久「中華でさぁ、よく出てくるスプーンみたいなのあるじゃない?陶器のやつ」

京太郎「ああ、レンゲの事ですか?」

久「あれってさぁ、正式名称『散り蓮華』って言うの知ってた?」

京太郎「へぇー…いや、初めて聞きましたね。よく知ってますねぇ」

久「読んでた小説にたまたま出てきてねー。何なのか気になってちょろっと調べたのよ」

京太郎「語源は…まぁ字面見れば大体わかりますかね」

久「ちょっと安易過ぎないかとは思うけどねー」

京太郎「世の中って大体そんなもんじゃないですか?」

久「それもそうだけどね。それ言っちゃったらおしまいっていうか」

京太郎「ところでレンゲって言えば蓮ですけど…まともに見たことないっすよね?」

久「そういえばないわね。根っこはよく見るんだけど」

京太郎「根っこ?」

久「知らない?ほら、蓮と根を続けて漢字で書いて」

京太郎「はい」キュッキュッ

久「読んでみて」

京太郎「蓮根…れんこん!?」

久「当たり前なようでぱっと連想できないでしょ。私も調べて初めてわかったもの」

京太郎「漢字を見れば確かにわかりますけど…いや、まさかれんこんだとは」

久「なんで『はすのね』とかにしなかったんでしょうね?れんこんのほうが言いやすいし良いけど」

京太郎「直接的なのは何かあれだったんじゃないですか?いやれんこんもれんこんで大分直接的ですけど」

久「れんこんれんこん言ってたら食べたくなってきたわね、れんこん」

京太郎「天ぷら?それともきんぴら?」

久「れんこんチップス」

京太郎「れんこんチップス!」

久「めちゃくちゃ美味しいのよね、あれ…あと根菜類の値段と味の比例関係はすごいわよね」

京太郎「芋とれんこんだけはお高いものを買っちゃいますね」

久「あー、焼き芋」

京太郎「七輪持ってないしそもそも手軽に使えないしで電子レンジとかで蒸かしが主流になりますけどね」

久「ほんとの焼き芋は屋台ぐらいかしら」

京太郎「蒸かしはじゃが派ですか?」

久「さつま派ね。じゃがは半分に切ってバターと一緒にアルミで包んでオーブンに」

京太郎「あ゛あ゛あ゛あ゛!!止めてくださいよ!ガチで腹減ってきたんですけど!」

久「フライドポテトでも食べに行く?」

京太郎「原材料がじゃがいもな事以外全然関係ないんですけど」

久「行かないの?」

京太郎「行きます」

カンッ