちゃんのこと考えよっと
そうだなあ、今日はオーソドックスに裸エプロンで夕食時から誘惑して甘々にいこうか
明日も明後日も、ずっと京ちゃんを満足させられるように私頑張るからね、京ちゃん


カン